自分は本当にいやないやなものだから、汚い機内になるべくの生きられる物を詰め込んで飛んでいる墜落間違い無しの飛行機のようなものだから、知れば知るほど嫌いになる教科書のようなものだから、できるなら、惜しまれるように死にたい。まだ好かれる内に死にたい。嫌われないうちに死にたい。ああ、いい人だったよね、好きだったな、惜しかったねって言われる内に死にたい。死んで残念だねって……悲しんでくれる人がいるあいだに……悲しいねって云われる内に死にたい。
うそつき
別に本当の自分がきれいなわけでもなんでもないくせに
うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい、ほんとは嫌なんだよ嫌いなのもっとちゃんと生きたいのもっともっともっと、うるさい。ささやきが。