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知らなかった路地裏の温度は


>SCENE:masukou

走る。

走る走る走る。

とにかく、走る。

他人のものを盗むなんて初めてだった。
前も後ろも分からない世界なんて初めてだった。
温もりを感じない世界なんて初めてだった。

一人ぼっちなのも初めてだった。

迫る足音から逃げるように、暗い道に飛び込んだ。

「わっ!?」

ガッシャーン!と、瓦礫の山が崩れる。
思わず顔面から地面にダイブする。
足音の主が驚いている隙に立ち上がり、じめじめとした路地裏の奥へと、走った。

§

「…ハァ、ハァ…」

何回角を曲がっただろうか。
足音が聞こえなくなったところで、彼、こと増こうはへたん、と腰を落とした。

「こっこっ、怖かったぁぁぁ…!」

尻尾をくるりと丸め、増こうは手の中の魚を見つめた。

何を隠そう、彼は野良猫である。
ただの野良ではない。捨てられた元飼い猫、捨て猫なのだ。
飼い主の元を離れ、もう三日。
流石に水だけでは空腹は満たせない。何か食糧が必要だった。

そこでたまたま、道端に置かれたスーパー袋が目に入った。

中から覗いていたのは、新鮮な鰺。
近づいても、スーパー袋の持ち主であろう人間は、おしゃべりに夢中で気づかない。

良心と空腹感。

買ったのは空腹感だった。

こっそりと鰺をくわえると、その場を一目散に駆け出した。


「そして今に至る…か」

我ながらよくやった、と増こうは溜息をつく。
ぐぅ。
ほっとしたついでに、腹の虫も鳴き出す。

「…食べるか…」

魚にかぶりつこうとして、一瞬思い止まる。

「…ん?魚ってどう食べるんだ?」

生まれてこのかた、切り身の魚しか食べてこなかった。
ご主人が魚を捌くところは見たことがある。

(確か、骨が刺さると痛いんだよな…)

んー、と考え込み、魚を口から離した。

「…おい、兄ちゃん」

「!!」

突然声をかけられ、尾をピクンと立てる。
声のした方を振り向くと、いかにも柄の悪そうな斑の雑種猫が一匹。

「いい魚持ってんじゃん?」

ガタガタ、と他の物陰からも二匹、三匹と体格のいい不良猫が姿を現す。
吊り上がった目つきに、増こうはまた尻尾を丸める。

「な、なんの用だよ?!」

増こうは震える声で尋ねる。
すると、不良猫のリーダーらしき灰猫が、一歩前に出る。

「ヒヒッ、その魚、俺らにくれよぉ〜?」

下品な笑い声を上げる不良猫の言葉に、増こうは魚を押さえる。

「や、やだよ!久しぶりのご飯なのに!」
「久しぶりの、ねぇ〜?」

ケケケッ、と不良猫は笑う。

「俺らだって飯なんて食ってないぜ〜」
「腹減った!腹減った!」
「そ、そうなの?」

怖ず怖ずと増こうは言う。

「じゃ、じゃあさ、仲良く分けよう?ね?」
「仲良くゥ〜?ヒャハハ、傑作だぜ!」

あのなぁ、と不良猫は意地悪く笑う。

「ここは俺らの領地(テリトリー)なんだぜェ?」
「よそ者は通行料がいるんだよ、ヒヒッ!」
「痛い目に遭いたくなきゃあ、飯を置いてくんだなぁ!」
「置いてけ!置いてけ!」

じり、と不良猫達は増こうに一歩近づく。

「あ、ぅ…」

魚をとり、増こうも一歩下がる。
じりじりと迫る相手に気圧され下がるうちに、

トン

「…!」

壁にまで追い詰められてしまった。

「ヒヒッ、おーい、もう逃げ場はねぇぜ?」
「ケケケケケッ!」

動けない増こうに、猫たちは近づいていく。
一歩。また一歩。
もうその爪が、増こうに届くかという距離に近づいた。

ときだった。

「……おい」

カラン、カラカラカラ。
空き缶が、音を立てて転がる。

「…?!」

壁近くの廃材の山から、むくりと起き上がる黒い影。

「うるせーぞ、餓鬼共」

左目に、大きく入った傷痕。
細く切れ長の、鋭い眼光。
ぴんと立った、狼のような耳。

「…ヒッ!」
「…おー?なーんだ、一匹狼じゃねーか?」

その犬は、増こうを一瞥し、そして不良猫達を睨みつける。

「…一対多勢、ってのはあんまりじゃあないか?」
「ケケケケケッ、それが自然の摂理だろーが、MASUDAさんよぉ?」
「弱肉強食、弱肉強食!」

猫達の言葉に、MASUDAは一歩前に出る。

「…あの、」

増こうはその背に小さく呼び掛ける。
MASUDAと呼ばれた犬は、振り向き答えた。

「下がってろ、助太刀してやる」



―――――――



…何やってんだ俺←
とりあえず決定事項。
増こう→アメリカンショートヘア、でも垂れ耳だからスコティッシュフォールドにも見える
MASUDA→雑種。自分でもよく分からない

意外と書いてて面白いんだが…!

うへへー

支部のぴく/トレ企画に悶えまくってる零雨です。
いいな、ポケモンのオリキャラってのも…(´ω`)

ってことで、久々にHGSS語ります。

*現在確定手持ち
LEVIA(カイリュー・♂)
・勇敢、暴れることが好き
・攻撃V、128-252-0-0-132
・使用技は羽休め、竜の舞、地震、逆鱗
・持ち物はヤチェ、ハバン、ヨロギの実
・竜の穴でもらったのに神速を忘れさせてしまった
・我が家の殴り担当
・殴ることしか芸が無い

宵闇(ゲンガー・♀)
・控え目、物音に敏感
・特攻素早V、6-0-0-252-0-252
・使用技は催眠術、10万V、影玉、気合玉
・持ち物はピントレンズ
・34番道路で孵った
・速攻催眠術が怖い
・打たれ弱い
・かなり有能

慈雨(シャワーズ・♂)
・控え目、悪戯が好き
・HP特攻V、252-0-0-252-6-0
・使用技は嘘泣き、冷凍ビーム、アクアリング、ドロポン
・持ち物は食べ残し
・コガネで孵った
・嘘泣きドロポンてだいたいゴリ押せる
・HPが恐ろしく高い
・近々アクアリングを溶けるに変える予定

鋭心(エルレイド・♂)
・意地っ張り、昼寝をよくする
・HP攻撃V、122-252-0-0-0-136
・使用技はインファイト、影討ち、ストーンエッジ、辻切り
・持ち物は力の鉢巻き
・コガネで孵った
・恐るべき一致インファイト
・ちょっと遅め
・悪キラー

あとは火花(バクフーン・♂)、紅蓮(★ギャラドス・♂)を入れる。
予定では耐久型を一つとマニューラを入れる予定。

昔考えたパロディ設定


某方のぬこ増こうを見て思い出した昔考えたパロディ設定。

その名も「路地裏パロ」(何のこっちゃ

MASU増メイン。
擬獣化。

MASUDA→野良犬。一匹狼。
増こう→捨て猫。ヘタレだが優しい。
ハリス→烏。世話焼き。
ヒュースケン→烏。楽観主義。
コンテー→烏。悪戯者。
太子→野良犬。グループリーダー。
妹子→野良犬。新参者。
ベル→野良猫。臆病だが情報通。
ワトソン→家出猫。人嫌い。
芭蕉→飼い猫。趣味はひなたぼっこ。
曽良→野良猫。はぐれ者。
閻魔→野良猫。ボス。
鬼男→捨て猫。閻魔の右腕。

ストーリー的には飼い主に捨てられた増こうと一人ぼっちだったMASUDAがメインだった気がする。

日常茶飯事


※私にとっては日常茶飯事な日記ですが軽く注意。






















先日、ヲタクな友人との会話に
「愛の無い同意をするくらいなら愛の無い強制がいい」
「強姦とか引くわ」
って会話がありました。
あ、勿論前の台詞が友人。

うーん。

私はいいと思います。「愛の無い同意」。
強制も嫌いじゃないけど。
個人的には遊郭パロとか大好きな人間なので。
我が家CPで愛の無い同意なんて日常茶飯事。
コンヒュとかMA竹とかヒュワトとか。
桐網とか間03とか元間とか元桐とか。
R団の絡みはそればっか。
好きな人はいるけど欲求不満、そんなのが好き。
どちらかと言えば、
コン→ヒュ
MA←竹
元←間
元→桐
ヒュワト桐網間03には矢印無し。
R団は皆コトネちゃんとかサカキ様LOVEなんだけど無理だから埋め合わせ、な関係がいいなぁ。

こんなこと考える自分はおかしいのかなぁ。

ふーんふふーん


タイトルは関係ない。

久々に日記。

明日私を除く全員が大阪にレッツゴーです。
擬似一人暮らし!\(^O^)/
祖父さんの手術も成功、脳梗塞の影響も少ないとのこと、まぁ、私はいなくてもいいでしょ。
テスト期間だし。
正直家族についてはドライになりたい。
家族に頼るとかあまりしたくない反抗期なので、わざわざ見舞いに行くのも嫌、なのかも。
まぁ私より酷い友人(実の祖父を『死に損ない』呼ばわりする奴)もいるので、私はまだマシか。

さ、明日はWだ!龍馬伝だ!
いい加減松田さん喋ればいいのに!
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