病院から帰っていた時だ
前から小学生だろうか
少年とすれ違った
ズボンからなんか、はみ出ていた
いや
はみ出ていたという表現は適切ではないな
ズボンのチャックという狭い隙間からアナログスティックならまだしも、ドラゴンボールまでもが(ry
うおっ!眩しっ!!!
俺は心の中で叫びつつ、思わず立ち止まってしまった
すると少年はこっちを見て
微笑んだ
彼のエクスカリバーはトランザムしていた
そうか…
俺はすべてを悟った
見えているのではない
見せていたのだ
嗚呼…
その年にしてもうそんな趣味に目覚めてしまったのか…
数奇な運命だな
数多の困難に負けず、強く生きろよ少年
少年はフルボッキ状態のまま、大通りの方へ歩いていった
やめろ!!!
そっちは危険だ!!!
俺はついに彼を止められなかった
そのあと少年がどうなったのか
俺は知らない