わたくし…
32歳になって初めて…
インターネットを開通しました!!!
今まで面倒だとか必要ないだとか何かと理由をつけては避けてきたが
ちょっと前に
PS3でいつものようにブルーレイを観ようとしたらアップデートしないと観れなくなり、そこで初めてネットに繋がってない事に不便さを感じたのだ。
ついに来月16日に発売が決まった
アナと雪の女王のブルーレイも、またテレビに穴が開くほど観なくちゃいけないし
これはもう面倒なんて言ってられないと踏み切ったわけだ。
考えていたより簡単に契約が済み、工事も1ヶ月以上後かと思いきや申し込みからわずか10日経たずに開通に至った
こんなに簡単だったのか…
“案ずるより産むが易し”とはよく言ったものだ
ただ開通したらしたで、さらなる難題にぶち当たる
それが
パソコン選びだ
まず
高額
次に
種類が多すぎる
まぁ
PS3でもそれなりにインターネットは出来るから当面はこのままでいいとしても、やはりせっかく光回線なんていい環境があるならパソコンを使わない手はあるまい
それにパソコン持ってたら何か
できる男っぽいじゃない?
パソコンに詳しい同僚がパソコン買うなら見繕ってやると言ってるし、とりあえずお金貯めなきゃなぁ〜…
え…お金を貯める…?
これが一番の難題じゃねーか。
3週間前の話
先輩が飲みに誘ってくれた
体調を崩したり、節約を始めてから外で飲むことがめっきり少なくなっていたし
しかも私が節約中なのを知っている先輩が「金は気にしなくていいから」なんて言うもんだから、二つ返事で待ち合わせ場所へ向かった。
着くとすでに先輩達は飲み始めていたので、後へ続けとばかりにビールをかっ食らう
…う、うまい
久しぶりに仲間と飲む酒はやはりうまいな。
すると、私を誘った先輩が唐突にこう言った
「…競馬が当たったんだよ、うん」
へぇ…そりゃまためでたいですなぁ、あ、だからおごってくれるんだな
ギャンブル好きな先輩だがいつも負けて負けての繰り返しで、どちらかと言えば私がおごった方が多いくらいの人である
それでもこの先輩とは気がよく合うし、二人で居ると何かしら面白い事が起きるという伝説すらあるくらいよく一緒に飲む相手
競馬が当たったといっても、まぁいつものようにせいぜい数万円のものだろうと思っていたら
なんと
万馬券を当てたと言うではないか。
たしかに、いつもより口ごもった言い回しに違和感を覚えてはいたが…さらに先輩の話を聞いて仰天した
まさかたった
100円が数十万円に化けたとは。
えらいこっちゃ
競馬はよく知らないがこれって新聞に載るレベルの万馬券なんじゃ?賭けたのが1000円なら数百万円ですよ!?
いつもパチンコで紙切れのように1000円札を散財する先輩が100円に甘んじたのは誤算だったとしか言いようがない
もし数百万なんて配当を受け取っていたら
今回ごちそうになったお好み焼きどころか、この世の焼ける食べ物全て焼き尽くして余りあるんじゃないか〜?
しかし…こんな事が身近に起こるとはねぇ
私もかつてはギャンブルにハマっていたクチだけど(パチンコとスロットだけだが)、パチンコごときじゃ1日に儲かる金額なんてたかが知れてる
そう考えると競馬や競輪は夢があるな、やろうとは思わないが。まず馬が別に好きでもない時点で向いてないと思う。
…宵もたけなわとなり会計へ向かい
支払いをする先輩を後ろから眺めていると、先輩がポケットから財布を出した…
その財布は真っ白な長財布、札を取りだそうと開いたその時!!
たちどころに周囲へ
まばゆい黄金の煌めきを放ったのである!!!
(こっ、この輝きは…!まさかあぁぁぁぁ!)
※
開運白蛇革長財布だぁぁぁぁ!
※こちらを参照のこと
http://mblg.tv/materialist/entry/2/?cur=archive&val=2014-03&PHPSESSID=a9atuboa3ea2mop7dr9kiv18j3&guid=on
ネタみたいな本当の話である
しかしこんな事ってあるんだな…
まさかあの財布のおかげだと間違っても思わないが、今まで財布すら持たなかった先輩がいざ万馬券を当てた途端、あのちょっと恥ずかしいド派手な財布を持参していたところがこの話の面白い部分だ。
白蛇革長財布を取り出した時の先輩は、その財布の輝きよりいっそう眩しく見えたものだが
翌週話を聞くと溜まった税金を払ったあと残った数十万円をキャバクラにバラまいてスッカラカンになったあげく、仲良くなったキャバ嬢と交換した携帯番号を紛失したという失態を聞いて
白蛇様がいかに気まぐれかと思い知らされたと同時に、思いもよらない幸運を
どう扱うかによって本来の命運が決まるという事を学んだ。
自らを犠牲にしてまで後輩に教訓をもたらす
ある意味、出来た先輩なのかもしれない。