話題:本当の自分
段々と、自分を見失いそうになるんです。
どれが本当なのか、悩んで泣くんです。
ひとの目には些細なことですぐ弱音を吐いてぐだぐだ足踏みをするひとか、何にも悩みなんてなく毎日色々なことを見過ごしながら歩くひとに見えていると思うんです。
実際、どっちも当たってると思う。
忍耐はない。
ひとの為に自分を曲げることが出来ない。
でも主張して嫌われるのは怖い。
何処かに潜む傲慢な自分が嫌い。
自分を偽るのが嫌い。
鬱で通院していたことや、バイなこと、ODしたことや、ほかにも色々。
全部自分だと思うから、大きな声で言うことじゃないのはわかってるけど、そんな話になったときにはぐらかしたり嘘吐いたりするのは嫌なの。
鬱は結局どうなったのかわからない。
段々学校の忙しさにかこつけて通院しなくなったから。
去年の夏、親戚間でゴタゴタがあってその衝撃なのかなんなのか3週間引き籠もった。
日常動作すら出来なくなってお風呂に入ることも食事することも困難になった。
正直記憶があやふやで、どこかが痛かったのか気力がなかったのかどう過ごしたのかなにを考えていたのかが全くわからない。
残暑の頃、お母さんがくぅを呼んでくぅがあたしを連れ出した。
なにを話したのか思い出せない。
ただ目が覚めたらくぅがいて、嘘だって思ったけど本当で、いつもと変わらないくぅを見て、なんだか涙がとまらなかった気がする。
あれから何度か躓いたけど遅刻常習じゃなくなった。
卒業も目処がついた。
未だに過呼吸になってしまうことはあるけど少し、コントロール出来るようになってきた。
治ったんだろうか。
そもそも本当に鬱だったのか。
日常生活って意外と大変みたい。
バイだって気づいたのは高2かな。
最近は意外といろんなひとが知っててくれてる。
すごく環境に恵まれてると思った。
カムして、否定や拒絶をされたことがない。
唯一親だけはFtXのひとと真剣にお付き合いしていると言ったときにわかってはくれたけど受け入れ難そうだった。
まぁ、娘が結婚や出産は出来なくていいっていきなり言い出せばそうなると思う。
でも拒絶はされなかったから、カナリいい方なのかな。
隠してるわけじゃないけどきっかけがなければわざわざ言わないから、知らないひとは当然いる。
友達にも顔見知りにも、勿論見ず知らずのひともセクシャルマイノリティのひとが身近にいるなんて思いもしないのかも。
そんなひとたちがセクマイのひとをなんとなく軽んじたように言うのは、正直とっても悲しくなる。
例えば背が高くてがっしりした体型のひとが好きなひとと小柄で華奢な体型のひとが好きなひとがいるように、男だけど男が好きなひとや女だけど女が好きなひとも少なからずいるの。
二次元はいいけど三次元は嫌だとか、フェムの女の子同士ならいいけど男同士は気持ち悪いとか。
感覚はこんな感じなんだろう程度にはわかると思う。
でも悲しくなる。
理解出来なくてもいいから、わざわざ批判したりからかったりしないで欲しい。
価値観を押し付けるのは嫌だけど、侮蔑される謂われはないと思うの。
ありのままでいたいだけなんだから。
あたしはね、本当はいろんなことに傷ついてるよ。
自分だけが特別傷ついてて可哀想とかじゃなくて、些細な言葉にみんなとおんなじように傷ついてるよってこと。
冗談とか、意外と受け流せないんだなぁ。
ひとの雰囲気を感じ取るのが苦手な分言葉を真摯に受け止めたり沢山想いを言葉にしようって思ってる。
なんか纏まんない。
あー、なんか、面倒って言われればそれまでだけどさ、流石にそろそろ悲しいんだ。
自分の立ち位置に疲れちゃった。
自分でその場所を選んだのにね。
笑ってくれるんならそれでいいかなって思って始めたらやっぱり大変な場所だった。
あたしって、なんなんだろ。
やっぱ自分が一番わかんないね。