(セルジュルタンスのアトマイザー備忘録を、書き溜めてはぽちぽち投下いたします)
(公式の説明も載せますが、香りの説明としては意味不明です)



話題:香水





ニュイドゥセロファン(セロファンの夜)

夜がひろがる。 星のまたたきと地面の間は、甘く透明なかぐわしさで満ちている。
美しい夜行性の虫たちがリクエストする。
「もしもしお嬢さん。このあたりの空気をぜんぶ包んでいただけますか?」
「贈り物ですか?」
「ええ、あなたへの」

[透明なホワイトフローラルの香り]
中国のキンモクセイ、マンダリン、ホワイトフラワー


www.sergelutens.jp
---公式サイトより---








名前がひゃくてんまんてん。
香りの説明は一寸想定外。
香調は余り惹かれないものの、
セロファンとか、夜(ニュイ)とか、黒(ノワール)とか……
には惹かれてしまうちゅうに心よ。
あとでかでかと「千葉雄大さん愛用!」と出されていたので、良い匂いだったら千葉ファンのとめこさんにあげてもいいな、と思ってお試しです。
(全然反省していない貢ぎ癖)





吹き掛けた瞬間は
「はい無理ー!」「はい無理ー!」「はい無理ー!!」
と、3回くらいおもいました(笑)。
想定外にトロピカルを感じるフルーティさだったので。
(クチコミだと書いている人はいない上に「苦味のあるフルーティさ」と云う文言さえ見掛けたのに……何故……???)
ココナッツは大丈夫なんですけど、トロピカルなフルーティはだいきらいなばななを彷彿とさせて無理なんですよね……(´・ω・`)
なので「これは一寸あかんやつや……」と項垂れていたのですが……

トップのみでそちらは直ぐに消えました!

ミドル以降は凄く柔らかい香りです。
個人的には「お手本みたいなフルーティフローラル」……の上質版、て印象。
似たような香調は他の香水にも沢山ありそうです。
何なら若いお嬢さん向けの、よく安く売り出されているものにもありそう。
只、それらとは桁違いに柔らかいんです。
ツンとくる拡散性やクリアさは無く、兎に角優しい香り。
多分ほぼ万人に受けるような「いい香り」です。
上質な石鹸やシャンプーみたいな、清潔感のある香りですね。
但しパウダリーさはありません。


夜と云うか、個人的は薄曇りの昼間。
色ならアイボリー、質感ならコットンか想起される香り。
何故か手前にとっては名前、コンセプトとは真逆の心象の香水でした。







追記。
何度かつけるうちに、トップでもフローラルしか感じない日もありました。
そう云う日はフローラルと石鹸感が強く出るような氣がします。
そうなると「薄曇りの昼間」よりは「夜の帷が落ちきる前の星の光る夕方」っぽい雰囲氣。
何が違うのかなー?
氣温?体温?鼻の調子?心の調子??
あ、金木犀っぽさはフローラルが強く出る時は顔を出しますが、出ないときはずっとくぐもっています、引っ込み思案め。
アプリコット(らしい)のフルーティ感は、コンディション問わずに常在していました。