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30代/二次元/メンタル/お洒落
「機動戦士ガンダムサンダーボルト」4巻
14:09 2014/12/13

話題:ガンダム

昨日、太田垣康男先生の漫画「機動戦士ガンダムサンダーボルト」の4巻を買ってきました。物語は一年戦争末期とその前後を舞台に、連邦軍のエース「イオ・フレミング」とジオン軍のエース「ダリル・ローレンツ」を主軸に展開します。モビルスーツの緻密な描き込みや洋画的な台詞の言い回しなどとにかくわたしのストライクゾーンど真ん中で、待望の最新巻だったのです。分からない人向けに補足すると、アムロとかが出てくるファーストガンダムのサイドストーリー的な作品かな。

イオとダリルの死闘は一応の収束を迎え、4巻半ばからは一年戦争の七ヶ月後を描く第二部へと入っていきます。お話の舞台も宇宙から地球のアジアへと移り、政治家や宗教組織的な第三の敵「南洋同盟」など新しい登場人物が続々と登場していました。言わば4巻は、期待と予感に満ちた一冊で、この先どうなるんだろう?とページをめくる手が止まりません。と同時に、戦争後ののどかで穏やかな休息のひとときには妙な胸騒ぎを感じずにはいられず、この平和も長くは続かないんだろうなと思わされました。だって戦争中のドサクサに紛れて南洋同盟は連邦軍とジオン軍の戦闘技術をちゃっかり手に入れちゃったんですよ。怖い!いったい何に使うの?

太田垣先生は連邦軍とジオン軍のどちらの汚い面も描いているので、これまでは片方に肩入れする事がなかったんですよね。だけどここへ来てわたしは連邦軍のイオ・フレミングの方へダリル以上の好感を抱くようになってきました。それはいわゆるベタな正義のヒーローじゃないところが理由の一つかもしれません。どこかから借りてきた美辞麗句だけを口にするのではなくて、人並みに誰かを憎んだり、復讐を誓ったりするような人間臭さが良いです。

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