話題:本の感想
雪の降る日に、冷たい校舎に閉じ込められた8人の高校生。
校舎から出られなくなった彼らは、自分たちの記憶の一部が消えている事に気づく。
それは2ヶ月前、学園祭の最終日に飛び降り自殺をした同級生ーーー。
顔も、名前も、性別さえも思い出せない中、ふと、全ての時計が5時53分を指したまま止まってしまう。
それは自殺した同級生が校舎から飛び降りた時間だった。
そしてあるきっかけから、自殺したのは今いる8人の中の誰かで、自分たちはその自殺者の作り出した世界に閉じ込められているのではないかという仮説を立てる。
自殺したのは誰か、そしてその人物は彼らに何をさせたいのだろうか?
何もわからないままに、ひとり、またひとりとこの世界から消えていく。
正直、最初の方はあんまり面白くなかった。
登場人物がいっぺんにたくさん出てくるから把握しきれねえんだよ。
みんなのリーダー格の鷹野、精神的に脆い深月、人当たりが良くて優しい昭彦、クールビューティー景子、担任の榊くん大好きな梨花、少し気弱で童顔の充、学園一の才女で絵も得意な清水、茶髪ピアスの菅原。
ほら、ワケわからない。笑。
でも、彼らのキャラクターをつかみ始めてくる上巻の中盤頃になると、俄然面白くなってくる。
色々予想しながら読んでました。忘れないようにメモ取りながら。笑。
予想が的中した時の気持ちよさは異常。
いじめとか被害妄想とかリスカとか援交とかメンヘラ的展開多いです。
キャラクターは菅原くんがかっこ良くて好き。
しばらくしたらもう一度読み返そう。