この映画を観たかった理由は、あの有名なシャワーシーンは序盤で、後はどうなるか昔からずっと気になったからです。
で、とうとう借りてみました。
まずは予告編でヒッチコックが映画の舞台(殺人が起こった場所)を
『このトイレに大切な証拠があります』
『この壁にかかった絵が重要なんです』
丁寧に解説して、
「ふんふんふ〜ん、そうなのかー」
と呑気に観てて、いきなりの締めで
「ふわっ!?」
ビクッとなってから本編を観ました。
オープニングから中々ヘビーな激しい音楽でまたビクッとびびりつつ。
とりま、始終胃がギュウギュウ締め付けられるような気分を味わいました。
思ったより血生臭ささが少ないのは意外です。
なにせシャワーシーンで14回刺されまくってるのに身体に刺し傷が見えないんです。
第2の殺人は背骨が折れて体が捻れて…と予告で知ったわりに死体が綺麗だったのとか。でも当時からしたら充分バイオレンスだったんだろうなぁ…。
見終わった感想。
・散々演技が怖すぎると母から聞いてたアンソニー・パーキンスが……格好いいお兄さんでびっくり!
フワッとした優しそうな瞳で、微笑む表情なんかドキドキしてしまいました!
何より気になって吹き替えに切り替えたら、声が…えっと…ジョジョゲーのジャイロとかイニシャルDの巧やってた人!
うわ!とても素敵な声!
おかげで…つい…それからは吹き替えオンリーで観てました。
(彼がキレた演技を見せたシーンは巻き戻して、英語で見直しましたが)
・展開は多分大体の人は読めると思います。
ただ『大丈夫?大丈夫!?』と、人物たちの混乱する様子に自分自身と重ねて、ヒヤヒヤしてしまいます。
・個人的に印象的で怖かったのは、アンソニー・パーキンスが例のシャワーシーンで殺されるお姉さんと談笑してる所。
段々彼が異常な面を見せ始めて、趣味が剥製とか、人間は罠に自らかかるとか…語り出すのがもう恐い。
・若いアンソニー・パーキンスはイケメン。
・この映画は何の前知識なしに観た方がいいです。
ネタバレを知ってたら、多分全然怖くない。
・怖いというよりハラハラする感じがすごい…、例えるなら刑事コロンボにネチネチ責められる犯人の気持ち。
・と思ったら、最後が地味にクる。
アンソニー・パーキンスの虚ろな表情が怖すぎ。
・1998年のリメイク版は知ってたけど、ジュリアン・ムーアやヴィゴ・モーテンセンが出て豪華とは…!
ヴィゴさんは一体誰の役でしょうか。
探偵か、殺された人の恋人?
・あとこれ書いてて、完全にアンソニー・ホプキンスとアンソニー・パーキンス間違えてました。
アホ。
何だかこの感想書いてる今もアンソニー・パーキンスの顔を最後に思い出して精神に地味にきてます…。救いようないよ…もう…。
ヒッチコック作品の他のものを少し観たくなりました。
何がいいかなぁ。
はあ…、アンソニー・パーキンス素敵だった…。
(*´∀`*)
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