いつから更新していないのか、見るのも怖いくらいですが、もはや一年近くになりそうです。
小説を書かなくなってから、でいえばもっとですね。
正確に言うのであれば、書かないのではなく、「書けない」なのですが。
小説の続きを書こうとしては、指が動かなくなるのです。
はたして、今の自分が、この続きを書いていいものだろうか、と。
それはあの頃に書きたかったものを、壊すことになるのではないか、と。あの頃に書きたかったものと、違うものになるのではないか、と。
そして、おそらくそうなのだと思います。
あの頃に書きたかったものは、きっと今の私には書けません。
違うのです。あの頃の私と、今の自分とは、こんなにも変わってしまいました。書こうとするたびに突きつけられるのです。
きっと、今の自分はあの頃よりもずっと楽に生きられています。
でも、それはきっと良いことばかりではなくて。
あの頃に眩しかったもの、あの頃に羨ましかったもの、あの頃には許せなかったもの、認めたくなかったもの、足掻いてもがいていたもの……そんなもの達を、仕方がないと諦めてしまうようになった気がします。
あの頃は、早く大人になりたかった。でも、大人ってこんなものなのだろうかと思います。
あの頃のように、物事を感じなくなった。
悲しいとか嬉しいとか、綺麗だとか汚ないだとか。孤独や苦しみや生きることだとか。
あの頃は、感受性がとても豊かだったのでしょうね。
今の自分が言葉や物語を紡いでも、とてもつまらないものにしかならなくて。
昔の自分の書いたものすら、とても羨ましく思えます。
きっと自分には、なくしてしまったものが沢山あるのでしょう。
とは言っても、嘆いているだけでは始まらないので、そろそろどうにかしますかね。
私らしくない。
私は、私の思うように生きます。それは、結果的に私が満足に足りるものでなくても仕方がないです。
よし、明日から書こう!
2014-5-11 00:55
執筆速度が、非常にスローペース&マイペースで安定していない私です。そのため、企画などに参加するつもりはなかったのですが。
というか、したいのですが、その執筆速度故に出来ない。参加するぞ、お題が発表されたぞと思っていたら、気付けばいつの間にか締め切りになってしまう。
しかし、今回、素敵企画さまを発見し、お題を見ていたら、いてもたってもいられなくなりまして。
ただ言葉が溢れてきました。早く紡いで、と。形にしてくれ、と。
つい最近まであれほどまでに情景を思い浮かべて、それを言葉という形にするのに苦心していたところでしたのに。
まるで湯水のごとく、勝手に溢れてくる言葉に私自身が吃驚です。
久方ぶりに、寝食を惜しんで書きました。勢いで書き上げ、勢いで提出してまいりましたが、とても満ち足りた気分です。
完成度はさておき、ああ、とても幸せ。こんな風に小説を書き続けていたいです。
こういう感覚が忘れられないから、文才ないのが分かっていても、書けなくなっても、何があっても結局止められないんですよねぇ。
それはともかくとしても、また参加したいなぁ。すごく創作意欲を刺激されます。
元々、企画のようなものは大好きなのです。以前、自分でも同盟を運営したり(今でも管理中ですが)、祭企画を催したりしていたくらいなのです。
同じものが好きな方と一緒に同じ方向へ向かうって、何かを作り上げるって、楽しいじゃありませんか。
これを切欠に、色々参加してしまいそうな気がします。ああ、しかし、ご迷惑おかけしそうで怖い(苦笑)
2011-10-1 16:22