とてつもない恐怖だ。漠然とした不安しか抱けないのはきっと私が世の中のことを知らないからだろう。ただ、輪郭のない禍々しい恐怖が胸のうちを今にも食い破って出てきそう。実家に帰りたい。家帰って公務員の勉強したい。いやでも公務員しくったら一巻の終わりじゃない?それ。正しいのは、正しいのは、今のままの生活で勉強することなんだよ。知ってる。しかし、それにしても実家に帰りたい。誰かが助けてくれたらいいのに。庇護されたい。力のある誰かに庇護されたい。もう物心ついた頃から私は何かを背負ってあるいていたのだ。
話題:怖い
ただもうひたすらに自分の不幸だけを考えている。こんなところで吐き出す前にさっさと病院に行けばいいのに。なにか薬をいただけるんでしょう?この胸に巣くう虚しさを和らげるお薬を。誰か、誰か、誰か、ああ。もう。リストカットできればこんな憂鬱、一瞬で晴れるのに。いやそれは間違っている。リストカットは憂鬱を深めるだけだろう。誰か、誰か、誰か、人間としての尊厳とは?私に尊厳なんてあるのか。その辺りを這う虫と私に一体何の違いがあるというのか。助けて、お医者さん。自分がひどく醜い生き物のような気がする。自分の価値を疑いだしたらキリがない。私みたいな人間は生きている意味がない。