こんばんは、らんです。
最近寒さが和らいできました。手袋をしなくても大丈夫なくらいです。そろそろ薄手のアウターが欲しいですね。


さて、今日の仕事の話ですが。


2月、4月、6月、9月、11月。タイトルの通り、私の指がピンチに陥ります。
なんのこっちゃ?って感じですな。

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、この月、31日がない、いわゆる小の月なんです。

なんで小の月に指がピンチになるかというと。

小の月は、『日付合わせ』をしなければならないからです。
この日付合わせ、なんのことかといいますと、日付表示がある腕時計の日付を進める作業のことです。日付表示は時計によって違うのですが、多いのは3時の位置、または6時の位置。あるいは円で表示されております(インダイヤルといいます)。
なんで日付を進めるか。もうおわかりですね?
31にちがない月は放っておくと翌月に1日を表示してくれないからです。ちなみに日付合わせをするのはアナログの電池式時計、ソーラー電池式時計です。稀にパーペチュアルというカレンダー機構の時計がありますが、うちのお店には置いてないです。
デジタル表示の時計や電波時計は日付合わせは不要です。

というわけで、お店のすべての時計をえんえん日付を進めるわけですが。これ、間違って深爪した日とか、短めに爪を切った日にはもう…。・゜・(ノД`)・゜・。

本当に痛いのですよ、指も爪も!

リューズを気持ち引っ張って、秒針が止まらないくらいのところまで引き出して回す。これだけの作業なのですが、加減が面倒なんです。なかなかリューズが引き出せなかったり、右回しなのか左回しなのか迷ったり、反対に回して曜日表示が回ったり、行き過ぎちゃったり…。
中でも嫌なのは、ねじ込み式リューズです!防水性の高い時計なんかが採用しているリューズなのですが、中には無駄に硬いのがあるんです。

まぁその日出勤しているスタッフで手分けしてやるわけですが。
今日はうっかり爪を短めに切って出勤してしまったので、結構痛いです。地味にダメージですよ。

この作業、以外と知らない方もいらっしゃるかと思います。ちなみにこの日付合わせ作業、行ってはいけないとされている時間帯があるのです。夜の8時から朝の4時までがそうです。もちろん時計によって違いはありますが。この時間帯に無理に日付合わせをすると時計内部のムーブメントによろしくないのです。

あなたの時計、日付合わせは必要なタイプですか?この日付合わせの作業、ちゃんとしてますか?
そういえばなんかそれらしいのがあるなーって方、せっかく日付表示があるなら使ってみてくださいね。日付合わせがわからなかったらお近くの時計店さんで聞いてみてください。きっと教えてくれると思います(*^_^*)