C'CANDY

今日は学校の実験終わりに友達と帰った。

建物のひさしともいうような部分に、２〜３ｍ間隔で風鈴が取り付けられていて、良く風があったので、ちりんちりんとなっていました。

掛けられていたのは金属の風鈴で、私はガラスの風鈴より、金属の風鈴の音が好きです。

友達の１人が「朝おじさんが風鈴をつけていた」と話します。

私は１コマの授業中に聞いた、風鈴の音を思い出しました。

何個かの風鈴が鳴っており、若干うるさかったですが、とても夏らしくいい音だと思ったことを思い出しました。

私は「私も朝聞いたけど、うるさかった」と言いました。

友達３人の目が若干きつくなりこちらを見ます。

「しまった」と思います。思った事をまとめるのがめんどくさくて、後先考えず喋って言葉が足りていません。

うるさく思った事は本当ですが、心地良い音であるのはあまりあるのです。

「でもガラスの風鈴より、金属の風鈴が好きだな」最後の足掻きで、褒めたのか褒めてないのか良くわからない発言をしました。

友達は半理解、半不服というような表情に戻りました。

私は時計台のあたりで、図書館に向かうため１人別れました。
時計台のあたりまで行くと、図書館に行くには道を行き過ぎで、私は今来た道を逆戻りします。

時間は４時頃でまだ日差しはジリジリと暑いですが、風は良く吹いています。

風鈴はさっきの建物以外にも、メインストリート右脇の屋根つき廊下や、左脇の木の枝にもついていました。

私は風が良く吹き抜ける建物の影に立ち止まりました。すべての風鈴が、短冊をせわしなく揺らし、すべての風鈴がちりんちりんと鳴っていました。まだ強い日差しが木の葉っぱの緑を輝かせていました。やっぱり金属の風鈴は好きだなと思いました。


私がこんな変な文章を書いたのは、明日のレポートのために、図書館で梶井基次郎関連の本をよんできたためと思われます。