ちぇり!
悩み相談(丸井♀+赤也♀)
2011.11.30.Wed 00:09

「丸井先輩…、俺って福士君に愛されてるんスかね…?」

「……また何時ものノロケ?お前其れ始めっと1時間は確実に止まらないから、俺聞くの死ぬ程嫌なんだけど。」
「ひ、酷ぇ、先輩!そう言うのって普通、本人の居ない所で言うもんじゃないんスか?!」
「まあ、今回は悩み相談みたいだし?仕様がねーから付き合ってやんよ。」
「…丸井先輩って、見た目によらず凄く優しいですよね…」
「お前、其れ褒めてるつもり…?」
「当然でしょ!それより、質問に答えて下さいよ!!」
(コイツ、何事も真剣に言ってっから偶に面倒臭いんだよな…)
「…やっぱり、俺って愛されてないんスかね…」
「おいおい、未だ何も言ってねーだろ?!お前、本当に面通臭いな!」
「ほっ本当に、って何スか?!だって先輩、不機嫌な表情して無言で此方睨んでるから…!」
「え?ああ、悪い悪い。其れは無意識だったわ。」
(無意識って…更にタチ悪ぃんだけど……)
「まあ、第三者の俺から言わせてもらうとだな。お前、かなり愛されてると思うぜ。」
「えっ?何でです??」

「だって、お前ってかなり面倒臭ぇ奴じゃん?俺だったら1日中お前と2人きりとか絶対無理だもん!」
「先輩、俺の事本当は嫌いなんでしょ!さっきから相談に乗ってると見せ掛けて、ここぞとばかりに毒吐きまくってますよね?!」

「はは、嫌いだったら相談なんて乗らねえよ」
「うう…、其れはそうっスけど…」
「……なあ」
「はい?」
「明日デートでもすんの?」
「え?…まあ、はい。明日部活無いし、福士君家にでも泊まりに行こうかなーって。」
「ふうん。だったら、今日はもうさっさと帰ってやるんだな。」
「え?」

「さっきから、校門前で旦那様がずっと待ってんぞ」

「…へ?……って、本当だ!!ふ、福士君、何で態々…!」
「最近、大会前で部活みっちり有ったからな。あっちも楽しみにしてたんだろぃ。ほら、呆けてないで早く行ってやれよ。」
「ま、丸井先輩…!」
「あん?」
「…っ有難う御座いました!」
「おう、御礼はケーキで良いからな」
「はいっ!今度、絶対奢りますんで!それじゃあ、お疲れ様でした!!」
「お疲れー」

たたっ…

「…若いって良いよなー。なあ、仁王。」
「何じゃ。気付いとったんかい。」
「たりめーだろ。待たせて悪かったな。行くぞ。」
「はいはい。…お互い、お転婆なお姫様で大変じゃの。」
「あ?何か言ったか?」
「いんや、何も。ほら、ケーキ食うんじゃろ。」
「もち、仁王の奢りな」
「はいはい、りょーかい」





+++++
銀華って何処に在るのだっけ…。


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