年老いた男は名前をカターノと言い、
この国の重臣でした。

「ああ良いさ。して、何用だ?」
「他ならぬ、マルル殿下の件なのですが…」
「だろうなあ…」
「殿下であれば本当に或いは王都も
抜け出しますぞ。」
「そりゃあ まあ。俺が直に鍛えたからな。」
「真に これで良いのですかな?」


話題:『王子とサカナ』