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2011年に国立新美術館で開催されたシュルレアリスム展の図録。
この展覧会には行ってない。シュールレアリスムを勉強するのに、美術の方面での参考にした。
これまでは、シュールな絵画というとダリの描く不可解で奇異なそれしか思い浮かばなかったが、これで一見してみると様々な表現があっておもしろい。
頁を進めると時代も進む構成になっており、シュールレアリスムの視覚的な表現に変化が見て取れる。
絵画や写真もそうだが、彫刻の作品やレディメイドの作品は実際に生で観てみると相当な衝撃であろうと思う。
特にレディメイドの作品は、既に完成したモノ、超現実的オブジェクトということを踏まえたうえで美術館に芸術として展示されるというのは、なかなかおもしろい。

アーティストの紹介や作品の解説も適せんあり、実際に絵を見ながら読めるので見るだけでも楽しめる図録であった。

話題:読書日記