土曜日は夕方から出雲さんの用事があったため、その時間は元々一人で行動する予定でした。
あまり出雲さんといられないので、早めに活動したかったのですが、案の定、というかどこまでもいつも通り、出雲さんは寝てました。

ただ、私もその週全然寝られなかったので、今回は本を読んだりすることもなく、それなりに一緒に寝ていました。それでも一人で起きてはいましたけどね。

出雲さんのお家のそばの商店街で、お昼ご飯を食べることに。お昼なんてとうに過ぎていましたけど。ハンバーガーとサンドイッチのお店に入りました。
出雲さんはトマトがお嫌いなのですが、ハンバーガーに入っていまして。あ、と思いましたが、他のものの味がするから(なんとか)大丈夫とのこと。私のサンドイッチも勿論トマトを抜いてから、4分の1手伝って貰いました。

お昼ご飯のあと、出雲さんのご用事のため荷物を取りに帰りました。その道中に、ケーキを買って帰りました!!以前、出雲さんがおいしいケーキ屋さんを見つけたよと教えてくださり、行ったところです。今回は、チョコレートムースのケーキにラズベリーソースがかかったものです。出雲さんはチョコレートタルト。どちらもとても美味しそうでした。お昼ご飯食べたばかりでケーキは入らなかったので、そのまま冷蔵庫へ。

で、駅までお見送りをしまして、ひとりぼっちになりました。

東京駅でのお買い物を家族に頼まれていたので、買い物をして、大丸をふらふらして、飽きた頃にスタバで読書。5時間程一人で時間を潰さないといけなくて、結構大変でした。スタバにずっといたら良かったのですが、買い忘れたものを思い出して再度放浪。その後、銀の鈴でひたすらまた読書……まぁ、本は面白かったですよ。『マリアビートル』。
わかって来たのですが、若干、何しに来たんだろうなぁとも思いつつ。こうなるんだから、その分早く起きてくれてもいいよね? 私は貴方に会いに来たのであって、寝に来たんじゃないし本を読みに来たのでもないんですよ。用事があるのは仕方ないし、それは承知で来ています。でも、それなら。

期待しちゃいけないし、あくまで私の考えなので出雲さんに強要も出来ないのは、わかっているんですけどね……。自分勝手です、私が。


出雲さんの用事がある最寄り駅までお迎えにいきました。いつも私迎えに来てもらいますからお礼です。東京駅では、可愛い飴をお土産に購入していました。THANK YOUって書いてある、金太郎飴。お店の名前忘れちゃいました。ガラス張りで、飴の作成過程見えるところ。あそこ楽しいですね。

駅前で出雲さんを待っていましたら、
「三沢さん、お待たせしました」
「あ、お疲れ様です……?」
出雲さんの用事、というか一緒に活動しているメンバーの方が一人。男性の方です。
「あ、これメンバーです」
「あ、三沢といいます、いつも大変お世話になっております」
「あ、どうも……ていうか、え、めちゃくちゃ可愛いじゃん!!」(出雲さんの目の前ですので、間違いなくお世辞です)
「いや、そんなことは……」
「あ、あっちにも他のメンバーがいるんです」
と、出雲さんの指した先には四人のお姉様。美人がいる……!!
遠巻きに、私達の様子をずっと見ていたようでした。そこでお姉様方がこちらにいらっしゃり、男性はメンバーの方へ。

「ちょっと、あんた一番ノリノリだったじゃん何してんの」
「いやだって……」

という会話が聞こえてきました。勿論、お姉様方にもご挨拶。美人がいる……!!
そのまま皆さん改札に入られて、私達も続きました。出雲さんに、お土産も手渡しました。

「お土産です」
「あ、ありがとうございます! 何ですか、これ」
「飴です、金太郎飴。可愛かったので買ってきました。それすごいんですよ、見てください」

THANK YOUと金太郎飴で出来るのすごいなぁと思って、早く見てほしくて、ついその場で渡してしまいました。帰ってからの方がゆっくり見られたはずですけど。

吉備さんと翌日ご飯に一緒に行きたくて、一人でいる間に色々連絡をとってました。勿論事前に出雲さんにはお話ししてます。それについてとか、他にもメンバーが美女揃いですから、「あのお姉さんが一番タイプです! みんなきれいですけど」「だと思いましたよ、あのメンバーなら」というようないつも通り私が浮かれきって駅のホームで話をしていました。意外にも別のホームの電車の音がうるさく、出雲さんの耳元近くで喋るような感じに。

で、まだここではそばにいたメンバーの男性が、
「イチャイチャしてる!」
と発言したところでお姉様方、
「出雲さんいつもと違う! 何か違う!!」と。
いつもがどうかは知りませんが、まぁ、仲のいい人が恋人といたら茶化したくなるしちょっとそわそわもしちゃいますよね。私に出来るのは、とりあえずおとなしくしてることかなと思って、とりあえず黙ることにしました。あのお姉さん綺麗で好みですなんて話、大声じゃできませんし、そんなのが彼女だって出雲さんが白い目で見られても困りますし。多分そんなこと思う方達じゃないと思いますけどね。
何人かは同じ方面に行く電車に乗りました。先に私達が降りるので、簡単にご挨拶してお別れ。そしてもちろん、

「あのお姉さん、本当に綺麗でしたね!!」
「伝えておきます」
「や、変な奴だと思われて、次から冷たい目で見られても困ります。途中でちゃんとおとなしくしようと思いました」

美人なお姉さん、いいなぁ……いいなぁ……。
実際引かれると困るので、おとなしくしていないと。


そのあと帰ってからは、翌日吉備さんと行く晩御飯のお店リサーチ。牛タンを食べられるお店にしました。17時に待ち合わせでお願いしますとラインをして。
その時点で割といい時間だったので、早くお風呂に入って寝ないと、とお話をしていたのですが。

どういう話からだったか、私の仕事の話になり、職場のパワハラやらモラハラに悩んでいる事を出雲さんについ漏らしてしまい、泣いてしまいました。出雲さんの前では泣きたくなかった……! 本当に、遠距離でそんな状態だなんて、心配かけるだけなのに。
私がそんな状態だったからか、その夜は手だけ繋いでいただいて寝ました。私は相変わらず、寝て起きたら帰らないといけないのが嫌で、なかなか眠れずにいたのですが……。

話題:ごめんね