夜遅く、気になる言葉を見つけてすぐ電話。
コールは繋がらなかったから、少しうとうと。
意識を飛ばしかけた深夜1時、返って来たコール音。

泣き笑いの声が電話越しからずっと聞こえる。
無理して笑うなよ、って言ったら『だって笑いも出てきちゃうんだもん』だって。


其の子はすごくいい子で、気兼ねなく話せる友達の一人。
ココロを痛めてないているのは恋のせい。

わたしだったら投げ出しちゃうような状況でも彼女は頑張って、
言葉を紡いで、関係を繋いで。
泣きながらも向き合おうとしていて。

それがどうして伝わらないかな、
相手なりの言い分もあるのかもしれないし、
不器用な相手だから第三者のわたしは強くも言えないけれども、
見守ってきた立場としては心配なのである。

不器用だな、諦めちゃえばいいのに、放り出してしまえばいいのに。
マイナスの言葉は沢山出てくるけども、泣いて笑って感情がぐちゃぐちゃになりながらも頑張りたいっていう気持ちがびしびし伝わってくるあの子にそんな言葉は必要なくて。

『わたしももっとがんばるから、相手も少しでいいからがんばってほしい』

って、声を詰まらせながら泣いたあのこが。
わたしはとてもうらやましい。
こんなに感情を揺さぶられるなんて、
誰かを恋しいと思うことが出来るなんて、

とても、うらやましい。

新しい恋でもしようかな、
すぐできるようなものじゃないけど。
あの人以上が、現れることもないだろうけども。

とりあえず、今は彼女を応援したいと思います。
恋も人生も、駆け出したばかりでまだ手探りのきみ。
一生懸命、思うまま進んでみなさいな。
わたしはきみの味方です。
疲れたらいつでもお話しよ、きみの言葉なら深夜2時で眠くても聞いてあげます。

無理しすぎないようにがんばりよ。