支部で4話まで公開中だったから試しに読んで……そのまま勢いに乗って一気に読みきった。
これは掛け値無しに良い漫画だと思う。

……て訳でまだ買ってない(←)んだけど、来月辺り密林さんか地元の本屋に注文してみようかな、と。←



作中、国芳の性格の悪さが云々される場面がちょこちょこあるが、
江戸期の絵師って基本が変人ってイメージしか無い(北斎父娘しかり、池大雅しかり……)人間からみると、この漫画における若き国芳はまだ“普通のヒト(笑)”の範疇と言う気も……。
てか、むしろ一門連中からの扱いの酷さからエネme発症してないかこの人(卑屈のぶり返しから他人とトラブるって、いじめられッ子あるあるだと思われ)。

放蕩者みたいな言われようもされてるけど、その辺りきっちり全部“絵(仕事)”の糧にしてるみたいだから、私個人としては、彼のソレはまだ良い部類の放蕩だと思うんだけどねー……彼まだ独り身みたいだし(家族居るのに“放蕩三昧”ってのは、芸や仕事の肥やしになってもあまり良くは無い事と思うけどね)。


しかし、モデルにされた人物だけに、キャラ(見た感じも?)がまんま『猫絵十兵衛』の十玄先生な気が……なので、暇な方はこの2作品を読み比べても愉しいかと思われ。←