話題:別れ
彼と電話をして、話した。
私が本当に話したかったこと。
私にはずっと考えていたことがある。
「今、寂しいのを我慢すれば、また一緒になれるから。純の体が元気になったら、俺が車を買ったら、また純の住みたい街で一緒に暮らそう。車買ったらすぐに行くから」
彼の言葉を実現したい。
でも彼はきっと、地元にいたほうがいい。
だから、私が彼の元へいく。
私の誕生日を忘れていたあのときから、彼にとって仕事が大切なものだとわかってた。
彼はきっと、私と暮らすためだけに働いているのではない。
だったら、私が彼の元へいって、彼の生活を支えたい。
ご飯を作りたい。
洗濯をしたい。
掃除をしたい。
お風呂を沸かしたい。
一番近くで応援したい。
一緒に暮らしていなくてもいいから、
そばにいたい。
彼と一緒に生きていきたい。
たくさん約束をした。
旅行にいこう、指輪を買おう、プラネタリウムを見よう、和食食べにいこう、カラオケにいこう、今年のクリスマスは一緒にすごそう、一緒に手巻き寿司をしよう、新しいマフラーを編んであげよう、来年は一緒に初詣しよう、いつか猫を飼おう、ずっと一緒にいよう、歳をとったら縁側で二人でまったりしよう、
いつかきっと、一緒になろう。
大事に、します。
守りきれないくらい約束した。
何年かかってもいい、一つずつでいいから、叶えていきたい。
一度に全部諦めるのは、つらい。
別れたくないです。
そばにいさせてください。
彼は、「何も言えないな」と言った。
彼「別に別れても、ご飯いくとかはできるじゃん?こっちにくるなとは言わないけど…距離は置こう?」
純「別れるのは嫌…関係は切らないでほしい」
彼「それもおかしい話だな」
純「…別れたら、会う理由を作ってくれない」
彼「よくわからんな」
このままだと、永遠の別れになる。
そんな気がする。
彼「ちょっと考えるわ…また近いうち連絡する」
純「お願いします」
そんな形でした。
つづきます。