本当にひっそりと二次小説を書いてみたり。
捏造などを気にしない方は追記へ。
読んだ後の苦情は受け付けませんので、あしからず。
話題:二次創作小説
「ヨシュア、エステルっていつもこんな感じなの?」
僕の後ろの席から声がかかった。
振り返ると、まだあどけなさが残る少女の顔には面白さ半分呆れが半分入り混じっていた。
その横では、少女より少し年上の女性ーエステルーがスヤスヤと無防備に眠っていたのだ。
「まぁ、そうだね。無防備なのは遊撃士
としてどうかとは思うけど。レンも疲れてたら眠っていいんだよ?」
エステルは普段からじっとしていられない。
乗り物に乗ってじっとしていたことなんて僕の知る限りない。
もちろん眠っている場合を除いてだが。
今回もいつものごとく船内を歩き回ると、疲れたのか眠っていた。
けれど今日は特別かもしれない。
願ってやまなかったレンをようやく家族にできるのだから。
この国際線はリベールに向かっている。
降りれば父さんや必要機関や周囲への説明、手続きが待っている。
それでも僕らの未来はきっと明るい。
エステルが居てくれるから。
太陽があれば僕らは輝ける。
『ピューイ』
空耳かもしれないがジークの声が聴こえた。
僕らのリベール(故郷)はもうすぐだ。