ゆうこ今日はダラダラしようと思ったんだけど、半分くらいダラダラしたら夫が二度寝始めたんで、いつもの休日のようにバスでお出かけした。

図書館。

それで、大好きな酒井順子さんの本を借りてきて読んでたの。
それで、ついつい違うところに思考が行っちゃうんだけど、この人の本が面白いのは細かいからだなって思った。
私は宮尾登美子さん大好きなんだけど、あの人の文章ほど細かいのは見たことない。
そのくらい細かい。
それが、なんともクセになるわけなんですが。

本を読もうとする時、ふた通りの思考があるよね。

「なんかぁ、あまり頭使わないでサラッとよみたいよね」
という人と
「本の世界にどっぷり浸かりたい。活字の中にずっと漂いたい。出来れば読み終えたくない」
という人。

これは、ゆうこの個人的な意見ですが、ゆうこの場合、高校野球を見る時の気持ちに似ています。

‥‥今年は甲子園大会はありませんが。

なんか、サラッと観たいよね。
と思いつつ見始めて、サラッとどころか血圧上昇心拍数上昇。
手に汗握り、もういっそのこと見ない!見てられない!と、TVを消したり、またすぐ点けたり。

( ̄∇ ̄)

本を読もうとする人は、たぶん時間を持て余している‥‥というのは乱暴な推理ですが、ある程度没頭させて欲しいと願っている人が多いのではないでしょうか。

もちろん「頭が疲れたくないから、疲れない本を読みたい」という方々も大勢いらっしゃる。
私もそうです。
コンビニで売ってる単行本などは、まさしくそういったニーズに応えたラインナップと言えるでしょう。

しかし、活字大好きな人間は、どうしようもなく本の世界に入りたい時があるんですね。
そんな時、細かい細かいこまかいコマカイ文章を丁寧に読んでいくのは、なんとも言いようのない恍惚ともとれるべき快感があるのでした。

本当です。

ゆうこ以外にも絶対そういう方は大勢いらっしゃる。
でなかったら、わざわざ1ミリくらいの文字を、老眼で読みにくい中高年のオバ様たちが必死に追うはずがない。

本を読む人は基本的にヒマなのです。

これも、乱暴すぎるか。
すいません。

でも、暇が無かったら無理でしょう。
忙しい現代人は、暇と言っても5分かもしれない。
10分かもしれない。
30分かもしれないのですが。

酒井順子さんの本の細かさに、何十年も読み続けて初めて気づきました。
そして、私はコマカイ本が好きだということにも。

ところで今日は暑かったですね。
猛暑日でした。
ヨカッタ。冷夏はやってきませんでした。
明日も明後日も暑そうです。
大変だ。
でもがんばろう。日本の夏はこんななのです。
もう仕方がない。

ゆうこはあと2日でお盆の9連休に入ります。

明日と明後日、全力で行きます。
ファイト!