私は二番手になるために生まれてきたのではないのよ。


生まれてきた以上、
自分には意味があると思いたいし、
自分を必要とされたいと思う。



でも、結局一番にはなれない。
誰も、最もは欲してくれないの。


こんなんじゃ、
こんなネガティブで自分に自信もなくて、芯もない人間なんか、
誰も一番に想ってくれないとわかってるの。


でも、じゃあ。
私はどうすればいいんだろうか。


都合のいいときだけ利用されるんなら、
こっちも毅然とした態度で余裕を見せればいい。
依存したり頼りきったように見えると人は安心してしまうから。
私が大人になればいいだけの話だと。


そう思っていたけれど。


そうして背伸びした分だけ私は壊れていく。


偽りの私が形成されて、
偽りの友情が築かれて、
偽りの日常を過ごして、
そうして私は一体何が得られるの。



どこまで自分を壊せば私は幸せになれるのですか。


偽りの自分を貫いたとて、返ってくるのは「本当の私は誰からも必要とされていない」という事実。



悲しくて、切なくて、苦しくて。

その事実になんか気づきたくないともがいて、泣いて。


でもうまく泣けないの。
泣くことすら儘ならないなんて。


私は何て不幸な運命を背負ったのかしら。
何もうまくいきやしない。
自分で自分に憐れみを覚えるよ。


そう、悲劇のヒロインを装うことにも疲れてきて。



あぁ、堕ちたな。




私は私に、生きてる意味を感じられない。
何で生きているのかわからないの。