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冬に落とされる低く、重たい音。

一つだけの音に
心が弾み飛ぶ。

こんな世界は初めてで
魅せてくれる君はもう居なくて。

求める居場所はあるのか。

そんな答えは
とっくの前に見え透いてた。
もう君は帰ってはこない。

緑のレーザー飛ばして
せめて空の向こうに届けばと…。
真夜中に響かせるこの音に
君の名をつけるんだろう。

さよならすら言えないんだよ。
君の温もりが薄れてく。

こうして人は後悔に触れて
自分の無力さに苛立つのだろう。

そうやってばかりじゃ僕らはもう
棒に振るってばかり青春ってやつを。






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