話題:思い出
あの鳥を調べてた。
昔むかし、出張先で出会った鳥。
ロープや台にとまって静かにたたずんでた大きい鳥。
えっ、デカ、なに?なぜ?デカすぎん?小学生くらいならさらえる大きさじゃん。
珍しい鳥の専門店なんだなきっと。、
こっそり、近づいて見に行ったら店主らしき人は背を向けて何やら作業中、その周りをウロチョロして話しかけまくる知らん子供(私もこのタイプのガキだった)。
子供うろついてるし私も見ちゃえって大型の鳥に近寄ってみる、私のヒザから肩くらいの大きさ?デカすぎる。
赤い目に黒い翼、白い飾りの毛羽があって、頭は禿げてたか、羽根があったか覚えてないけど、目の周りは皮が露出していてしわしわ。
鳥は特にこちらを見るわけでもなくじーっとしてた、警戒してる雰囲気も無いけど、何にも関心が無さそうだった。
ひとしきり珍しい鳥を観察して帰りの電車に乗った。
誰に話しても信じて貰えなかった。
そんな大きい鳥、輸入出来ないと思うよ、動物園でもないのに、大きく見えたんじゃない?って。
でも見たんだよなぁ、何羽か珍しい大きい鳥いたんだよなぁ、と思ったらニュースに出てた。
摘発されてた。
ほら!ここ!これ!私見たって言ったじゃん!
つーかやっぱりいちゃダメな鳥だったんだな。
友達は近くで見れて良かったねって言ってた、私もそう思う。
すごいでっかいもん多分アンデスコンドル。