話題:創作世界披露会及び創作メモ帳
えーーまず、舞台はエタゾ。
前回書いたエタゾ小説で出した、とある小道具があるんですが、少し前にその小道具について色々設定を作り込んでいて。
作り込んだら、その小道具をまた小説に出したくなって(爆)
結果、今つらつらと書いてる途中(笑)
ほんのちょっとだけ書いたもの、載っけます(^_^;)
「お客さん、そいつはやめた方がええ」
旅の途中に立ち寄った店で。店主と思しき老いた男にそう言われた。
「これ?」
その時俺が手にしていたのは、随分と細身の珍しい長剣だった。
黒塗りの鞘に収まった、柄の部分に花の模様をしつらえた美術品のような剣。
引き抜けば刀幅が狭く、刃が片側にしか付いていない。これまで見たものとはだいぶ異なる剣だった。
「そいつは妖刀じゃ」
「妖刀?」
聞き慣れない単語だった。
「『妖刀・石榴』――正しくは『銘刀十華・四の石榴』…鞘に銘が打ってあるじゃろう」
言われるまま鞘に目を向けると、今聞いた名前が彫ってあった。
「持ち主を不遇の死へと導く事から別名『死の石榴』とも呼ばれておる。そいつを持つとロクな死に方が出来んぞ」
(…迷信か)
真面目に言ってのける店主がややおかしく思えた。
こんな世の中で、ましてや傭兵稼業などしていれば、ロクな死に方が出来ないのは当たり前だ。
そんなものに捕らわれていては、仕事が成り立たない。
「へぇー。要するに呪いのようなものか」
引き抜いた剣を少し振ってみると、思った通り軽い。
刃が片側にしか付いていないから少し慣れが必要だろうが、何より手に馴染む。
俺はこの剣を買う事にした。
――――――――――
…と、まぁこんなカンジで(笑)
まったり作ってます。