ハードスケジュールでお疲れの殿といつものところで待ち合わせて、いつものホテルへ。




俺のこと嫌いになった?

別れたいって思ってない?

軽くだけど昨日一晩で何回も聞いてくれる勘の鋭い殿。




『そんなことないょ』『思ってないょ』とは言えるのに『好き』とは言えない。




会って、色々話して、議論もしちゃって、やっぱり殿のことは変わらず好きって分かったけど...


『好き』って認めたくないし、殿に伝えたくない。






好きで好きで好きで大好きなのかもしれない...

でも、殿からはGさんほどの奥さんへの気持ちの冷えは感じないから、

私の気持ちをぶつけることは出来ない。

ぶつけたら傷つくだけだと思うから。







伝えられない気持ちをもっていると、


どんどん好きになって


どんどん重くなる


ツラくなる


そしたらまた、殿と離れたくなる







だから、
再来週は食事に行こうね??

車が来たら、デートしよっか??


冬は温泉行こっか??


なんて言わないで。



今まで通り、仕事終わりにあって、一緒に飲んで、楽しく話して、翌朝にはバイバイで良い。





ちょっとだけ甘えていぃ??
って膝枕で可愛い顔をして寝て、
よだれ垂らしたりして


まみぃ
ってつぶやいて、わたしの手をぎゅっと握ったりしないで...



今まで通り、『ゴメン、寝るね』って独りで寝てくれた方が良い。



殿と一度離れて戻ったとき

好きでつらいので
別れることに決めました
するとどうしたことでしょう
もっともっと
好きになってしまったのです
あまりに好きでつらいので
地獄のようにつらいので
愛することに決めました
愛することに決めました

詩集『うたかた。(好き地獄)』
より一部引用



愛することに決めました。


だけど、好きから愛にはなかなかいけなくて、

やっぱり、不倫しちゃうような私は自己中で、自分が可愛くて、傷つきたくない...



そんな自分をかばう心の扉が自分を苦しめてる気がする。

でも、殿は扉を開けるべき相手じゃない気がする。




はぁ...


どうしたものか...



こまったこまったこまどり姉妹。