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magnet





ついさっき、彼女は義弟である海藤つばさと楽しそうに中庭で話をしていた。

その前は隣のクラスのムードメーカー、水喰藍に頭を撫でられていた。

朝は彼女の幼なじみ、蓮見彰にからかわれてしょげたり笑ったりと、くるくる表情を変えていた。





なんら問題ない、いつもの光景。



だのになぜだろう…?





胸の奥がもやもやとして、何かがつっかえているような違和感。


この感情の名前を知っている。

嫉妬。


厄介だ
好きになればなるほど、なんてことない日常の光景も嫉妬の種になる
もっともっと自分だけを見て欲しい、だなんて欲張りになる、寂しくなる。ずっと自分だけのそばにいてほしいと……


こんな感情、自分の中にもあったのかと思わず笑ってしまった。




―――――。



「楓くん…?」



暗く渦巻く感情を吐き出すこともせずに誤魔化して時間をやり過ごし、昼休み、図書委員の仕事をしていると彼女がじっとこちらを見ていた。


そんな姿も可愛い、なんて、とことん惚れ込んだものだ。


「もう、なに笑ってるの?」

「なんでもない」


「なんでもなくないよ。嘘つき屋さんめ」


誤魔化しが彼女には通用しなくなり、ズイッと彼女――司は楓の目を覗き込んだ。


「今日、なんか変だよ? ずっと無理して笑ってる」

「そうかな?」

「そうなの! えと、お腹痛いなら、あたしのことはいいから休んだほうがいいよ?」

「ははっ……君じゃあるまいし、拾い食いはしない」

「あ、あたしもしないから!」


もう知らない、と頬をふくらませて背を向けた彼女になぜか、このまま置いていかれそうだと思った。


知らない間に手が、彼女の手を掴んでいて



「楓くん…?」


「あ……ごめん。ほんと、何でもない」


何も言わずじっとまた見つめられて、そろそろ居心地が悪くなってきた頃、司はふっと顔をほころばせた。



「楓くん、そこの踏み台に座って」


言われた通り座ると、彼女の香りに包まれた。


「よしよし」

「あの……司?」

「大丈夫だよ」


なんのことかと聞く前にもう一度大丈夫と彼女は言った。



「あたしが好きなのは、あなた」

「……」

「大好き」

「……知ってる」




ああ、彼女には敵わない。

彼女のせいで、また情けない男になったじゃないか。


けど、それでもいい。




「俺は、もっと……君が好き」





END








リオ×司の突発短編(?)

だが相変わらずキャラ迷子

似たようなの前にも書いた気が……まあいいか(笑)


そして段々とリオがへたれてく大丈夫だろうかwwww

どこかでドSに目覚めてくれるのを祈ることにしますね←

沈殿物は薄汚い情欲


あれ、前のブログから2ヶ月も経ってるww
と気づいていそいそ焦って書いてます(笑)


しかも前の記事のタイトル「近況その1」みたいなこと書いてるのにもう近況じゃねぇよ遠い過去だよ




さてさて。
先月はたくさん愛をもらってニヤニヤが止まらないですニヒヒ




まずはつーちゃん
ディズニーのハロウィン限定のキーホルダー⊂(^ω^)⊃

すっごい可愛くてそれだけで幸せなのに、裏には名前も彫ってくれてて////
毎日ヨダレたらしながら眺めてます←




続いてはやよちー
もうね、ふかふかのソックス可愛いし
寮とても寒くて寒くてこのブランケットの存在有難い…しかもチョコビとかwwチョコ好きなのバレててほっぺがにやぁって////



……そんでこの二人の手紙の女子力まじすごいっすわ

可愛いしオシャレだし内容も文字も可愛すぎはあはあ

未だにふと読んではにやにやして、少しずつ紙がふやけていってる気がしてて(笑)

若いエネルギーもらってます※モグリは二十歳です





最後にきーちゃんから!
もらった当日は、久しぶりにきーちゃんとのデートでして///

いやあ、相変わらず歌うまかったですきーちゃん……モグリキャラソン苦手なのにきーちゃん歌ってたやつが気になってちまちま聞いてます(^q^)

あと、中々できない創作話はほんと楽しい
たくさん刺激もらえるし、整理もできて……改めてきーちゃんの存在の有り難さがわかります

そしてきーちゃんから誕プレ頂いたのに用意忘れてた馬鹿がモグリです(泣)





あ、忘れてた。
今日先輩とQ見てきました。

ネタバレ言えないですが、初っぱなから最後まで(;^O^≡^O^;)こんな顔しつつカヲルくんに悶えてました

よく見てください。
席の列がQなんですよww
先輩のチョイスですww




近況らしい近況はこんな感じです。


ほんとはもっと思いの丈を書ければよかったのですががが


えへへ、こんなチンカス野郎に素敵なプレゼントして頂けてすごく嬉しいです☆


ほんとに、ありがとうございました!



Twitter発 企画「唇」


*こちらの記事はしばらく一番上に置かせて頂きます(^^)





www.berrys-cafe.jp


作家であり絵師であるくず子様発案。

「唇」をテーマに8人による野いちご作家さんの短編集です。


お恥ずかしながらモグリトウヤも参加させて頂きました。


甘い話から切ない話まで色鮮やかな作品集です(>_<)


どうぞご一読くださいませ

最近の出来事 その1



9月はまるっとブログもサイトも更新してませんでしたねー(笑)

あれ、こんな体たらくで大丈夫かなww



さてさて。
話がそれる前に本題へ。



9月17日日は敬老の日で、モグリはちょいとした私用で老人ホームにて、なぜか童謡をご老人の方々の前で歌いました。

あ、一人じゃないですよ三人です


子リスちゃん「う、歌えるかな…」

モグリ「童謡とかみんな同じようなもんスよ!」

……………
……………
……………


ええ。

一番間違えましたとも


まあそれはさておき。


その前日、16日は姫と姫の同僚さんが地元から大阪まで遊びに来たので案内しました。


ちなみに、姫というのは高校からの友達(もはや悪友)で、わがままでプライド高いので、姫と呼んでます。


あ、姫の同僚さん……花ちゃんとでも言いましょうか、彼女は映画二本みてから合流とのことで、最初の4時間ぐらいは別行動でした。


さあ、姫とレッツ従者モグリの旅がはじまりはじまり。


最初はお気に入りの服屋さん案内して、姫は服を一つ購入。

そのあとは心斎橋筋の辺りを歩きつつ気になる店に入りました。


アクセサリー屋さんに入って、事件は起きた。


まあ、田舎じゃ種類とかあまりないし、仕事柄ピアス出来ない姫は「わたしを選んで」ときらきらしたイヤリングたちを凝視してました。


モグリはさっさと見て気に入ったものを購入しました。


姫はまだ悩んでます。


手にはなんと……色ちがいの同じイヤリング。


姫「どっちが似合うとおもう?」

モグリ「………。」


あなたが欲しいのは金のイヤリングですか

それとも銀のイヤリングですか


心底どっちでもいい



そんなこんなで、けっきょく彼女は4つぐらいイヤリングを購入しました。


モグリ「そんな買って無駄遣いやな」

姫「滅多に買える機会ないからええやん」

モグリ「出かける回数とそのイヤリングの数比例してる?」

姫「あったら嬉しいやん」

モグリ「……あぁ、」



あそこに売ってたイヤリングて、だいたいワンセットで¥1500前後なわけです。


4つ購入したら¥6000なわけで。


モグリだったらイヤリングを一つにして他の金は服に回します。



……やれやれ、これだから社会人はとても羨ましい



次に泣きたくなったのは、鞄を見てた時。


姫はワンピースにデニムジャケット?ですかね、まあ流行りのふわふわした感じのファッションに似合うカバンを探してたわけです。


無難にちっちゃくてピッタリなやつはどうかと聞くと

「うーん…キャラじゃない?」

「ソウデスカ」


じゃあ次に、と。
エナメル系のかっこいいやつはどうかと、ついでに革のやつもどうかと聞いてみた。


そしたらよく見えるとこにある、店のロゴだかを彫ってる金属のやつ指して


「これが気に入らん」


だったら8割のカバンが駄目なんじゃねーの?


ヒールを履いたことによる足の痛みと一緒に耐えました。


まあそれからも、甥っ子の服求めてあちこち歩いたりしました。


しばらくして花ちゃんと合流。


なんと彼女、大阪に来たのに映画の後はショッピングじゃなくカラオケに行きたかったらしい。


最初聞いたときはえ?え?と疑問ばかりでしたが、足が限界を訴えはじめてたので助かりました。


彼女はちょいヲタらしく、アニメの話がわかると聞いてテンションあがったモグリは初っぱな

「くたばれPTA」の黒バス替え歌ver歌いました。


したら反応が薄くてもうイグナイトくらって気絶したくなりました


あ、姫はオタクじゃありません。趣向はわりとイマドキです。


姫はEXILEや加藤ミリヤや福山雅治とかを

モグリはひたすらストレス吐き出せそうなアニソンを

花ちゃんは木村カエラからエヴァやら多彩に


……花ちゃんすごく上手くて、声も綺麗だったからびびりました。

オーディション受けろよ24歳め



カラオケ出たらもう帰りのバスの時間が迫って来たり、夕飯も買ってくと言うので急ぎ足でバス停まで。



最初に入ったコンビニで

「明太子のおにぎりがないから嫌」


通り道にあるパン屋をすすめると

「パンて気分じゃない」

最後はスーパーのおにぎりを「まあ妥協してやろう」という顔で買ったやつの顔が忘れられない。



バス停に着くと、有り難いことに席が一つ空いてたのでそこに荷物置いて待つことに。


…………………


姫「トイレ行ってくる」

モグリ「はっ?」

花ちゃん「わたしも」

モグリ「えっ」


あの、もう時間が……


そんなモグリの心境など悟ってもらえず、彼女らは荷物とモグリを置いてトイレに。



10分前ぐらいにバスが到着しました。


モグリはこういう時、ネガティブな方向へ考えを持ってくタイプで

もしこのままバス行ったらどうしよう

しかも最終


不安が募ると同時にすごく苛々しました


そこに花ちゃん帰還

だが姫はまだこない


花ちゃんがバスの運転手さんに話してるの見て、余計につのる苛立ち


そこに姫は悠々と帰還


重役勤務ですか


とツッコミたかったけど堪えたよ…!


そんなこんなで、二人を見送りモグリは自分の夕飯(パン)を買い帰りましたとさ。




もう少し心に余裕を持てば良かったと反省してます。


けどなんだかんだで、地元の友達と大阪を歩けたのは嬉しかったです。




























いやあ。黒バスの高尾くん、まじハイスペックだわと実感した。


キモ試し

久しぶりの日記ではありますが、今回はかなりふざけたネタをつづります。

我が子いじり倒したいので、かなりキャラ崩壊+ホモネタ使用してます。












やんちゃで空気読めない男、藍の提案によって急遽、空鏡学園で肝試しが開催された。

突然の提案にも、カリスマナルシストな生徒会長こと東條院煉夜は快諾した。むしろ彼の方がノリノリだったともいえる。

そして蒸し暑い夏の夜、肝試しが開催された。


……余談だが、煉夜は派手でかつリアルな演出を生徒会費とポケットマネーでしようとしたが、少々短気で神経質な双子の弟、又、風紀委員長の美夜の説得(実際はほぼ戦争だったが)によって、在り合わせのもので行われた。


脅かす側、脅かされる側は互いに交代しつつ執り行われた。


ちなみに、アンケートをとって一番脅かした者には生徒会長、風紀委員長からとっておきのものが貰えるということで、生徒たちは在り合わせの小道具でいかに脅かそうかと躍起になっていたりもする。



そうこうしている内に、司と飛び入り参加したアリスが脅かされる順が回ってきた。

「――ううっ。夜の学校ってだけでもうこわいよ、アリスちゃん」

「そ、そうですね。司さん……」


ビクビク震え、お互い腕をしっかり組み合いぎくしゃくと会話しながらも進んだ。


「……そ、そういえば!」

「は、はいい!」

「もうそろそろ、だよね?」

「は、はいぃ……」

「もしかして、リオく……あっ。楓くんがおばけ役だったりしてね!」

「だと、いい、です」

「ふふっ。楓くんって、アドバイスは上手いくせにいざやれって言われると、慣れないからアキとかに相談してそう。あーでも、アキはアキでやる気なさそうだったなあ」

「蓮見さんは――」


アリスが固まった。司が持つライトの光の先にゆらりと立つ人影。

だがよく見てみると、見慣れた後ろ姿。


「――ま、ますたあっ!」

「っ楓くん!」

アリスは喜びのあまり駆け出した。腕を組んでいた司も引っ張っられつつ、彼の背中に二人でダイブしようとした。


「マスター? 楓? それってもしかして」


………が、






「――ひっ」


「あ、あああぁぁぁああああぁあッ!! マスターがああああああっ」



のっぺらぼうならまだわかった。

しかし彼がかぶっていたのは巷でやたら騒がれてる“ホモくれ”の面。


彼の黒髪が面にかかり揺れていて、不気味で、何よりすごく、とてつもなくすごく悲しくて、二人は気絶した。




その日の肝試し大会はクールな変人、図書委員長の萩宮惣太郎の優勝で幕をとじた。





†  †  †

翌日、お菓子を作りすぎたのでお裾分けしに司はリオの家を訪ねた。

昨夜、あのあとすぐに目が覚めた司はまだ人がにぎわう校門で、どことなくうきうきしている彼が――だが彼を深く知らない者にはそう見えないだろうが――きょろきょろと誰かを探していた。まるで悪戯が大成功した子供のように。

その誰かとは自分だと直感した司は、リオに気づかれないようそっとその場を去った。



正直、顔をあわせたくなかった。悲しくて。



きっと、昨日の熱が冷めたであろう今ならもう大丈夫だろう。

そう思ってインターホンを鳴らしたのだが、出迎えに来てくれたアリスの様子がどうもおかしい。

すごく気まずそうだ。



軽く挨拶を交わし、司は切り出した。


「リオくんは、今日も隠し部屋にこもって読書?」

「そ、それがです、ね……」



アリスはいつも以上に目を潤ませ、語りだした。



†  †  †



昨夜、帰宅したリオ(なぜかしょぼくれていり)とアリスを待ち構えていたのは、いつも以上に無感情で無機質で無関心という言葉で綺麗な顔を彩るシルヴィスだった。


「やあ……来てたんだね、シルヴィス」


リオは涙をこらえるように笑いながら語りかけたが、何の言葉も返ってこない。それどころか、非常に冷たいオーラを醸し出している。

リオから冷や汗が伝った。


「……坊っちゃん」

いつもは「頼むから坊っちゃんはよせ」と言ってるのだが、言えなかった。言葉が出なかった。


「ふざけた催しにアリスを参加させ挙句、ふざけた小細工でふざけた脅かし方でアリスを気絶させたとお聞きしました。その上男色に目覚めたとも……」

シルヴィスは表情を一切変えない。なのに、纏うどす黒いオーラのせいで目が据わっているようにも見える。

いよいよ冷や汗が滝のように流れてだした。


「い、いや待て誤解だ。俺はのっぺらぼうの面をかぶったつもりだったんだ! ……なのにすり替えられてて……ハメられたんだ!」

シルヴィスは片手で目を覆いぶつぶつと呟きだした。

「ハメられた、とは……坊っちゃん。夜とはいえ現代の幼児はまだ就寝していない時間に、ハメられたとは……ハメられた、なんて、下卑た……しかも私ならまだしもアリスの前でこうも下卑た言葉……」


どうやらシルヴィスの頭にはもう、リオがホモに走ったということで処理されているらしい。

しばらくの間。静寂に満ちたそれはリオの心拍数を急上昇させるには十分だった。


指の隙間から、ほの暗くも鋭利な光を放つ藍色が覗いた。


「覚悟は、出来て御出で?」


それからシルヴィスは否応なしにリオの首根っこを掴み、手短にあった鏡から鏡界へ入りシルヴィスのとっておきの部屋へと連行されたらしい。


アリスはうまく割りいることができず、ただひたすら傍観することしかできなかった。


†  †  †



「あ、あれから一晩たった今も……帰って来られない、です。う、ううぅっ」

「だ、大丈夫だよ! ちょっと長く説教されてもリオくんに甘いもの……そう、チョコレートとか! あげればまた元気になるよ」

「うっ……は、いいい」
「ね、だから今からでも何か作ろう?」

「は……い!」


仲良く手を取り合い、司とアリスはリオを待ちながらたくさんお菓子をつくったのだった。






――しおしおに干からび乾燥しきったリオが帰還したのは丸一日経った、夜。




-完結-


あとがき


ぐだぐだだし、キャラ説明足りないし、そもそも読んでくださる方々にキャラ定着してないし。


かなり酷いしww


けれど書いてるモグリトウヤは相当楽しみました!

色々語りたいですがおねむなのでここらへんで!(笑)



最後まで読んでくださってありがとうございました!








追記におまけ

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