外は雨で、ちょっと寒くて、私は上着にくるまってバスに乗ってた。
隣には見知らぬ会社員風のおじさん。
見知らぬ街を進むバス。
途中、見知らぬ駅で時間調整のため数分停まったりして、私はキョロキョロ外を見渡してた。
またしばらくバスに揺られて、見知らぬ商店街を抜けて、小さな小さな駅(田舎だけど人はいて、ちょっとしたお土産屋さんがあるような駅)で降りた。
そこには私を待ってくれてたわんわんが。
しばらく会えてなかったから、思わず駆け寄って抱きしめてしまったけど、ちゃんと受け止めてくれるわんわん。


わんわん『前みたいに神戸や京都で待ち合わせしても良かったのに』

ぱんだ『うん、でもわんわんに連絡した時にはここに来るバスの予約してたから』


笑顔でそんな話をして、手を繋いで駅を歩いた。
遠出してるはずなのに、私には荷物もなにもなくて、なんとなく不思議。

駅の近くにあったラーメン屋さんでごはんを食べることになって向かうも、ラーメン屋さんは人気で並んでて、仕方ないから自分たちも並ぶ。
そのラーメン屋さんの入口の前に金魚がたくさん泳いでる水槽があって、『かわいい!金魚だー』とか言いながらゆらゆら泳ぐ金魚たちを眺めてたら、店員さんに声をかけられた。


店員1『金魚、かわいいですよね〜』

ぱんだ『はい、口をぱくぱくしてて、ゆらゆら泳いでるのかわいいです』

店員2『ええー私、無理!』

店員1『そうなの?』

店員2『生き物全般嫌い!』


そうか〜生き物全部嫌いな人もいるのか、そうだよなぁ…なんてちょっぴり寂しく思いながら、しばらく金魚を眺めてたけど(その間金魚は水槽に張り付いた藻を必死だ食べていた…笑)、ほどなくしてお店の中に案内される。

中に入るとき、入口付近にいた女性の店員さんにあたかも私と顔見知りであるような反応をされて、ぺこりと頭を下げられたのだけど、誰か思い出せない。
誰だっけなぁ〜なんて考えながら、わんわんと向かい合う形で席について目が覚めた。



ちょっぴり幸せで、リアルで不思議なを見たので、なんとなく忘れたくなくて書き書きしました_φ( ´ v ` )
わんわんと、夢ならいつでも会えるのに。
次に会ってぎゅーって出来るのはいつかな…目が覚めた途端寂しくなったぱんだなのでした。