割と最近
読書しています。
どうも私です。
前から気になっていて、
2年くらい前にやっと買って、
2日前にやっとやっと読み始めて、
今読み終わった『幼女と煙草』。
一見相反する「幼女」と「煙草」というこの言葉に惹かれて気になっていた本です。
フランスのブラック・コメディ。
あらすじは、
死刑直前に煙草を1本吸いたい囚人と、刑務所が禁煙だからとそれを拒否する所長。
禁煙の市庁舎で煙草を吸っていた所を幼女に見られた市職員。
この死刑囚と市職員の人生が交差する話。
ざっくり言うと、こんな話です。
死刑囚は死刑の前に「習慣に適った最後の望み」を果たすことを許されているので、
囚人は煙草を吸いたがったのですが、
刑務所自体が禁煙だったと。
これが社会を巻き込んでいくという。
なんだかB級映画にありそうな雰囲気でした。
フランス文学にはあまり馴染みがないけど、
フランス文学の作風ってこんななんかな、と思いました。
第4章の最初の3ページ辺りには共感を覚えました。
子供の頃の大人、大人になってからの子供。
自分の正しい位置がわからない様。
こういう心理描写が好きです。
しかし早川書房って脱字多いのは最早デフォなの??