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高校生島国その2

やっと書き終わったやったー!してたら何故か保存されてなくてその上日付が変わってたときの絶望感とは…


|・`;)遅くなってすみません


・お話の都合上、むしろ私の力不足で島国が同い年設定に…というか全員同級生になりましたすみませんすみませんすみませんorz
年下攻めのアーサーが良いんだ馬鹿野郎!本家様無視しやがって!!という方にはおすすめ出来ませんすみませんすみません(マッハ土下座

・すごく低品質

・日本語おかしい

・わけがわからないよ

・会話多くね?読みにくいわ

・なんとなく説明口調

・急いで書いた感がにじみ出ている



一応前回の続きなので前回忘れたって人はカテゴリ検索の創作とかってやつで見れます。


逃げるなら今ですよ
ε=ε=┏( ^O^)┛








創作と記事の境界線





―――――――――――――

 
あの他校生に会った日から数日後に同い年だと知った。
小柄だったから中学生だと思ってたことは内緒にしておこう。

どうやら編入試験のために来ていたらしい。
その帰りに会ったということか…


「なるほどな」


「あと特待生だって聞いたよ。お兄さんびっくりー」


何故こいつはうっとりしているのだろうか。非常に鬱陶しい。


「で、話はそれだけだな。早く出てけ髭野郎」

「ひどいっ!菊ちゃんのこと気になるって言うから教えてあげたのに!」

「なっ…べ、別に気になってなんかねーよ!お前が勝手に話したんだろ!仕事の邪魔だ無精髭!」

「これは無精髭じゃないの!オシャレなの!わかる!?」


「わかったわかった、いいから早く出ろ!」


友人とも言い難い仲のフランシスを生徒会室から廊下へ押し出す。
雑用中ほど放っておいてほしい時間は無い。


「ちょっとちょっと!お兄さん別に邪魔しに来たわけじゃないんだからね!」


追い出してからしっかりと鍵をかけた。廊下から何か叫んでるけど気にしない。
生徒会室の鍵は持っているので内側からかければ誰も入って来られない。


「ええええええ!?アーサーのケチ!友達いないくせにー!!」


「なっ…!友達いないとか余計なこと言うんじゃねえ!!」


長い廊下の奥にまで2人の声が響き渡った。
放課後の雑用時間のよくある風景だとかそうでないとか。


諦めたのか外が静かになった。やっと山積みの資料を片付けられる。

何故こんなにうちの学校の生徒会は雑用が…特に会長向けの仕事が多いのだろうかと何度思ったことか…


「まぁ、やりがいもあるけどな」


自分に言い聞かせるよう小さく呟いてから資料に目を通し始める。



おい誰だよ、資料にピザーラのチラシ混ぜた奴







腐れ縁のフランシスと某ピザ屋のチラシにすっかりやる気を削げられ、下校時刻になっても雑用が片付かなかった。残りは明日に回すしかなさそうだ。

生徒会室の戸締まりを済ませてから鍵を返すために職員室へ向かう。

ちょうど活動を終える部や同好会が多いため校内が賑わっていた。
友人と帰る生徒のが多いのかだいたいは集団でかたまっている。


ほとんど1人の時が多い自分にとっては羨ましく……ね、ねえよ


誰かと登下校を共にした記憶は無いに等しい。

なんとなく居心地が悪いので視線を移すと、この時間帯では珍しく1人で歩いている生徒がいた。

平均を下回る身長と特待生という覚えやすい特徴で誰だか特定できる。


「………………」


これは話しかけるべきだろうか…

こちらが覚えていたとしても向こうは覚えていない可能性がある。
だからといって無視するのも良い印象はない。

あれこれ考えているうちに相手も気付いたらしく、わずかに笑みを含ませて会釈をした。

どうやら覚えいる様子


「よ…よお、いま1人か?」

「はい、貴方もお1人ですか?」

「まあな…」


か、会話が続かない。


なんともいえない空気が2人の間を流れていた。
知り合って間もないから無理もない気がするが


「1人なら一緒に帰ってやってもいいぞ?」

「…え?」



な…何かまずかったのだろうか。

は?まずいのは俺の料理だって?そんなこと言ってる場合じゃねえから関係ねえから。
これは嫌って事なんじゃないのか…?


「別に無理して一緒に帰らなくてもい…」

「い、いえ!私でよければ…ご一緒させてください」


若干あわて気味で返事をした。

なんだか気を使わせてしまったようで逆に申しわけない。


「あの…カークランドさん」

「うおっ!?な、なんだ!?」

「早くカギを返却なさらないと先生方が帰ってしまいますよ?」

「あぁそうだったな!すぐ行ってくる」


この学校は生徒の部活動が終わるのと同時に帰宅する教師が多い。
鍵を返すのが遅くなると迷惑がかかるのだ。

菊をその場に残し、早足で職員室へ向かう。


「俺の名前、知っていたんだな…」





予想していた通り、教師の半数以上はすでに帰っていた。

めずらしく遅くまでやっていたなぁと担任が笑いながら鍵を受け取る。
やっと今日の仕事が終わった。

菊を待たせて5分も経っていない。けれど校内の生徒はだいぶ減っていた。
ぽつんと1人たたずむ背の低い彼に歩み寄る。


「悪い、待たせたな」

「いいえ。大丈夫ですよ」


相手の歩調に合わせて歩き出す。
ゆっくり歩いたのは久しぶりだ。心なしか、いつもと風景が違って見える。

いや風景ばかり見てたらせっかくの下校時間が重苦しいものになってしまう。なんとかそれは避けたい、俺は紳士だからな。


「お前の家ってどこらへんにあるんだ?」

「2つ隣の町で最寄り駅から歩いて20分ぐらいのところに住んでいます」

「へぇ…結構遠いな。」

「カークランドさんはどちらにお住まいですか?」

「俺は隣の町だ。もしかして、同じ電車通学か?」

「はい」


今まで菊らしき人物を見かけたことはなかった。

駅まで歩いている途中で住んでいる町の名前を聞いてみると、登校するときは同じく上り方面の電車に乗っていることが分かった。
乗る時間や車両が違うだけのようだ。


学校から駅は歩いて10分ぐらいの場所に位置している。
何気ない話をしているうちにすぐ着いた。


「本田も下り方面の電車だよな?」

「はい、そうですよ」

「こ……これからも一緒に帰ってやっても良いぞ。同じ方向だし、どうせ1人だろ?」

「そうですが…私でよろしいのですか?」

「別に構わねえよ。何かあったときに都合が良いしな」


そう言いながら改札を抜けた。

駅のホーム内に注意を促すアナウンスが響き渡る。間もなく電車が到着する時間だ。


よく考えてみれば電車通学になってから誰かと一緒に帰るのは初めてだ。
いかに自分が友達とよべる存在が少ないか実感した。
彼と仲良くなれば晴れて1人ぼっちを卒業できる。


「……………」


本当にそれだけだろうか?


何故か惹かれる。

菊に初めて会った日にもそう感じた。


「なぁ、本田」

「はい…?」

「俺と友達になってくれないか?」



そう言ったのと同時に電車の扉が開いた。









※追記は言い訳と補足です
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高校生島国その1

※くどい前書き

|・ω・`)主観ころころ変わるよ←書いてるうちにいつの間にか変わってる。読みづらいお。あと日本語がおかしい長文

|ω・`)でかい独り言だなーて突っ込みは昭和生まれの方まででお願いします。それか妖精さんと会話中

|・`)時の流れは早いものだ。読めば分かる

キャラ崩壊でしょうか?
いいえ、島国です。







注意書きと本編の境界線


―――――――――――――




「ったく…雑用ばっか押し付けやがって」


明らかに一人で運ぶには多すぎる量のノートを抱えて職員室に入る。
窓側の前から二番目の机、担任に言われたとおりの場所にその大量のノートを置いた。
重みから解放されて一つため息をおとす。

ふと時計に目をやると昼休みもあと数分しか残っていなかった。


「水やり、放課後にやるしかねえな」


職員室を後にして廊下を歩いていると、この町では見かけない制服の生徒と女性教師が会話をしているのが見えた。
遊びに来たか見学にきた中学生かと思い、気にとめずに2人の横を通り過ぎて教室に向かう





午後の授業が終わったころ、生徒達は部活動へと散らばっていく。生徒会の仕事がある身としては少しだけ羨ましく思うときもあった。

本当だったら今ごろ家庭部で腕前を発揮していたはず。

料理得意だしな。みんな泣きながら食ってくれるし。家庭部が一番自分に合ってると思う。

入学したばかりの時はすべてが新鮮だった。

中学では帰宅部だったので高校くらいは何かやろうかと思った矢先、アルフレッドやらフランシスを含めた3人組やらに推薦されて就きたくもない生徒会長の座に就くことになった。

生徒会の仕事は多忙のため部活との両立は不可能だ。

あいつら絶対裏で組んでたな。俺に恨みでもあんのか?中学の頃はよく飯食わしてやったじゃねえか。


この学校の場合、生徒会長は意欲のある者や周囲から信頼のある者なら学年を問わず会長になれる。
希望者が多ければもちろん選挙になったが、意欲がないのか立候補する者がいなかった。

そのため圧倒的な支持があったアーサーはすぐに会長の座に就くことができた。圧倒的な支持と言っても例の奴らの所為だったりするのはひとまず置いておこうか。

なにはともあれ任されたからには最後までやり遂げるつもりだ。

今日も放課後は大量の仕事が待っている。大変だが結構やりがいを感じていた。


「その前に中庭か…」


例の雑用のせいで水あげができなかったのだ。

旧校舎の裏側には少し大きめの中庭がある。
そこはベンチが置かれていて、生徒達が憩いの場として利用できるようになっていた。

しかし、旧校舎の裏側に位置するだけあって中庭の存在を知る生徒はほとんどいない。
もちろん中庭の植物は放置され、草も伸び放題だ。

どうせ誰も使わないし、文句も言わない。
少しくらいなら世話をしてもいいかと思って植えてあった薔薇の枝を揃えたり、花壇の植物へ水をあげたりして中庭を手入れしていた。

そうしているうちに中庭は見違えるほど美しくなったが、人が来るようなことは無かった。

かろうじて妖精がちらほらと……は?幻覚じゃねえよ。


始めて来たときより綺麗になった中庭に向かうと、珍しいことに生徒らしき人物が立っていた。

この近辺では見かけない制服と小柄な体型、どこかで見たような姿…


「ああ、昼休みに見かけた奴か」


スクールバックと茶封筒を持って周囲を見回している。

どう見ても中庭を眺めている様子ではなかった。


「おい、何かあったのか?」


優しく声をかけたつもりなのに、驚いたのかびくっと体を震わせてからこちらを向いた。


「い、いえ…少し迷っていただけです」


消え入りそうなか細い声だった。


「そうか。出口が分からないんだろ?」

「は…はい、初めて来たので」


全く目を合わせようとしない。
ただの恥ずかしがり屋か?

度が弱そうな銀縁の眼鏡の奥には虚ろな黒い瞳が隠れていた。


「この学校は広いからな、仕方ねえよ。ここからまっすぐ歩いていけば出口に行けるぞ」

「そうですか、わかりました。ありがとうございます」


少しだけ安心したような笑みを浮かべて会釈をした。


無表情な奴かと思っていたが、少しは笑ったりもするようだな。


「では、私はこれで失礼しますね」

「あ…待てよ、この学校には初めて来たんだよな?」

「初めてですが…」

「お前鈍くさそうだし、出口まで案内してやる」

「そんな、ご迷惑はかけられませんし…」

「別に構わねえよ。いいからついて来い」

「は…はぁ…」



端からみれば強引だったかもしれない。

何となく…放っておけなかった。


銀縁の眼鏡の奥を見た時、彼には自分と同じものを持っている気がした。
だから少しの間だけでも傍にいたい。


そんなことを他人に対して感じたのは初めてだった。
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