続きです。
メンタル的な部分があるので、いらいらしちゃう方は避けてください。


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ご丁寧な出会い(1)
ご丁寧な出会い(2)
抜け出しちゃえ(1)
抜け出しちゃえ(2)




Dさんと別れた後、どうしようもなく寂しくなったわたしはわけもわからず薬局に行って頭痛薬を買いました。ロッ●リアでそれを24錠飲みました。

すぐにふらふらしてきて、とりあえずロッ●リアを出て座れるところに行こうとしました。

デパートの店内のベンチに座りました。


記憶にはあんまりないのですが、わたしここでDさんに電話していたようです。あとで見たらDさんから着信とメールがきてました。




もうふらふらだったわたしは近くのトイレの個室に入りました。しゃがみこんで、そのあとの記憶はありません。

目が覚めたのはトイレのドアを叩く音がしたからでした。


「おきゃくさーん!おきゃくさーん!大丈夫ですかー!あけますよー!」

ってしきりにそんな声が聞こえました。誰かが上から入ってきました。女の人がわたしを抱きかかえて個室の外に出しました。話しかけられてるのは分かってました。でも、声が出ませんでした。



そのうち担架に乗せられて、救急車に乗りました。

よく覚えています。だから意識もありました。でも声がどうしてもでないんですよね。不思議なもので。


近くの病院に搬送されて、当直の先生らしきひとに話しかけられました。でも声が出なくて、ペンと紙で痛み止め24錠飲んだことを伝えました。


「今日は病院に泊まってね」

そう言われました。




個室に移されてからは、ずっと吐いてました。そんなに食べてないのに、吐いて吐いて気持ち悪くて胃液しか出てこなくてもまだ吐いてました。

夜通しそんな状態だったみたいです。


気がつくと朝で、また気がつくと夜で、5月16日の夜、21:00頃に携帯を開きました。


友達からと、Dさんからと、着信とかメールがたくさんでした。とりあえずよくわかってくれるAっていうお友達にはODで入院してることを伝えました。

Dさんにはなんていうか迷いましたが、うそつくのはやめました。

Dさんから

夕方また構ってくれませんか?

ってメールがきてたんです。



事情を話したら

脳天気に誘ってごめんなさい。あのとき私がみなせさんを見送れば良かったです…

って。


私が構いますからね。寂しかったら電話します。


そう言われて、入院中はずっとメールと電話でDさんに構ってもらってました。



続きます。