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9月の読書。

先月の読書記録です。
先月は引っ越しに伴って、通学時間がとても長くなったのでたくさんの本を読むことができました。
一方ですぐに読み終えてしまうのでますます図書館通いが頻繁になっています(笑)
加えて友人にお勧めの本を聞いてまわる毎日です(^q^)

2012年9月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:5428ページ
ナイス数:163ナイス
http://book.akahoshitakuya.com/u/94422/matome?invite_id=94422

■震える岩 霊験お初捕物控 (講談社文庫)
宮部さんのお江戸ものにハマりました!!今回のお話は解説にもあったように、主人公のお初が特殊な能力を持っている設定のため、数多くある江戸が舞台のお話の中でも新鮮味を感じながら読むことができました。関係ないように思える事件の数々が、次第に1本の線につながっていく過程は読んでいてとてもすっきりします。事件の内容はもちろん、お初をはじめとして右京之介や六蔵など、キャラクターにも魅力が満載で後半にかけて、一気に読み切ってしまいました。今までぼんやりとしか知らなかった忠臣蔵についても、この本をきっかけに興味がわいた!
読了日:9月28日 著者:宮部 みゆき
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22500354

■ザ・万歩計
この人はなんてネタにあふれた人生を歩んでいらっしゃるのか…!!読み進めると面白くて面白くて、電車の中で笑いをこらえるのに必死でした。特にGとの攻防戦。確実に彼はGにマークされていると思う。いやでも16匹はいくらなんでも一度に見たくはない。所々に『ホルモー』や『あをによし』の話題が出てきて、ちょっとした裏話も楽しめました。元はトナカイだったのね。この本を読んでいて思ったのは、小説家だからなのか、生来の彼の性格なのか、1つ起きた事象を様々な視点から見ているなぁということ。Gだったりお尻の筋肉だったり(笑)
読了日:9月25日 著者:万城目 学
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22425424

■おそろし 三島屋変調百物語事始 (角川文庫)
久々に買って手元に置いておきたくなる本に出会えました。本当に面白かった。怖いのは苦手なはずなのに、結構日本のホラーの典型のように「ゾクッ」っと来る時もあったのに、それすら面白さの1つになりました。あと最後の展開。青春漫画の最終回のような展開に1番弱い私は、読んでいた電車の中で思わず泣きそうになりました(^^;)死んでしまった人の気持ちは推し量ることしかできない。生きている人が想像するしかないから、後ろめたさがあればあるだけ恐ろしく感じてしまうのでしょう。おちか自身の気持ちも、理解して進めればいいな。
読了日:9月24日 著者:宮部 みゆき
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22398524

■真夜中の五分前―five minutes to tomorrow〈side‐B〉 (新潮文庫)
皆さんが言うように、初めは全く違う人の視点からのお話だと思っていたので、読むにつれて主人公が同じだということに気づき、ちょっと「あれ?」となりました(笑)いや、先入観は怖い。初めから衝撃の展開でショックが大きかったです。だからこそ「愛とは」という疑問に関してぼんやりとですが理解できたように思います。愛する人を失うことで、愛するという行為そのものが止めざるを得なくなってしまったために、また相手からの愛もなくなってしまったために、自分の愛に対して自信がなくなってしまったのかな。自分で納得できないから余計に。
読了日:9月20日 著者:本多 孝好
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22299197

■真夜中の五分前―five minutes to tomorrow〈side‐A〉 (新潮文庫)
さらっと読める大人な小説、という印象を持ちました。本多さんの小説は会話のテンポが良くて好きです。会話の中で登場人物特有の雰囲気を感じます。今作では主人公のクールさが、会話の中の皮肉やちょっとした物言いに表れていたように思います。さらっと読めるけど、本当に薄めの本だけれども、理解するためには1行1行をしっかり読んでいかなければいけませんでした。あまり普段体験することがない感情が多かったからかな。「愛する」とはいったい何なのか、何をもって「愛する」というのか。そういう大きな疑問を投げかけられたように思います。
読了日:9月20日 著者:本多 孝好
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22293925

■図書館の神様 (ちくま文庫)
文学することで非日常や他人の経験を体験・体感できる。これは私が読書を続ける中で思ったことですが、この小説内の垣内君も同様にそういった自分が知らない・普通に生きていては経験できないであろうことを、文学を通じて体験しそれを楽しみとしていることに、強い好感を覚えました。私も根っからの文系人間だったので初めは清の言う「スポーツ第一精神」には同意できない部分があったのですが、読んでいくうちに彼女は彼女なりに、文学を楽しんでいることが分かって嬉しくなりました。最後の垣内君の発表もかっこよかったです!!
読了日:9月19日 著者:瀬尾 まいこ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22279149

■強運の持ち主 (文春文庫)
久しぶりに読む現代話。よく当たると評判の占い師は、実はとても話の上手な元OLでした。どの短編も読み終わるとほっと心が温かくなるような、そんな素敵なお話ばかりでした。特に最初の「ニベア」のお話が1番好きです。私にとっての「ニベア」はなんだろう…。ルイーズと通彦の関係性が好きです。ちゃんとしっかりお互いを支えあっているように思えました。私もファミリーセンターでデートするのが心地いい関係になりたいなぁ。これってたぶん素の部分を全開にしていて、それをお互いが受け入れているってことですもの。もう夫婦みたいだな(笑)
読了日:9月19日 著者:瀬尾 まいこ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22268274

■日暮らし 下
今回は平四郎よりも弓之助の活躍のほうが目立って見えたような。だけど子供ながらもその推理や解決方法がとてもカッコいい!!今回の事件は湊屋に大きな根っこが隠れていたのかと思いきや、意外や意外。でもこういう何かのはずみで起こってしまった事件って、実は多いのかもしれませんね。今も昔も。白蓮斎貞洲や扇の絵描きの事件など、忘れたころにふっと思い出させるかのように出てくるような構成には、本当にうまいなぁと思いました。それに加えて、幻術一座の技を見てみたくなりました。佐吉夫婦には先の希望も見られたことだし、幸せになって!
読了日:9月18日 著者:宮部 みゆき
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22253340

■日暮らし(中) (講談社文庫)
表紙のおでこと弓之助がかわいくてしばらく和みました(笑)物語はいよいよ本題へ進み、佐吉が自身番に囚われてしまいます。いきなりこの話が来てしまうと葵に対して無感情になってしまいそうですが、前半で彼女の人となりが描かれたので、それもこの事件に感情移入してしまう1つの要素になっているのでしょう。平四郎が佐吉と話す時の諭し方が上手だなぁ、と思いました。「疑うことと、心配に思うことは違う」という彼の言葉がとても印象的でした。湊屋はまだ秘密を抱えているのか、気になります。それにしても弓之助は役者の才能がありますね。 
読了日:9月17日 著者:宮部 みゆき
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22231251

■日暮らし(上) (講談社文庫)
前巻では名前しか出てこなかったキャラクターや、鉄瓶長屋のみんなのその後が書かれていて楽しく読めました。おでこは健気でかわいいし、佐吉夫婦はお互いを思いやっていて素敵だし、孫八は読んでて眉間にしわがよるほどいらっときた分葵さんたちの大立ち回りにスカッとしたし、おとよは恋に夢見てる感じが子供らしくてかわいらしいし。だけどずるいなぁ。前巻だけ読むとあまり葵さんに良い印象が持てなかったけど、これ読んじゃったら好きになっちゃうよ。佐吉のことをどう思っていたのか、この本を通して分かるといいな。さーて、続きを読もう!
読了日:9月15日 著者:宮部 みゆき
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22145014

■雛の鮨―料理人季蔵捕物控 (時代小説文庫)
興味を引く設定にひかれて読んでみました。うーん…「みをつくし」を読む前に読みたかったなぁ、というのが正直な感想です。料理、という点にひかれて読み始めてみると意外とそんなに書かれていなかったり。推理・捕り物がメインで料理はほんのスパイス程度なのかな。展開は気を持たせる割にはすごくあっさりでちょっと拍子抜け。因縁の相手との命がけの勝負を5,6ページで終わらせないで;;1つの事件を1冊全部で追いかけたほうがおもしろかったんじゃないかな。…珍しくあまり良い感想が出てきませんでした。でもおき玖さんと友達になりたい!
読了日:9月13日 著者:和田 はつ子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22109093

■ぼんくら(下) (講談社文庫)
下巻はひたすらに鉄瓶長屋・佐吉・湊屋の秘密に向かって、平四郎と弓乃助が突き進んでいきました。親子ほどの年の差なのに(実際に養子になるかもなのですが)不思議と息の合うコンビっぷりだったように思います。誰も幸せになれない事実を暴くことは、それ自体は真実を知りたいという欲求であっても、分かった事実を言うかどうかで迷い、結局は胸の内に留める決意をした平四郎の姿はとてもかっこよかったです。通常運転の「ぼんくら」スイッチが切れてたような(笑)おでこや政五郎などの個性豊かなキャラクターの今後の活躍も気になります。
読了日:9月12日 著者:宮部 みゆき
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22086222

■ぼんくら(上) (講談社文庫)
宮部さんの時代物は久しぶりな気がする。初めは短編が続いたので、するりと物語の中に入っていきやすかった。でもまさか1本筋の通った話だと分からなかったので「長い影」の章を読み進めていくうちに、前半の短編の内容が上手に活きてきたことにびっくり。キャラクターそれぞれに無駄がなく、パズルのように謎かけ部分にはまっていたように感じる。同心と岡っ引きの違い、江戸の長屋の仕組みや差配人をはじめとする治安維持の組織が丁寧に説明されていて分かりやすかった。平四郎の性格が、今まで読んできた本の中の同心と違って新鮮味を感じた。
読了日:9月10日 著者:宮部 みゆき
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/22027613

■新装版 ムーミン谷の十一月 (講談社文剛)
ムーミン谷はみんながみんな順風満々なわけではなくて、むしろ誰でも何か抱えていることのほうが多いのに、なんでこうもまったりとした雰囲気を漂わせているんだろうか。読みながらつられて寝てしまう…。奇妙な共同生活の中で各々が自分なりの答えを見つける。お互い「ムーミン」をどこか頼りにしている、という点でしか交わっていなかったはずが、意外と影響を与え合っているのが素敵だなと思いました。ムーミンたちは登場しないはずなのにこの存在感。そして今回はイラストがいちいちかわいい。スナフキンの後姿はどうしてこうかわいいのか。
読了日:9月7日 著者:トーベ・ヤンソン
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21935968

■ステップファザー・ステップ
久しぶりの宮部さん!!そして結構前に書かれた小説だったんだなぁ。関係ないように見せて実はこう関わってくる、という描写にいちいち騙されながらも楽しく読めました。主人公の名前ってはっきり書かれてないのか。まぁ、でも後日譚のような書き方だったからそうなるのかな?双子の話し方がかわいかったです。本当の両親はいったいどこにいるのやら。最後の章で解決するかと思ってたら、肩透かしでちょっと残念。(話自体はとても面白かったのだけれど!)これはぜひとも続編を書いてほしいな。主人公は絶対双子大好きになってると思う。
読了日:9月6日 著者:宮部 みゆき
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21915050

■怪笑小説 (集英社文庫)
短編1つ1つを読むたびに、口の端が上がるのを止められなくなりました。大笑いとはいかないまでも、いろいろな人のいろいろな思惑、その純粋さや浅はかさに笑わずにいられなくなります。特に最初の「鬱積電車」は設定通りに満員電車の中で読んでしまったため、読み終わった後に車内を見回して「ここにいる人はどんなことを考えているのだろう」とひそかに想像。そのほかどの話も実際にありそうでない、またはなさそうであり得る内容に加えて、ちょうどいい長さで書かれていたので飽きることなく楽しめました。どれもこれもオチが秀逸!!
読了日:9月4日 著者:東野 圭吾
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21851050

■ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)
この本は、気を抜いて読んでる時に限ってさらっと重要な新事実が暴露されるなぁ。まさかあの人が!?って感じで。坂口夫婦の再登場(メイン扱い)に、だいぶテンションが上がりました(笑)こういう夫婦関係って好きだなぁ。この先にも登場してくれそうなので楽しみ。今回は終始一貫してテーマになっていたのが栞子さんのお母さんでした。部分的ですがだんだんその姿もはっきりしてきて、もう登場も秒読みに入ったかな??このシリーズを読み始めるまでは敷居が高く感じられた古書やそれを扱う古書店の存在が、だんだんと身近に感じられてきます。
読了日:9月1日 著者:三上 延
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21777755

■ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
事実は小説より奇なり。この小説はフィクションでも登場する本や、その背景にある物語は事実。時には小説上の新事実よりも古書の逸話のほうにより驚いてしまったりして、つくづく昔の人は的を射た表現をするなぁと思いました。前巻に引き続いて古書にまつわる謎を次々と見抜いていく栞子さんに感心しながら、同時にじりじりと近づいていく五浦君との距離にドキドキ。元彼女の晶穂という、一見ベタな展開も2人にとって1つの転機になったのではないでしょうか。物語の世界観や登場人物の秘密も徐々に明らかになってきて、今後の展開に注目です!!
読了日:9月1日 著者:三上 延
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21777337


▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/

8月の読書。

こんにちは。
今回も読書メーターの記録をこちらにも載せておきます。
感想を書くのも忘れて読みふけっていたらまとめを載せるのが今頃になってしまった…!!
先月もたくさん本が読めて嬉しかったです*
まだまだ読みたい本はいっぱいあるのでこれからも読み続けるぞ〜♪


2012年8月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:4836ページ
ナイス数:115ナイス

■ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
ずっと読んでみたかった本だったので読めて嬉しい!!どの話もただただ栞子さんや五浦さんの洞察力や機転に驚きっぱなしでした。本に関する時にだけとても饒舌になる彼女は、読んでいて時々誰が言ったセリフなんだか分からなくなってしまうほどでした(笑)そして短編の中の情報が互いにリンクしている部分もあり、作品の世界観がより深まったのではと思います。個人的には坂口さん夫婦が素敵で好きだな♪夏目漱石などの純文学は中々ハードルが高くて手を出せずにいましたが、今回ちょこちょこ話の内容を聞いて興味を持ちました。今度読んでみよう!
読了日:08月31日 著者:三上 延
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21747556

■おおかみこどもの雨と雪 (角川文庫)
映画を見てから読みました。映画では説明なしに流れていった描写も、小説を読んで補完することが出来ました。私の中では映画がオリジナルなので、小説を読むときは映画の場面を思い浮かべながら読み進めていきました。内容は始終、花の愛の深さに感動しました。誰にも相談できない中での育児は、辛いこともいっぱいで。そんな中でも笑顔で子供たちに接し続けた花さんを見て、母親の強さを垣間見ました。最後雨に「何も出来てない」と訴える場面で、子供は無条件に愛することができる存在なのかなと感じました。小説を読んでから、映画をもう1回見た
読了日:08月28日 著者:細田 守
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21674242

■僕たちヒョレッキョン! 〜血液型に関する簡単な考察〜
血液型別に性格や行動様式を紹介している面白い本でした。絵の雰囲気がかわいくて好きです。お面をしてて表情がわかりづらいはずなのに、言いたいことがすごくよく分かるのは、身近にこういう性格の人がいるからなのかしら。作中で作者が言っているように、決してすべての人間がこのように4タイプに分けられるわけではありません。私の周りにもこの本の中にあるように、いろいろな血液型の特徴と呼ばれる性格を持った人がいます。それでも何だか合っているように思えてしまうのが血液型を含めた占いの不思議なところなのでしょうか。
読了日:08月26日 著者:Real Crazy Man
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21616660

■血液型くん! 無神経でストレートで小心者の僕ら
血液型の本はずっと好きで、見つけるたびに読んで「当たってる!!」と楽しんでいます。私自身はO型ですが、この本を読んで当たってる部分もそうでない部分もありました。目の前のものを見つけられないのは、まさに私だなぁと思います(笑)血液型別の行動も面白かったですが、同時に絵のかわいさやシュールさにも引き込まれました。なんだか憎めない彼らたちです。
読了日:08月26日 著者:Real Crazy Man
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21616647

■使命と魂のリミット (角川文庫)
久しぶりの東野さんの長編小説でした。ずっと読みたかった本だったので、1度ページをめくったらどんどん読み進めていくことができました。何人かの登場人物の視点で物語が補完しあいながら進んでいきます。その分量が何とも絶妙!!もうちょっと知りたいって所で終わっちゃうから、先を読まずにはいられないのです。医師(研修医も含めて)に刑事に看護師。それぞれの使命やそれを懸命に全うしようとする姿は皆かっこいい。その使命を果たすことで、必ずだれかを助けることができる。そのような感想を持ちました。最後の夕紀のセリフにまた痺れた!
読了日:08月24日 著者:東野 圭吾
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21564073

■夏天の虹―みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 (時代小説文庫))
においと味が分からなくなり、源斉先生に診ていただいた時の言葉。治るきっかけはとびきり良いことか、悪いこと。…このシリーズだったら後者に決まってるじゃないか。と覚悟しながら読んでいたけど、ここまでとは。小松原様との別れの傷も癒えないままにこうも苦難が降ってくる澪の運命に、辛くなるばかりです。その中でくじけずに読み続けられるのは、おいしそうな料理の描写に助けられているから。鯛の福さがしは互いを思いやる人の温かさに触れられて、とても好きな話です。雲外蒼天の澪の苦しみも、ここが一番のどん底であると願っています。
読了日:08月17日 著者:高田 郁
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21384711

■心星ひとつ みをつくし料理帖 (角川春樹事務所 時代小説文庫)
小松原様かっこいい!!思いがつながって、諦めてた道が開けて良かったね。…と言いたいところなんだけど、いつものことながらそう良いことばかり続かないよなぁ。と思い、今後がすごく心配です。息をするのと同じぐらいに料理をすることが大切な彼女から包丁を取り上げることは、酸素を失うことと同等なのでは。180°違う道のどちらか一方を選ばなければいけない、どちらを選んでも必ず誰かを傷つける。そういった困難にあたってしまった澪を見るのは辛かったです。せめてその困難の中から、選んだ道で糧となるものを掴んでいってほしいです。
読了日:08月17日 著者:高田 郁
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21369967

■小夜しぐれ (みをつくし料理帖)
ついに種市の過去が!!普段はあんなにやさしい人だけど、昔のちょっとだらしなかった彼を見てなんだか変な感じがしました。こうも性格を変わらせてしまったおつるさんは、健気でとてもいいこ。結末がわかっているだけに、過去篇は読むのが辛かったです。人や料理の温かさやに触れて種市の心が癒されていくことを願ってます。そして意外や小松原様主役回(笑)妹の早帆さんとのテンポいい言い合いにクスリと笑ってしまいます。ふと澪を思い出した時の表情はとても優しい顔だったんだろうなぁ。そこだけでも絵で見たかったかも!!でも料理も見たい!
読了日:08月16日 著者:高田 郁
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21362852

■アコギなのかリッパなのか: 佐倉聖の事件簿 (新潮文庫)
畠中さんの現代ものは読むのが初めてで、ドキドキしながら読み始めました。加えて政治の世界もほとんど何も知らなかったので、併せて未知の領域に踏み込む気分。一見難しく感じる政治の世界も、畠中さんの持ち味の1つであるテンポある会話によって楽しく読んでいくことができました。そしていくつかの短編からなったこの話はすべて、生々しい事件ではなく、人の優しさや身勝手さから起きた考えさせられる事件だったように思います。身近な所にこのような事件の種は転がっているのかも。聖君の今後も気になるので、ぜひまた続編が出れば読みたいな。
読了日:08月15日 著者:畠中 恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21332302

■ひなこまち
しゃばけシリーズ11作目!あいかわらずの鳴家のかわいさにメロメロです・・・。本編では今回、1冊を通して木札が大きなカギとなっていました。時折「ゆんでめて」や過去作品の登場人物を彷彿とさせる描写がされていたりして、懐かしい気持ちになりました。シリーズが進むにつれてだんだん若だんなも成長してきているのが分かります。病弱な体を治すことができればそれが1番なんだろうけど、現状本を読む限り、なかなか難しい問題だと思います。病弱だからこそ、若だんななりの周りの人の守り方・尽くし方を見つけてほしいなと思いました。
読了日:08月14日 著者:畠中 恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21306698

■ぼく、オタリーマン。4
このシリーズは久々に買って読みました。根っからの文系人間な自分であってもたくさん笑うことができる1冊。理系な部分はイマイチでも、対コミュニケーション部分になるとどうしてこうも気持ちが分かるのか(笑)「ぼくとサイト」のようにふと真面目な章がはさまれるなど、緩急がついていて飽きずに読めました。個人的には「サラリーマン・スルー力検定」が1番面白かったです。これは会社だけでなく、大学のサークルとかのほかのコミュニティでも応用がきくと思う!!
読了日:08月12日 著者:よしたに
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21242693

■宵山万華鏡 (集英社文庫)
同じ1日、同じ出来事でも、視点が違えば感じ方も違う。そんな感想を持ちました。宵山にまつわる短編集が6つ。だけど全部の話の時間軸はほとんど同じで、誰の目線で語られるかが大きな違いになっていたのではと思います。個人的には「宵山劇場」のようなくだらないことを大真面目に取り組む話が大好きです。超金魚、見たい!1つ前の「宵山金魚」を読んだだけではファンタジーな印象が強かっただけに、その舞台裏を垣間見れた気がしました。ファンタジーだったりコメディだったりホラーだったり、万華鏡のようにたくさんの印象を持った1冊でした。
読了日:08月06日 著者:森見 登美彦
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21092515

■歪笑小説 (集英社文庫)
本編とは関係ありませんが、巻末にデジタル化禁止の文字を見て時代を感じました。複写複製禁止の文言もその複写の媒体も進化しているんだなぁ。今回は全編通して灸英社関連のお話で、毎回笑わせてもらいました。熱海さんが痛すぎて痛すぎて…只野さんと比べてしまうと何だか可哀そうになってくる。「小説誌」のラストでの青山くんの本音大絶叫は読んでて気持ちよかったです。最後の巻末広告には驚きました。あそこ読了前に1回見たはずなのに、全然気がつかなかった(笑)ぜひとも唐傘さんの不条理ミステリ「ゾフィー」に挑戦してみたくなりました。
読了日:08月05日 著者:東野 圭吾
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21076688

■のぼうの城 下 (小学館文庫)
下巻を読む前に映画のキャストを確認したので、俳優さんをイメージしながら読みました。今回は物語のほとんどが戦の場面だったので、勢いが増して一気に読むことが出来ました。おもしろかったです。戦をするうえでの暗黙の了解事項や仕組みは、やっぱり現代の感覚では不思議に思えます。殺し合いをした敵同士が戦後に対面して談笑しちゃうなんて(笑)絶対に納得できないけど、このころは戦も一種のスポーツみたいな感覚だったのかな、なんて思えてしまいました。もしくは囲碁や将棋をする感覚。のぼう様の器の大きさは本当に計り知れないですね。
読了日:08月04日 著者:和田 竜
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21041613

■ONE PIECE 67 (ジャンプコミックス)
もう新巻出たのか!!今回もわちゃわちゃとした麦わらの一味が見られて楽しかったです。やっぱり今回みたいな雰囲気が1番好きだなぁ。んでもってローさん大活躍でしたね!!能力もやっと分かって、シャボンディ諸島での彼の技がしっかり理解できました。表紙の下4人がなんか変だと思ったら、たしぎちゃんワイルドになっちゃってとか思ってたら、こういうことだったのね(笑)尾田先生がこういう風に中身を入れ替えたってことは、絶対どこかで活きていくと思うので今後の展開に期待します。「暖かそうな服!!」のくだりに1番笑ってしまいました。
読了日:08月03日 著者:尾田 栄一郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21035837

■図書館戦争 LOVE&WAR 10 (花とゆめCOMICS)
家で1人で読んで正解だ。甘い・甘い・甘いー!!!表紙だけでもいろいろ想像(妄想?)して2828してたのに、あの中表紙は卑怯だ…orzストーリーもいよいよ「危機」の最高潮へ近づいてますね。茨城県展のお話はただ甘くてアクションシーン満載、っていうだけでなく人の悪意や想いを見ることが出来るのでとても好きなお話です。それに地元だし(笑)コインランドリーで嫉妬心に苛まれている郁はすごく可愛いのに、啖呵切っちゃう姿がすごく格好良くて、野々宮ちゃんじゃないけど教官がうらやましいです。切実に。特別編もとても素敵でした*
読了日:08月03日 著者:有川浩/原作 弓きいろ/作画
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21035826

■ヘタリア 5 Axis Powers (バーズ エクストラ)
トマトな2人が表紙についに!!本編には残念ながらあんまり出ていなかったけど…。次巻に期待しています!!今回は枢軸・連合の初期グループの出番が結構多めで嬉しかったです。(キャラがあんまり覚えられていなかったので)枢軸の3人が好きです。そして途中にちょこちょこ出てくる世界の法律がおもしろい。法律にしてしまうほど大事な事項なのか、と各国の考え方の違いが出ていて興味深く読みました。ドイツの犬に関する法律は本当にしっかりしていて、ドイツで飼われている犬は幸せだなぁ。そして相変わらずの参考文献の多さに舌を巻きます。
読了日:08月02日 著者:日丸屋 秀和
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21013307

■海賊と人魚 6 (花とゆめCOMICS)
地味に買い続けている漫画の1つ。絵が可愛くて、軍服だったりドレスだったりも綺麗なので好きな1冊です。だんだん物語もスケールが大きくなってきたなぁ。そんなシリアスなシーンがありつつも、しっかり笑える話もあって楽しく読むことが出来ました。男の娘とかね!!(笑)モニカちゃん可愛かったなぁ。ああいう一途に突っ走っちゃう女の子は好きです♪緋水が傷つける怖さを背負いつつも強くなるという覚悟を固めつつあるなかで、イクタは何やら悩んでしまっていますね。彼の過去は1巻からずっと気になっていたのですが、そろそろ分かるかな??
読了日:08月02日 著者:木内たつや
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21013296

■のぼうの城 上 (小学館文庫)
映画の予告編を見たら読みたくなったので、図書館で借りてきました。登場人物が多くて名前を覚えるのが少し大変でしたが、以前にも戦国時代の本は読んでいたので、最後の方は何とかイメージして読むことが出来ました。文章の緩急が絶妙で、だれることなく読めました。忍城の面々の会話がリズム良くて好きです。お互いに貶して、皮肉って、怒鳴って(笑)それでもその根底には互いを思いやる気持ちがうかがえて、微笑ましかったです*実際に起きた戦という事で、作者の解説が所々に入ってきます。機会があったら実際にこの場所を訪れたくなりました。
読了日:08月02日 著者:和田 竜
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/21013288


▼2012年8月の読書メーターまとめ詳細
http://book.akahoshitakuya.com/u/94422/matome

▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/

7月の読書。

読書メーターでまとめた7月の読書記録です。
どこかに保存しておきたかったので、ブログにぺたり。
趣味・嗜好がまるわかりです(笑)
最近は就活も落ち着いて、以前と比べてたくさんの本を読めて幸せです♪

2012年7月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:4878ページ
ナイス数:131ナイス

■あかねさす――新古今恋物語
前にテレビで作者さんがインタビュー受けてたのを見て、少し気になっていた本でした。切ない話が多い中で時折挟まれる明るい話に勇気づけられ、最後まで読み切る事が出来ました(笑)昔の人でも感じることは変わらないんだなぁ、という事は枕草子や百人一首を読んだことからも常々思っていましたが、加藤さんの小話が挟まれることでよりリアルに歌を詠んだ古人の気持ちが伝わってきたように思います。17話や19話が特に感情移入して読む事が出来ました。辛く切ない気持ちほど、人に言えない代わりに歌にして整理をつけていたのかなと考えました。
読了日:07月31日 著者:加藤 千恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20971072

■サマーウォーズ (角川文庫)
テレビ放送をきっかけに、また熱が戻ったことからノベライズを借りて読んでみました。小説を読みながら映画の場面やキャラクターのセリフが浮かんできて、1本の映画を見るような感覚で一気に読んでしまいました。小説版では健二やラブマシーンといったキャラクターの心理描写が多めに含まれていたので、より一層映画の世界観を知ることができました。その反面、大家族の名前は映画を見ていないと訳が分からなくなっていたと思います(笑)夏の一合戦、家族が団結して戦う姿が印象的でした。花札対決の前の家族みんなのご飯のシーンが大好きです。
読了日:07月27日 著者:岩井 恭平
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20869418

■丑の刻参り―三人佐平次捕物帳 (時代小説文庫)
3人佐平次捕物帳、2作目。今回も親分大活躍でした。今回は丑の刻参りということで、少しホラーな要素が出てくるのかなと思いきや、やっぱり1番怖いのは人間でした。外では男ぶりの良い親分でも、家に帰れば末っ子気質前回の佐助がかわいかったです。でも前回に引き続き、自分はお兄さんの邪魔になっているのでは、と悩むシーンがあった割には、お兄さんに甘えっきりで、一体どんなきっかけがあれば彼らは自立できるんだろうと思ってしまいました。佐平次親分としての役割を果たしていく中で、彼らがどう成長していくのか期待しつつ読みたいです。
読了日:07月27日 著者:小杉 健治
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20857318

■偉大なる、しゅららぼん
琵琶湖を舞台に繰り広げられる、奇想天外な物語!!とても楽しく読むことができました。いつもの作品のように、不思議な力が当たり前に存在している中で話が進んでいくので、いったいどんな能力なんだ、と思いながら読み進めていきました。私も大きな湖がある場所の出身なので、湖の民というのを勝手に身近な存在として感じていました(笑)キャラクターがみんな濃くて、好きになりました。グレート清子さんは本当にグレートです…。伏線が上手に張られていて、ラスボスの存在には驚かされましたが、根っからの悪人はいなかったように思いました。
読了日:07月26日 著者:万城目 学
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■黒笑小説 (集英社文庫)
久しぶりに東野さんの小説を読みました。短編集ということも相まって、おもしろくて夢中で読み進めてしまいました。最初の作家と編集者さんとのやりとりが出てくる数話には、それぞれの本音と建前が丁寧に描写されていたので、読みながら題名通り「黒笑」してしまいました。慢心いくない。「臨界家族」は実際にありそうで怖いわー。確かに子供向けアニメの関連グッズって留まる所を知らないよなぁ。嫌味なくらい純粋な子どものごっこ遊び事情もおもしろかったです。最後の「奇跡の1枚」は黒笑というよりもじーん来る気持ちの方が強かったです。
読了日:07月19日 著者:東野 圭吾
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■flat 6 (マッグガーデンコミックス アヴァルスシリーズ)
なんだか読むたびにあっくんの男前度が着々と上がってゆく…。さすが日々進化する子!!前半は後輩君との関わりで、友人を大切に思うこととかを考えさせられて、後半はひたすらちびっこ達に癒されました(笑)「君が許さなくても 友が許しているのだよ」っていうおじいちゃん先生の台詞に全部詰まっているのでは。友人関係なんて星の数ほどの形があって、双方が一緒にいて心地よいと(無意識でも)感じていれば、それで良いのだと思いました。そしてコタ君は可愛いなぁ。あっくんも可愛い。平介君があっくんとの関わりに慣れてきてる気がしました。
読了日:07月18日 著者:青桐 ナツ
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■今朝の春―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-4 時代小説文庫)
今回は澪の周りの人たちのエピソードが多めで、ますますみをつくしワールドが厚く深みを増したと思いました。野江ちゃんと少しでも会えて良かったね。この2人は本当に深い部分で繋がっている、素敵な親友同士です。お互いの存在がお互いを強くしている、そんな気がしました。身請けするまで頑張れ、澪!!そして小松原様との距離もまた少し近づいたのかな??恋心を消そうとするんじゃなくて、大切に守っていくことに決めただけでも「己の糧」を増やすことが出来たのではないかな。料理のために己の恋さえも糧としていくだろう彼女の今後に期待!!
読了日:07月18日 著者:高田 郁
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■想い雲―みをつくし料理帖 (時代小説文庫)
このシリーズが毎回楽しめるのは、料理だけにクローズアップしたお話ばかりではないからかなと思いました。ガッツリ料理と向き合う澪の姿があれば、野江ちゃんとの友情をメインに料理がうまくスパイスを利かせていたり。毎回誰が主役のお話になるのだろうかとワクワクしながら読み進めています。豊年星や菊花雪の章では人の嫌な部分が露骨に表わされていて、読むのが辛くなりましたが、そこは『雲外蒼天』の澪、彼女自身の機転や周りの人の温かさに支えられて困難もはねのけてしまい、読んでいるこちらも舌を巻きました。澪の恋路はどうなるのかな。
読了日:07月16日 著者:高田 郁
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■天地明察
映画の予告編で何度も見て、とても気になっていた本がやっと読めました。春海さんの不屈の精神に、とても心を打たれました。まさか残り100ページもないところでこう来るのか…。何度諦めそうになっても、進むべき道が分からなくなっても、周りの人たちに恵まれたことと彼自身の「勝負心」でまた歩みだしていく姿に、自分も勇気づけられました。いやしかし建部さんと伊藤さんは可愛いな!!可愛いだけじゃなくてしっかり芯の通った強さも秘めてて格好良い。あと、所々の大げさとも思える言い回しにクスリとしました。岩の拳で撲殺って(^ω^;)
読了日:07月14日 著者:冲方 丁
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■HIGH SCORE 11 (りぼんマスコットコミックス)
りぼんは読まなくなってしまったけど、この漫画だけは今だに読んでます。これだけ長い間読み続けている漫画もそうそうないのではなかろうか…んでもってそれだけ長い間、連載を続けていらっしゃる津山先生もすごい人だ。やっぱりどうしてもオヤ女の回は笑ってしまいます。ツボすぎる…!!34ページの種族を超えた純愛には吹き出しました。無茶しやがって!!それと今回はめぐみの両親の馴れ初めがまた少し明らかになりました。なかなかにレイジさんも策士だわ…若干ヤンデレ??なんやかやでお似合い、というかバランスがとれている2人なのかも。
読了日:07月13日 著者:津山 ちなみ
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■名前探しの放課後(下) (講談社文庫)
読み終わりました!!が、『メジャースプーン』は未読な私なので、いつかが本当にタイムスリップしたのだと、皆様の感想を読んで「ん?」となるまで、半ば本気で信じてました(笑)早く読まないと!!それはさておき、今回はいろいろ他作品のキャラクターが出てきていて嬉しかったです。秋先生に郁也君は特に好きだったので、懐かしい気持ちになりました。たぶん本当に自殺してしまうのは違う人なんだろうな、と思いながら読んでいましたが、予想の遥か上を行く展開にただただ夢中になりました。逃げる(諦める)強さっていうのは新しい発見だ!!
読了日:07月13日 著者:辻村 深月
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■名前探しの放課後(上) (講談社文庫)
一旦読みだすと止まらなくなるくらいに引き込まれるのに、読み始めるのに一瞬ためらってしまうのは『子どもたちは〜』の影響なのかな(笑)タイムスリップという不思議な事が起きるのは『冷たい校舎〜』以来で後々どういう展開に繋がっていくのかなって楽しみです。いじめのいろいろな描写は今の時期的(ニュース的な意味で)に想像すると辛くなってしまうのですが、最後には大団円が待っていると信じて頑張って読み進めて行きたいと思います。登場人物のセリフに考えさせられます。あ〜でももうすでに伏線がいっぱいはられているんだろうなぁ^^;
読了日:07月09日 著者:辻村 深月
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■夏目友人帳 14 (花とゆめCOMICS)
この漫画は独特な雰囲気を持っているな。背景が全部のコマに描かれていたり、人物・物の輪郭がしっかり描かれていることが必ずしもレベルの高い漫画ではないことを教えてもらいました(褒めてます)。必要最低限の書き込みとセリフで最大限に感動を運んでくれます。温かい夏目の雰囲気が大好きです。レイコさんが夏目と違ってコロコロと表情が変わらなくなってしまった事がなんだか悲しいです。いつか泣いているシーンでも良いのでレイコさんの感情が現れたところが見てみたいなと思いました。最初の話に出てきたふくろうに似た妖が可愛かったです。
読了日:07月05日 著者:緑川ゆき
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■銀魂―ぎんたま― 45 (ジャンプコミックス)
おもしろかった!!一国傾城編!!銀さんの過去もだんだん明らかになってきましたね。そしてラスボス(?)の姿も。銀さんももちろんだけど、将軍様がもうかっこ良くてかっこ良くて…!!今までが今までだっただけに(笑)1冊通してシリアスパートな巻でしたが、1話1話に細かい笑いがちょこちょこ入っていたので心配しすぎず楽しめました。またSな人が増えたなぁ。銀魂シリアスパートの台詞まわしが地味に好きです。なんだか声に出して読みたくなる^^だけどやっぱりいつものギャグ全開の銀魂が懐かしくなりました。次が待ち遠しいわ!!
読了日:07月04日 著者:空知 英秋
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20285835

■ちはやふる(17) (BE LOVE KC)
太一おめでとう!友達に借りていて、久々に読んだちはやふる。前巻はどんな話だったかな、と少し忘れちゃっていたのですが読み始めれば新のかっこ良さに全て持っていかれました(笑)祖父の言葉、そしてなにより自分の努力を信じて勝負に臨む新は本当に素敵でした。しのぶちゃんが負けたのは残念でしたが、ずっと頂点に立ち続け「守る」しかなかった彼女の「攻め」の姿勢をこれから見られると思うとすごく楽しみです。恋愛模様も今回はグッと進んで、これから先どうなることやら。新推しの私には2人の電話シーンにとてもニヤニヤしてしまった^^;
読了日:07月03日 著者:末次 由紀
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/20269576

■花散らしの雨 みをつくし料理帖
今回も各章がとても読みやすく、また季節感や料理のおいしそうな雰囲気あふれるお話ばかりでした。加えて野江ちゃんとの関係や恋愛模様にも少しずつ変化が見られて、今後の展開がすごく楽しみです。後者については澪ちゃん自身は必死に想いが悟られないように頑張っているけど、聡い芳さんもいるし何より懸想の相手が大人な方なので初めての恋心を隠すのはかなり至難な事なのでは、と勝手に心配してます。今と違って食べられる時期が限られる食材だからこそ、芯まで味わい尽くすのですね。澪ちゃん現代で料亭開いてくれないかしら…。通うのに!!
読了日:07月03日 著者:高田 郁
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▼2012年7月の読書メーターまとめ詳細
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図書館の居心地の良さは異常。

こんばんは。
今日は1日雨模様でしたね。
傘をさすのが下手な私には、霧雨は厄介なやつです。どんなに頑張ったって服がぬれる不思議。
雨が降るたびに思うのですが、なぜ傘はいつまでたっても進化しないのでしょうか。そろそろ透明バリアで全身ガードとか出来ても良いと思います。切実に。

さて、今日はこたつを片づけて夏服に衣替えしました(^∀^*)
毛布は重いし冬服はもっこもこしてるしで暑いのなんの。どうにかこうにかビニール袋と圧縮袋に詰め込んでクローゼットにポイしました。
終わってみると何だか部屋がすっきり。とりあえずちゃんと今日の目標達成できてよかったです。
でも心配だから冬服も何枚かタンスにしまってあります。ホントに夏になったら収納予定。

そういえば今日の新聞で、国立国会図書館がテレビ・ラジオ番組の保存を始めるというニュースを読みました。
大学で司書課程の授業をしている私にはとても興味深い話題でした。
でも国会図書館は出版物を全て保存しているのに、そのスペースがどこにあるのかすごく疑問です。
地下倉庫とかなのかな??
でもテレビやラジオ番組が後世まで保存されるということで、制作側も今まで以上に間違いやミスを出来ないようになったなというのが素直な感想でした←
というか街角インタビューとかされてテレビに映ったらそれも何10年、何100年先まで残るってすごいなぁ。
でも外国の図書館では導入されている場所が多いんですってね。アメリカとか、イギリスとか。また、司書課程の授業で聞いて驚いたのが付録やおもちゃ、家庭用ゲーム機(ソフト含)も保存して、借りることができるということに1番驚きました。図書館は本だけじゃないよ!!


追記は最近ハマったアニメ。rkrnで分かる方はどうぞ。激しく自己満足です。
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初夏だよね、もう。

こんばんは。
最近は暑くなってきましたね。
なのに無意識で選んだ服が、黒で熱を集めて余計熱くなりました。なにやってんだか。
朝の天気予報で、今週末の最高気温が29℃とか訳わかんない数字が見えたんですけど、気のせいですよね。うん、そんな馬鹿な。
明日は衣替えをしようと思います。

私は根っからの文系なのですが、文系科目って深くつきつめて勉強してると悟り開ける気がしました。
取ってる授業の1つに言語学(日本語)の授業があるのですが、普段の何気ない会話1つ1つを毎週丁寧に言語学的に説明してくださいます。
その1つ1つを「ほーっ」って思いながら聞いているのですが、90分も聞いているとすごく自分の発する日本語という言語を意識してしまいまして、頭がパンクしそうになります。
完全なるキャパオーバーですね。でもおもしろいから止められない。容量を広くしたいものです。
来月その授業で発表をしなければならないので、そろそろ準備始めないとな。
資料集めで満足してしまっている…だめだ、これでは。

今日はお隣さんがにぎやかだなぁ。
さすがにもう慣れてきたけど、やっぱり突然「ドン」と音がするとびっくりするよー。
そういえば、前にあったおもしろいこと。
以前隣の部屋で掃除機をかけてる音がして、音が止んだと思った数時間後にお隣さんに誰かが訪ねてきた様子でした。
その時私はたまたまご飯を作っていて、ドア近くの台所にいました。台所にいると何となく玄関口の声とかも聞こえてくるのです、お隣さんでも。
その会話が、おもしろかったです。

お隣さん「いらっしゃーい」
お客さん(友達だったのかな??)「おじゃましまーす。きれいな部屋じゃん!!意外!!」
お隣さん「当たり前じゃん。いつもこうだし。」

いやいやいや。
明らかあなたさっきまで掃除してたでしょ。絶対今綺麗になったところでしょ。
と内心1人で突っ込んでました。
マンション事情。おもしろいです(笑)

どうでもいいけど、深夜まで馬鹿笑いするのは止めて頂きたいな。
でも若い人だから難しいかな…。こっちがさっさと寝ちゃうに限る。


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