「なあ、ギル」
なんとなく、目の前で新聞に目を通していた従者に声をかけてみた。
「?なんだ…オズ」
新聞から目を離し、こちらに目を向けるギル。
「いや…なんでもない」
いつもの作り笑いで流す。
「……そうか」
納得いかない様子でギルはまた新聞に視線を戻す。
いつもとなんら変わらない日常。
ギルと俺が恋人になったのも、結構昔。
恋人になった今でも、ギルは俺からじゃないと自分からは絶対キスをしない。
それが時々不安。
「なあ、ギル」
もう一度、愛しい人の名を呼ぶ。
「?」
ギルがこちらを振り返る。
「…キスくらいしてみせろよ」
不安だから、君にぶつける。
だから、安心させて
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お久し振りです(^^)
久々な更新!(笑
うん。短いですよ←
鴉オズなのかオズ鴉なのか分からない←←←
「ねぇ、チェシャ猫」
私は自らの腕に抱えた猫の首に話し掛ける。
「なんだいアリス?」
チェシャ猫はいつもと変わらないにんまり顔で応える。
「…ずっと気になってたんだけど、チェシャ猫ってその表情以外ってしたことないよね?」
するとチェシャ猫はにんまり顔のまま答える。
「…あるよ。一度だけ」
「え?そうだっけ?」
私には記憶がないな。
それとも見逃したのかな。
どちらにしても、見てみたい。
「ねぇねぇ、じゃあもう一回その時の表情してみて」
軽い調子で言ったつもりだったんだけど…
チェシャ猫は黙っちゃった。
なんかいけないこと言ったかな?
…こんな時でも顔はにんまり顔のまんまだ。
一時してからやっとチェシャ猫が口を開いた。
「…僕らのアリス、君が望むなら」
いつもの台詞だった。
「…でも、どうなるか分からないよ?」
そう言われて少し考えてしまった。
どういう意味?
「…どういう意味…それ?」
恐る恐る訊いてみると予想外の答えが返ってきた。
「アリスがその先生きてるか分からないってことさ」
にんまり顔で飄々と言ってのける。
背筋がぞわってした。
「それでもみるかい?」
「…いいえ。結構です。」
やっぱり、知らない方がいいこともあるのかもしれない。
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枝亜です←
歪アリに初挑戦!(笑
うーん。難しいです。
もっと頑張ります。
「アーリス♪」
片手に豪奢な見舞用の花束を抱えながらアリスのいる部屋のドアを開ける。
アリスが風邪を引いた。
なんだかアリスが風邪を引くって有り得ない気がするけど。
部屋に入ると風邪でベッドに横になって寝てるはずのアリスが、ベッドの近くにある窓越しから脱走しようとしているとこだった。
「あ…アリス?!」
片手に抱えていた花束を床に放り出して慌てて駆け寄り窓から引きずり降ろす。
「何をする!オズ!私の邪魔をするな!」
オズの手から逃れようと暴れるアリス。
結構アリスって力が強い。
やっとのことでアリスをベッドに引き戻す。
アリスは物凄くご機嫌ななめだ。
「もう、ちゃんと寝てなきゃダメじゃん!熱あるんだから」
見舞用に持ってきた花束を花瓶に飾りながら半端呆れた調子で注意する。
アリスは頬を膨ませてこちらに見向きもしてくれない。
「…なんで大人しく寝てなかったの?」
溜息混りに訊いてみる。
答えは分かりきってたけど。
アリスはこちらを向くと俺に当るように大声で言った。
「大人しく寝ているなど、私の性に合わん!」
…やっぱり。
予想通りの答えが返ってきて少しがっくりきた。
もう少し可愛い答えを期待したかったんだけど。
「…でも風邪が治るまでは大人しくしてなきゃダメ。分かった?」
不満そうな顔だったけど、しばらくして首を縦に振ってくれた。
「…何故お前は花なんか持ってきたのだ!」
「…え?だってお見舞いっていったら花か果物でしょ?」
「普通肉だろう!?」
…いや、肉の方が普通じゃないと思う。
「と、とりあえず、ちゃんと寝ときなさい!風邪治ったらギルが肉料理作ってくれるよ」
そう言って部屋から出るつもりだった。
座ってた椅子から立ち上がり、ドアへと向かう。
すると、腕を掴まれた。
「…アリス?」
振り返るとアリスはキョトンとしていた。
本人は無意識だったらしく、状況を飲み込むと顔を朱に染め上げた。
「あ……」
掴んだ俺の腕から手を離すと勢いよく布団に潜り込んだ。
「……どうしたの?」
困ったように訊くとギクシャクした声で訴える。
「な…べっ別に…お前なんかいなくたって…!」
もごもごと言葉にならない言葉を発する。
このアリスが素直に物を言ったことなんてないことくらい知っている。
あ…肉については素直かな?
「どうしてさっき腕引張ったりしたの?」
少し意地悪に訊いてみる。
素直な答なんて期待してなかったけど。
「…お前に風邪を移そうと思っただけだ」
その答えを聞いて思わず笑ってしまっていた。
「な、何がおかしい!」
布団からアリスが顔を出す。
「ホント、アリスって素直じゃないね」
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お久し振りです(^^)
枝亜です。
今回は初めてオズアリを書いてみた。
うん。自分が風邪引いてるんで風邪ネタで(笑
もう少しうまくまとめられるように頑張ります。
お題提供
むえんばたー様
id16.fm-p.jp
あいつは昔から俺が憧れてる奴ですることが格好良くて、それに優しくて、凄く頼れる存在なのは、よく知ってる。
でも、俺にとっては凄く身近に居て欲しい存在で、とても尊敬などという言葉では言い表せないような存在で…
多分…その存在っていうのは
"愛しい"
っていう存在なんだと思う。
俺にとってあいつは、特別な存在なんだろうな。
あいつの授業の時は毎回こんなこと考えてる気がする。
あいつの顔を見ると、どうしても考えてしまう。
そして今あいつの授業だし。
あ…こっち向いた。
……なんで目が合ったらいつも笑ってくるんだよ。
期待しちまうじゃねーか。
どうせ俺のこと、ただの餓鬼としか思ってないくせに。
だから、答が怖くて、告白なんて、出来やしない。
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はいはい!意味の分からない駄文です←
君僕。なんだよー。きっと←
うん。晃要なんだと思うよ?←←
要目線(笑
古文の授業では晃ちゃんに釘付けな要くん(笑
あはは←
次も駄文書くぞー←←←