スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

苦。

辛い。
苦しい。
なんで、どうして。
このままじゃいられないの....
向いてないわ、恋愛。

過去高校3年〜専門学校1年

それから、また何人か恋人ができたけど。
本気になんかなれるはずが無く・・・


この頃、ちょっくらストーカーさんから告白を受けて、試しに1日付き合うがギブアップ。
男の子の拒否反応ひどい・・・
いけめんの年下さんも紹介してもらい、遊んだりしてたけど・・・発展させる気が無かった。


そんなこんなで、新しい年を迎えようとしていた。
その頃、2人の人と同時にメールしていた。

その一人がKさん
過去、一番お金を使った人であり、一番辛かった恋愛劇の人。

なんでKさんを選んだかというと、ぶっちゃけ顔。
顔がこっちの方が好きでした。
声も、いらっとしなかったので、笑。

もう一人の方を断って、何日か後。

付き合う事になりました。

うん、あんまり思いだしたく人。

 

始めてあった日は、大阪。
大阪からKさんの地元に車で移動、約4時間ぐらい。

いっぱいしゃべった。
なんだろ、受け身は苦手な私。
でもKさんは、気を使ってかよく話してくれた。

キスして、そのまま・・・
でも私は妙に冷めてた。
なんかな〜って思いながら。


この人とは8ヶ月続いた。
うん、好きだった。好きだったけど、最後は別れてっていうのがしんどくて付き合ってた。

とにかく束縛がひどい人だった。
この人と付き合っているころの門限は夕方8時。

高校の後半はろくに遊べず、そのまま卒業。
ま、信じてた。本気で愛せるってね。
口ではいくらでも言えた。
これからだって思ってたんだよ、このころの私は。

今の学校に入学してからも束縛は変わらなかった。
電話でないと怒るし、遊びにいく伝えるとすねるし。
すぐキレる。
男のアドレスなんかあれば、喧嘩喧嘩喧嘩。

そんな思い出しかない。
何回か、Kさんの地元に行っていたが、交通費半端ない。
一度こっちに1ヶ月ぐらい滞在していたが、お金半端ない!!!
どんだけ、あんた金ないの!!!
あたし、テスト期間中・・・正直帰ってほしいが言うと喧嘩になるので


「帰ったら寂しい・・・」って言ってた。


ようやくお金渡して帰ってもらったり。
そんで冷静に考えた訳よ・・・あの八月。

このお金、もったいない!!
つか、携帯とかあたしに渡すまえに仕事しろ
てか、子持ちとか聞いてないし、あたしをお母さんなんて呼ぶわけないやん!!

まったく未来が見えなかった。
うん、しばらく距離を置きたいといっても、怒鳴るよね〜


いいかげん、友人に「やめとけ」
言われたけど・・・なんでか言えなかった理由がただ話しあいたくないだった。
また、怒鳴られるのがしんどい、辛い。

そう思うと馬鹿らしくなった。
いいかげん、キレた。


思いを本気でぶつけた。
でも一度は好きになった人だから、連絡は続いてた。
電話もきて、もう勘弁してほしかった。

「ごめん、今から出かけるから切るな」


「そんなに嫌か、俺の電話」


通話時間45分。

十分だと思った・・・

「は?そんなんちゃうし、」

「もうええわ、ぶちっ」


こんな電話誰が出たいと思う?
メアドも変えた。一度、電話番号でメール来たけどメアドは教えなかった。
それから、携帯なくしたりと電話番号も変えてきった。

そんな終わり。
なんども誤ったり、戻ってほしかったみたいやけど
ほんとに失くして気付いた典型例だよね。

私は、全力で思ったつもり。
Kさんの前の元彼女よりも思ってたと思うし、大事にしたつもり。
なのになぁ・・・
いや、自分の自己満だったんかもね。
今では、感謝してます。


そんなころ・・・
Wさんと仲良くなってました。Kさんのこと相談してた。
レズビアンも理解してくれた、最初の男友人。
この頃、友人関係がはちゃめちゃでWさんとほんとに、相談、連絡し合ってました。

 

過去3 高校2の後半


毎日の中で、Nなしの生活が始まった。
けど、学校で毎日会う。
そんなこと、皆は知らない。
仲のよいふり、でも耐えられなかった。
Nの隣には、いつしかMがいるようになった。

 

自分は、抜け出せずついに自分を制御できなくなっていった。
Nを忘れれたら、誰でもいい。

 

それからとっかえ、ひっかえ、恋人を作った。

もう男の子には戻れなかった。
レズビアン、世間ではそう呼ばれている。

自分は人が好き、何が悪い。
その反面、付き合っては振ってを繰り返していた。

実際に逢ったのは、4〜5人ぐらいだけど、
親指の恋人って感じ。
メールと電話で恋人気分。
それでも心が満たせれたならよかった。
誰かに思われていたかった。

電話でのセフレみたいなのもやったけど、2日で着信拒否。
夜の寂しさを紛らわす道具でしかなかった。


男の子にもなりたかった、ネットなんてなんでもあり。
ネットでは、淘汰って名前で女の子引っ掛けたけど、メールのみ。
見た目がどうあがいても女だったから、やむなく断念した。
それでもいいって言ってくれる子はいた。

でも当時高校生、夜の外泊なんかできなくて
暇な夜を、満たしてくれない人なんか必要なかった。

しばらくして、またメールが来た。

 

Y:メール
「はじめまして、よかったらメールしませんか?
Yといいます。」


Yは1つ年下。
いけめんでなんせ、顔がタイプだった。
しばらく、他愛もないメールをしていた。
自分の趣味、地元のこと、バイトの事。

それから、初めて電話をした。


「もしもし」


「もしもし?」


「えっ、さえ?」


「うん。笑」


「声かわいいー」


一生、声を褒められた記憶しかなかった。
それから、毎日夜になると電話してた。


しばらくしてメールがきた。

「付き合おっか」


そんな感じで、Yと付き合い始めた。

電話代が半端なかった私は、バイトのお金でコムをかった。
おそろいのコムして、夜中から朝方自分が高校に行くまでずっと繋ぎぱなし。

話が途切れると、いつもカラオケが始まる。
流す曲は、いつもくうちゃん。

くうちゃんをあまり知らなかった私でも、毎日聞かされたら覚えるよ。
着信音もくうちゃんにしてさ。

くうちゃんの着信音がなるとほんとに、ほんとにうれしかった。
今思うと、半日以上電話についやしてました、笑。

Nとは、学校生活でも普通に接しているようになった。
Yの事を話したりするまでの中になっていた。

Nもすぐ年上の人と付き合ったみたいで、指輪を選ぶのをついていかされた。
さすがに、ぐさっときたが以前の私とはまるで違った。


この人ならずっといれる?
そんな気がしていた。


7月、世間は夏休み。
逢いたかった、逢ってそばで笑っていたかった。

バイト代でついに逢いにいった。
始めて夜行バスに1人で乗って片道10時間ぐらい?笑

 

プルルル〜♪
「さえ?どこ?」


「えっここ」


「あっ」


すぐさま隠れられた。
電話ではいつも聞いてた声なのに、全然雰囲気が違った。

肌もきれいで、整った顔、細身でジャニーズにいそう・・・
女の子なら、絶対きれいだったのになんて思いながら、

Yの家にお邪魔した。
ここから4日間、一緒にいたんだけど・・・
1日の夜しかデートらしいことはしませんでした。

 


「部屋きれい〜煙草吸ってい?」

「何吸うの?」


「ブラックデビル」


「わー、俺嫌い。向こうで吸って」


ご飯は、近くのコンビニ弁当。


昼間は、寝て、起きて、ビデオ見て、お話してそんな感じ。
暑いからってひっついても、離れられたな。

そのくせ、襲われてばっかり。
一日中でもうへとへと。


そんなこんなで、最終日。
時間があったから、街を徘徊してた。
バイト先、ゲーセン、駅前を案内してくれて、急に


「ちょっと待ってて」

 

 

10分後

 

「はい」


くれたのは、リングのついたネックレス。

「指輪だと思ったでしょ?笑」
「えっ、そんなことないよ、ありがと」

 

そんなことしちゃうんだから、泣。


それからバイバイ。また10時間掛けて帰りました。


その日を境に連絡は途絶え途絶え。

Yの夜遊びが始まり、バイトが始まり。

ここで我慢すればよかったのかな。
当時していた、ブログにはコメントはくるがメールはこない。


我慢の限界だった。
Nの家で皆で花火の予定だったが、Nの家に行き、皆の顔をみた途端に大泣きした。


「どしたん?話してみ?」

溜まってたもの全て吐きだして、聞いてもらった。

「電話して、いった方がいいよ」
「まだ、これからだし」
「そこまでの人だったんやない?」

 

それから、花火で気を紛らわせてから、電話した。

 

「ごめん、もう無理。別れて」

「なんで、」

「なんもいってくれんやん、辛い。もうYの気持ち分かんない」


「ごめん、好きやから。別れるなんていわんで」

「むり」


「ほんま好きやから」


「信じていいん」

「いいよ」


それから、数日間の出来事を二人で話した。
もうわだかまりはない、大丈夫。


そう思ってた。


1週間後。

Y:メール
「さえ、ごめん。別れて」


きた。
まただ・・・


「なんで」


「好きな子ができた」

 


「分かった」

おかしくない、この間まで好きっていってたやん。
嘘だった?
ね、なんであの時別れてくれなかったの?

それが永遠にループした。
悲しみより、疑問が多かった。


その数分後。
Yのブログ通知が来た。

 

ブログ
「なんで、あんな嘘いったんだろう」

 

 

 

 

 

 

 

 


あぁ、それはどれに対して?
1週間まえの好き?それとも好きな人がいるってこと?


そんなあっさりいいよって言われるなんて思ってなかった?
また、好きになるのをあきらめなきゃいけない?


また、自分はまた孤独になることを怖がった。

 

「メールしてごめん。好きだからもう一度考えてほしい」

 

 


「分かった」

 

何日まっても返事は来なかった。


「返事欲しいんだけど・・・」


「ごめん。付き合えない。さえならいい人が他にいるよ」

 

 

 

 

しばらくして、好きな人はバイト先の人だと分かった。
必死にアプローチをしてたみたい。
そして、いい感じになるまで私の返事をのばしてたみたいだった。

 


も、いいや。
これで2度目の本気になれそうな恋愛が終わりました。

過去2 高校1年〜2年の後半




なんで愛とか恋とか知ってしまったのか。
高校生、私の人生最大の恋愛劇場だったと思う。
この3年で一生分の恋愛を経験した気がした。
恋は盲目といいますが、経験したから今の自分があるんかなっていまになって思う。









卒業後、高校の入学式と忘れたことなんかなかった。
逢えないと分かっていても、どうしようもない日は泣いてた。

同じ中学の子がいたんだけど、入学式の次の日。




友人S:メール
「一緒に登校しない?さえの駅より1つ前の駅から乗るんだけど、こっちから乗ってよ」




自分の近くの駅から、一つ前の駅まで15分。
あんまり距離は変わらないので

「了解(*^_^*)」




次の日、その駅に行くとSがいた。
「さえ〜おはよ。ね、見てみて」

「えっ、なに!」


振り向くと、当時Sが思っていた人が駅にいた。

「かっこいいよね〜、電車乗るの逆なんだけど15分だけ停車時間が一緒なの」

「あ、なるほど」
とだから、この早い時間なんだと自分で納得していた。

 

 

「えっ」
あまりの驚きに声が出た。
S君がそこにたってた。






「S君も、O君もいるよ〜高校一緒みたいだね〜」
久しぶりに見るS君はかっこよくて、も、自分は幸せだった。





何度が、駅で会うがこれといった進展もなかった。
高校では、早くもグループが出来上がっていた。

私は仲のよい7人グループで行動していた。
「妄想族」なんて命名しながら、ほんとに放課後はいつも残って話していた。

でも、噂ってどこまでもついてくるみたいで、いつしか7人に亀裂が生まれるようになった。







「ね?Nってレズなの?」




そんな会話は唐突もなく始まった。
Nは、グループの盛り上げ役的存在で明るかった。奇抜で、さばさばした男の子みたいだった。
どこが、不思議なオーラがあって、携帯依存症。


「な、なにそれ」

「なんかさ、先輩と付き合ってたらしいよ」

「噂でしょ」

「さー、どうなんだろ」

そんな会話がいつしか繰り広げられてた。
その時はまったく気にしなかったが、今後さらに深みにはまるなんて思ってなかった。




いつかの夏。
N、A、Aの友人、私と言うなんとも不思議なメンバーで飲みをしていた。
法律上はダメなんだけど、私が止めても無駄だった。



「Nの家で飲もう」





駅からNの家は近かった。

始めは、クラスの話やら他愛もない話だったが、次第に皆のお酒のピッチは上がっていく。

いきなりNが上着を脱いで、横にねっころがった。





「N大丈夫?顔赤いよ〜笑」
Aが心配そうに声を掛けると、いきなりNはAにキスをしていた。


「ちょっ、N!?」
Aは必死に抵抗するが、Nは全く聞いていない。

自分とAの友人はびっくりしすぎて、開いた口がふさがらない。
ディープキスなんて見るの初めてだったので、ただびっくりして止めれなかった。



その後、Aの友人も同じ目にあっていた。
「Nねぇーさん!!ちょっと」

と抵抗し、ふにゃふにゃとNは倒れていた。
すると起きあがると、今度は私のブラホックをはずし始めた。



「こ、こら、N!!」

その後、Nは眠るように睡眠の世界へ。
キスはされなかったが、Nがまさかとあの噂がよみがえった。



それから、何度もAと一緒にNに謝られた。

「いいよ」と笑って返すが、それからだんだんと亀裂が出来ていきAとはグループで、行動しなくなり、しゃべらなくなっていった。

あの日以来、Nの部屋に何度か足を運んでいた。
なんで、こうなったのか分からない。

多分、Nが噂が広まり孤立してきたんかな。私と過ごす時間が多くなっていった。
そんな日、私は体調が悪かった。
悪いのにNは、苦手な炭酸を飲ませてきた。



気分は最悪、2人して横になってた。
しばらくするとNはチョコを差し出してきた。






「え、欲しくない」
と言うと、Nは無言でチョコを口移しをしてきた。


生まれて初めてのキスだった。
もう、訳がわからなかった、朦朧とした意識の中で何回も口づけたのを覚えてる。





目が覚めると、口の中はチョコレートで甘ったるかった。

「さえ、わたしはさえが好き、さえはどうなの?まだ、Sを思ってる?」

S君のことは、話していた。

「私、私は、付き合えないよ。付き合っても男の子を好きになるかもしれない」
「S君が忘れられない」


「それでもいいから」


「ごめん」


その日は帰って泣いた、好奇心が勝ってしまっていたことを悔いた。
その反面、Sくんを忘れられる?なんて思ってた。

それからも関係は変わらなかった。
拒否なんて出来なかった。

しばらくして、初めての体験をした。
気持ちいいのと、痛いのと、よくわかんない感じ。


改めて、メールで告白がきた。

「男の子を好きになって別れるかもしれない、それでもいい?」


「うん。いいよ」

 

こうして、Nと付き合うことになった。
記念日は25日、初めて恋人が出来た。

それから
学校でも、ずっとべったりだった。仲が良すぎて、さえに聞けばNの事が分かるってほどだった。
その頃、グループはバラバラで、私とNは違うグループで行動していた。



一緒に登校して、一緒に下校して、放課後はNの家に9時近くまでいる。
遅くまでいすぎて、親に怒られた。
それでも、少しでも居たかった。帰っても電話したり、メールしたり。
世界がN中心で私は回っていた。




でもこの頃から、嫉妬や束縛が強かった。
グループの子とおそろいを買っても、怒られたし、責められた。
ひどくなると、蹴る、殴る、殴り合いの喧嘩も一度したな。



もう辛くなって、一度泣きながらNの声を無視して帰ったことがある。
追いかけてくるNを何度も無視する内に、Nはキレて聞いた事のない声で泣いていた。
線路に飛び出し、死のうとまでしてた。



自分も一緒に死ねたら、何て考えてた。
好きな人と死ぬなんて本望やん?
結婚もできない子供もできない、なんならいっそ死ぬ?


「ぼーッ」
汽車の音で、
冷静さを取り戻し、Nを線路から引っ張り上げた






「ここで死のう?そうしたら、ずっと一緒やん」
Nはボロボロだった。

「いや、生きて一緒にいよ?もう、Nと一緒にいる。Nがいい。ずっといよ?」

 

 


本気で、人を愛した。
愛なんて信じれなかった。でもこの時、この人の気持ちに答えたいと思った。
ずっと一緒に居たい。性別なんて関係ない、この人だけを見つめよう。
そう、決心した。


Nの家族とも会う機会が増え、お泊りやら、外出やら、夕食をつくったりと家族同然だった。

そんな日が繰り返していくうちに、仲が良かった友人が自分よりNの方を優先してるやんと思ったらしく、避けるようになった。
私は、友人と気まずくなるのは嫌だった。
声も掛けたが、無視された。


もう、何しても無駄だった。
今もその友人とは戻る事はないが、この時恋人って言っていれば何か変わってたかな。
この時、本当に好きな友人を失くしてしたこと後になって気がついた。
以外にもあっさりあの時は、終わっていた。
それも、大好きなNがいたからかな。




1年の間、やっぱりNで苦しんだ。
Nの友人に嫉妬したり、束縛が辛すぎて、本気で別れたくなって何度も電話を無視したら、家電まで掛けてきたこともあった。
辛かった、誰にも言えないことが一番辛かった。
うれしいこと、苦しいこと、誰も相談できなかった。

だって、女の子と付き合ってるなんて。
拒否されることが怖かった。今思うと、拒否なんかするような友達じゃない人ばっかりだったんだけどね。

この時は、言えなかった。もちろん、両親にも。

 

でも一生一緒なんて愛情表現。
別れは突然だった。


「さえ、ごめん。別れて」

「えっ、何で。」

「他に好きな人が出来た」

「本気なん?」

「うん」

「分かった」


気づいてた、待ち受け画面も、おそろいじゃなく知らない女の子の写メだった事。
最近、そういうお友達が増えてるってことも。

1ヶ月、私は吐き続けた。
何を食べても、吐きだした。胃が拒否していた。
あまりにも食べない私を、母は怒った。

どうでもよかった。
どれだけ好きだったのか思い知った。どれだけ、大切な人だったか。

それから、何度かよりを戻してほしいといったが、相手には届かなかった。
むしろ、気持ち悪がられた。
でも、あまりにも食べない私におにぎりを毎日もってきた。
そのおにぎりだけは、食べれた。
どうして引き留めなかったんだろ、どうしてあっさり引いたんだろ。
困らせたくはないけれど、自分の気持ちがついていかなくなった。



Nの新しい相手は、年上のパーマのかかった、大人な女のひと。
自分とは正反対だった。
何度か会いに来ていて、見かけることがあった。
そのたびに、私は逃げた。

もう、Nの家には行く事はなくなった。

過去1 中学時代


自分の人生は、その人で決まる訳でもない。
その人に固着する必要なんてない。
だけど、それが出来ないのが「恋愛」なんだろうか。
その人がいないと、自分がダメになりそうで。
その人が自分の全てのように思えてしまう。

そんな、そんなどうしようもない終わらない物語。

中学1年の春。
真新しい制服に、身を包んで家を出た。
入学式、本当は桜の花びらが満開の中で祝福なんだろうが、生憎の雨だった。
春とはいえ、まだ寒い。


「これから、中学生か・・・」なんて思いながら、視線はD君にあった。


Dくんは小学校の時から思いを寄せていた。
D君は小学校の後半ごろからモテていた。
それまで、なんもなかった訳ではないが、ずっとDくんを思っていた友人がいた。保育所からって言ってたから、幼馴染ってやつ?
1クラスしかなかったせいかみんな仲が良く、よく遊んでいたからもう2人はカップル公認って感じであった。
実際は、付き合ってなかたが、
友人から、Dくんの話しを聞くたびに自分が引かれていっているのが手に取るように分かった。
恋愛ってこんな気持ちなんだと、子どもながらに思った。


感情移入?ってやつですか。
Dくんの事が好きになっていました。
でも、そんなこと誰にも話せないので心にしまっていた。


その後、D君は幼馴染の友人とはまったく違うクラスの子に告白して撃沈してましたが。


Dくんとは、ふざけ合える中でよくからかわれてた。
この頃からMなんだなと実感。
それでも、よかった。うれしかった。
その入学して数ヶ月後、Dくんはまた違う子に告白して撃沈でした、笑。


初めての友人、初めての先生、初めての6角形の校舎。笑
なにもかも初めてで、どきどきだった。



でも恋愛にうつつを抜かしてる暇なんかなかった。
そして、始めて経験した「いじめ」

部活動には強制の学校で、私は美術部に入った。
親友のA子と、Y花と一緒に。
初めは、楽しかった。緩いし、絵を描いてただけだし。
でも、やっぱり気に入らなかったのかな。
こんな性格だし、ぶりっこだし。



いじめが始まった。



無視、落書き、一人なんて当たり前。
親友のA子はいじめっ子の方へ、昔からおとなしい性格だった。
期待なんかしてなかった、大好きなんだもん、嫌いになれなかった。
反面、心がぼろぼろだった。
トイレでこっそり泣いてると




「あー、またトイレかよ」

「いつまで泣いてんの?開けなよ、ドア」



ドンドン叩かれるドアが嫌いだった。



勇気を出して、「いじめて得るもんなんかないよ?後悔しかうまれんよ」と説得してみた。
も、精一杯の抵抗だった。



そんな抵抗なんか意味ないかった。






「いじめって楽しいやん」


なんかな、人間ってなんでこんなに弱いんかな思った。
そのいじめっこ2人組みと始め仲がよかったN子、後に親友N子もいじめの対象になってた。


部活の中の亀裂、クラスでもあまり仲がよくなく一人でいる時間が多くなった。
でも、時間ってものがゆっくりと解決してくれるみたいで




中学1年の後期には、いじめが嘘のようになくなった。
笑ってしまう話だけれど、人生でこの部活ほど楽しいと思ったことはなかったし、毎日がハチャメチャで青春だったと今になって思う。


だって、洗面台に水張って足湯とか、美術室の離れのニ階の部室でまんが・お菓子買い込んでパーティーやら、螺旋階段で外に出て砂を取ってきて粘度で土偶つくったり、園芸したり、絵具で壁に手形つけたり、毎日バカだった。

そんな日々から、また恋愛に話をもどします。笑



Y花とは同じ塾だった。
学校帰りに自分の家が近いため、部活を抜け一度帰宅してから、また学校の自転車置き場で、合流し塾にいっていた。
それが木曜日の日課であった。




そんな木曜日。
自分は焦っていた。





「やっば、宿題やってない。はよ帰らな」





いつもより、部活を長く残っていたせいで家に帰る時間が短縮され宿題ができなかった。
猛スピードといっても家まで5分で着くが、なんでか自転車ではなく走って帰っていた。


宿題を見直し、いざ学校へ。かなり遅くなっていた。




「Y花、まってるよな」
とか考えつつ走っていると、ふいに声を掛けられた。








?「ばいばい」
 

「えっ、ばいばい」




これが、初めてS君を自分の心に認識した時だった。
ク、クラスの子だよね。
びっくりした〜、




Sくんとは、掃除当番が一緒で外でいつも掃き掃除をしていた。
まじめそうで、なんだか暗い第一印象だった。




「ゴミ、捨ててくるよ」


初めての会話だったと今になって思った。

それから、何日かその挨拶が続いたんだけど。ある日からまったくなくなった。

挨拶事件から、いろんな情報が自分の耳に入ってきた。
Sくんは他のクラスの子と付き合っていた、もう別れた。
その子はずっと好きで、告白はこんな感じと事細かく、笑。




本当に中学生ってすごいよね、こーゆ話好きだよね。
そのころの私は、恋愛なんか隠すものだと思っていたので誰にも打ち明けたことはなかった。
たぶん、何人かは知ってたかな。


でも、相談もしなかったし誰も聞いてこなかった。
ただ、変ったことと言えばN子とサッカー部(S君とN子の弟が所属)を夕方になるたびに見てたことかな。



そんな訳で、こんな気持ちでうずうずしてた頃、家庭は変化していた。
きっと、今まで耐えていたんだろう、歯車は見事に外れた。
長年、育った家を祖父母を置いて出ることになった。
祖父母はどちらも病気で、とてもじゃないけど置いていくなんて嫌だった。
昔から、祖父母ッ子だった私には、涙が止まらなかった。



本当は、遠くに引っ越す予定が車で10分のマンションにしてもらった。


いいことか、悪いことか、S君の家に近く、運がよければほとんど一緒に帰るみたいに後ろから自転車で帰ることができた。

S君のクラスに行っては眺めるが日課で、そのクラスの人とも仲良くなっていった。
そんな日、Sくんのクラスの子から手紙をもらった。



「これ、さえにってAくんが」


これが、ぞくに言うラブレターってやつですか。
Aくんは、Sくんのクラスの子でよく話すようになってた。
でも、A君の恋愛ももうすでに皆しっている。
中学生って怖い。

本気か、過ちか、分かんないけど、断ることにした。
それから、なーんとなく気まずくなって以来、Aくんとは話してないかな。



3年間、アプローチといったアプローチはしてないけど・・・
運動会の日、借り物競走で「サッカー部の子」ってお題で、S君を借り出したのをそういえば思い出した。
覚えてないんだろーな、笑。

なんの発展もなく、3年が終わろうとしていた。
少し話するようにはなったが、顔見知り程度のままだった。



その頃、私はB君が好きだと言う噂をB君に流され、萎えていた。笑
Bくんはその後、一部の男子たちにカモにされて、エロ伝説を作りました。
自分はみてないが、画像が回ったのは言うまでもない・・・

何回か、告白と言うものを体験してきたけど・・・、ね。
皆知ってるから、これぞ告白魔って感じで本気の告白は受けたことなかったなー、泣

なんだこんなで、中学最後の2月14日。








 

あげましたよ!!!!!
チョコレート、D君にもあげたことなかったのに!!

死んでしまうかと、笑。








卒業式の3月14日。雪
なーんもなしで終わりました。

 

こうして、私の甘酸っぱい3年間は終わることになりました。

前の記事へ 次の記事へ