話題:ひとりごと





あなたは男女を問わず人と出逢ったらどこを先ず見ますか?


顔。
首筋。
脚。
足首。
お尻。
胸元。
唇・・?
 

すれ違いざまに「あっ!」と思わず振り返ってみた経験はないですか?

それはあまりにも美しい人であったり、ほのかに香る香水の甘さに惹かれてだったり、初恋の人に似ていたからだったり。。
いろいろあるとは思いますが。


そして去っていく背中に前からでは伺い知れないその人の人生に思いを馳せてしまった経験はありませんか?


人の姿、前から見える容姿は繕(つくろ)えるものがあります。

それは化粧だったり、服装という覆いによって作り出されるものですが。。。

しかし、背中は繕(つくろ)えないものをかもしだします。


「じゃあね!」と言って陽気に去って行く人の後ろ姿を何気なく見て、はっとすることがあります。

後ろ姿に隠しようのないその人のさみしさが出ているのを発見してしまう時です。

また逆に、恋している人の後ろ姿は背中までが「笑っている」ように見える時もあります。

それは、全身が恋の喜びに満ちあふれているのがわかるからです。



背中とは見えない「心」の在処(ありか)を背負っているものかもしれませんね?




私は、男の人の大きな背中を見るのが好きです。

大きな安心がそこに宿っているような気がして....
思わず頬を寄せてみたくなることもありました。


「いってらっしゃ〜い」と言って見送られる父の後ろ姿は玄関に並ぶ家族の信頼を背負って頼もしく「かっこいい男」の背中だったように思います。


そんなかっこよかった父の背中に...
先日、着替えをしていた時...老い?のシミ?みたいなものを発見しました。

昔は、あんなに頼もしく思えてた父の背中が、少し曲がっているようにも感じました。

それを見て、少し背中が悲しく思えてきました。 


膝を交えて語り合うことは、そんなになかった父と娘の間柄でしたが。。。 

そんな背中が、この歳になって私に哀愁を伝えてくるなんて、思ってもなかったです。





人の背にひそむ「見えない心の在処(ありか)」。。。


それは、寛くて大きな背中にも在ります。



ある日、そっとあなたの背に頬を寄せてそのぬくもりを感じようとする人がいたならば、あなたの背中に何を感じ取るでしょうか?

いつかそっと聞いてみて下さい。
m(__)m









おやすみなさい☆