濃いめのバーミリオンヒューを重ねて乾かします。
↓最後に濃く溶いたプルシャンブルーを重ねて完成です。
あと色が飛んで見えないですが、ワンピースの下の青い部分に黄色を薄く塗って暖かみを出してるつもりです。
(大サイズは描きあい企画にあります)
普段から使い慣れてるからかもしれませんが、普通の筆より水筆の方が、水を使ったぼかしやグラデーションがやりやすいです。
薄く溶いたクリムソンレーキで髪を下塗りして乾かします。
髪の向こう側部分は今回塗りません。
肌にバーミリオンヒュー(ホルベイン)が入りました。
赤が入ると華やぎますね。
グラデーションは普通の筆で塗った色が乾かないうちに水筆でぼかして作ってます。
水は一気に出すとコントロールが利かないので、ちょっとずつ出します。なかなかちょっとずつは難しいですけど。
最終的に色が乗らない(のびない)所まで水でぬらしてます。
クリムソンレーキ,プルシャンブルー(ホルベイン)で服を、さらに濃く溶いたプルシャンブルーで髪の向こう側部分や目を塗る。
服の色を決めてから回りを進めたかったので、先に塗ってます。
線画がワインレッドなんで、それに合わせるかどうかだったらパターンは限られて来るんですが。
描きあい企画にアップしたお子様のプチメイキングです。
【画材】
・画材屋さんで年一回もらえるスケッチブック
・シャーペン(B)
・コピックマルチライナー/ワインレッド(0.3),セピア(0.03)
・コリンスキーセーブルの丸筆(ラファエル),水筆の丸筆(クレタケ)
・透明水彩(ホルベイン,まっち)
【線画】
紙に直に下描き、マルチライナーで線画を描きおこし(目だけセピア)、下描き線は消しゴムで軽く消します。
消しゴムをかけたり、直に描くと紙の表面を痛めて、着色時のにじみやぼかしに影響が出るのでよいこはマネしちゃめっ!
【着色】
ウルトラマリン(まっち)で影を軽く下塗りして乾かす。
薄塗りで濃淡をつけても後から色を重ねるので意味があまりないかもしれません。
でも多少の変化が後々の仕上がりに影響する場合もあったり(保険)、濃淡のイメージ固めるための練習や、水の吸い込み具合とかの試し塗りも兼ねてたりします。
2:
服と髪
3:
肌
4:
髪/下塗り
5:
髪/重ね
2008/6/21 メイキング
プチメイキング/コピック
全体図
使用画材は画用紙とコピック。
プチなので画像補正なしで足のみでお届けです。
1.
下塗り
2.
ぼかし1
3.
赤味
4.
ぼかし2
5.
影
6.
ぼかし3
画用紙で色がうまくぼかせるか心配だったので、薄い色から実験的に塗ってます。
いつもは1→3→2→5→6(省く時もある)な感じ。
影になる部分や、ポイントにしたいところ(この場合、むこうずねの筋肉が盛り上がるあたり)に、E33を塗ります。
今回は画用紙てことで、濃い色がぼかしにくそうだから様子をみながら薄く塗ってます。
ふたたびE41でぼかします。
YR20が薄くならないように、あまり塗り込みすぎないよう。
E11より赤寄りのYR20で、ひざとふくらはぎの下の方を重ねます。
コピックE41でぼかしと言うかなじませます。
ぼかす色は1〜2色にしぼります。2色のうち片方はだいたい0番のカラーレスブレンダー。
透明水彩で下塗り、乾燥させてます。
コピックE11で基本の肌色を塗ります。
ひざや、ふくらはぎの下の方は濃いめに塗り込んでます。
ひざが赤いと可愛くみえる(と思い込んでる)もんで。
過去の手順
1.
線画
2.
下塗り
3.
全体着色
4.
顔
5.
髪
6.
肌と髪
7.
抹茶ロール
8.
ワッフル
9.
イチゴ1
10.
イチゴ2
11.
イチゴ3
12.
イチゴ4
13.
イチゴ5
14.
イチゴ6
小物はパレットで混色せず、三原色(赤青黄)をメインに単色を塗って乾かしてまた重ねて、のくりかえしで濃くました。
肌や髪の影はマゼンタを重ねたり、ブルーを薄く塗りました。
バックは最初に作った下塗り用の茶色にホルベインのイエローオーカーを混ぜて塗ってます。もちろん水分は蒸発してるので、下塗りの時より濃いめに水で溶いて使ってます。
面倒だったのか忘れてたのか、結局主線は濃くせず完成。
今回の塗りのテーマ
・肌は影を濃くせず薄いグラデーションで
・小物は色鮮やかに
・透明水彩で白色を使ってみよう
・パレットで混色してみよう
・ぶっちゃけ水彩でokamaさんの塗りを表現してみよう
‥でした。特に最後のが無謀。
けど人物のひざ下あたりはそれっぽくなってる気がしなくもない。
全体絵はサイトにホワイトデーフリー絵で置いてます。
種を茶色にするため、さらにイエローやマゼンタを重ねてイチゴの完成。
塗りつぶしてしまったハイライトは、水をつけた筆でなぞりティッシュでふき取る修正をしましたが‥。戻らないテカりは気にしないでください。
種にプルシャンブルー(ホルベイン)を重ねます。
絵の具をつけた筆に色や水をつぎ足さず、右下の種から左上の種へ塗って、自然なグラデーションがついてます。