王の間をツバメのように飛び出して、
王子は廊下を駆けてゆきます。
廊下には、近衛兵やら貴婦人が
たくさん歩いていましたけれど、
「すみません。」王子は そう謝りながら、
彼等の間をすり抜けてゆき、


話題:『王子とサカナ』