「ナッツー、炎真くん来たよ!」
「こんにちは…」
「がうっ!」
「うにょん」
「あれ、瓜もいたんだ…」
えんまくんはつなよしのおともだちなんだって。
瓜に僕と瓜みたいだね、って言ったらしらんぷりされちゃったけど…
瓜のご主人様(こう呼ぶと瓜はいつも「あんなやつ主人じゃない!」って怒っちゃう)の炎の色とおんなじ、真っ赤な髪とおめめ。
それがとてもきれいでうらやましかった。
瓜は「はやとの炎の方がきれいだ!」っていっていなくなっちゃったけど、おともだちはたいせつにしなきゃ!ってつなよしがいってたし。
僕もつなよしみたいにえんまくんとおともだちになれるかなあ?
そう思っているとひょい、っとからだが浮いた。
「がう?」
「…つな君ちの猫、かわいいね」
「そ、そう?(猫じゃないんだけどな…)」
そういいながら僕のふわふわの毛をやさしくなでてくれるえんまくん。
あれ、なんとなくつなよしと似てるような…
気のせいかな…?
そう考えているとなんだかだんだん眠くなってきてしまって、くあ、と大きなあくびをしてそのままえんまくんの膝のうえに寝転がった。
あー、やっぱりつなよしに似てるかも。
だってとってもあったかいんだ…
なんて思いながら僕は静かに目を閉じた。
僕たちおともだちになれたかな…?
また僕と遊んでね、えんまくん。
日だまりパレット
(空はとてもきれいなオレンジと赤でした。)
さいきん、ぼくは匣の外にいることが多くなった。
だって、いつもつなよしの隣にいたいから。
今日もつなよしにおねだりして、お布団のうえでごろごろ。
窓からふりそそぐおひさまがきもちいい。
うとうとしながらくあ、とあくびをすると、頭のうえに置かれるやさしいぬくもり。
あれ、つなよしもう帰ってきたの…?
「ナッツ、ただいま…」
あまりの眠たさに目があかない。
でも、この匂いとあたたかい手は多分つなよしだ。
ぼくはうれしくなってその手にほっぺたを擦り寄せる。
つなよし、つなよし、お帰りなさい。
おべんきょうおつかれさま。
今日もぼくといっぱいあそんでよ!
瓜のご主人さまなんかほっといてさ。
ぼくのほうがつなよしのこと大好きなんだからね!
そう伝えたかったんだけど、瓜にばれたら怒られるからこれは言わないでおこう。
ツナとナッツのかわいさにやられて書いちゃったよw
猫たんとメールしてて、エール描いて!とわがままを言ったら快く描いてくれました^^
猫たんありがとーっ!