とてつもない恐怖だ。漠然とした不安しか抱けないのはきっと私が世の中のことを知らないからだろう。ただ、輪郭のない禍々しい恐怖が胸のうちを今にも食い破って出てきそう。実家に帰りたい。家帰って公務員の勉強したい。いやでも公務員しくったら一巻の終わりじゃない?それ。正しいのは、正しいのは、今のままの生活で勉強することなんだよ。知ってる。しかし、それにしても実家に帰りたい。誰かが助けてくれたらいいのに。庇護されたい。力のある誰かに庇護されたい。もう物心ついた頃から私は何かを背負ってあるいていたのだ。


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