彼は久しぶりのお休み。
楽しく友人とお出かけに行った。
それほんとうに友人?
無精髭の彼が帰ってきたのを見て少しだけ安心する。
けど、夜に女性の顔の画像を見ている彼を見てまた不安になる。
誘っても断られる。
いろんなストレスで最近お腹の調子が悪い。
キリキリっていろんなところが握りつぶされるような痛み。
カルチでもあったらとか、ちょっと想像する。
きっと貴方より早くいなくなるよって、彼に言ったら、そう思うって言っていた。
痛くて目が覚めた。
君は一人で女性の顔を見ていた。
また、痛い。
もはやどこが痛いのかさえわからなくなってきた。
キリキリと痛い。
久々にそういうことになっても、すぐに終わる。
寂しさと悲しさとで、つい責めてしまう。
仲良くなれない。
彼といて、私は幸せなんだろうか。
私といて、彼は幸せなんだろうか。
全部全部なくなればいいのに。
何もかも。
胃が痛い。
おやすみのキスを拒絶した。
ただいまのキスを忘れられてるのが許せなかったから。
それくらいしか、恋人としての認識を示すことができない自分が愚かだし哀れだし無様だし
いなくなっちゃえばいいのにね。
夜勤業務を行う仕事に就いている私。
昨晩も夜勤で、朝焼けに目を覚ましながら業務を終えて帰宅。
食べたい、眠りたい。
いろいろな欲求を満たしたくて、きっと脳が混乱している。
いつもまっすぐには帰らずに、最寄りの駅ビルを徘徊。
疲れた顔をした自分と鏡越しに睨めっこ。
可愛さも新鮮さも何もない顔。
そうして、つい欲しかったわけでもない物を増やしてしまう。
今日は綺麗なワンピースと大きなミラーを。
装甲が美しくても、中身は腐りきってて。
幸せそうにじゃれついて、隣で寝息を立てた彼を尻目に黒い感情が渦巻いている。
きっと欠けたものを満たそうとしているんだろうけど。
全然足りない。
いろんなことの始め方を忘れた。
友達が結婚すると報告をしてきた。
少し前なら、焦りを覚えて彼を咎めるように話したものだけど。
今は彼の口からその言葉を聞くと背筋が寒くなる自分がいる。
眠れない夜には、余計なことばかりが頭を過っていく。
若い頃は勢いだけでなんとかなった。
それは、若かったから。
今は違う。
昔遊んだ男にされたキスをうっすら思い出してみる。
子供みたいなキスしか出来なくなってる自分に気づいている。
彼にはもう順番が決まっているから、そもそもどうだったっけと自問自答してしまうし、何より自信がなくなって怖くなる。
いつからこんなに臆病になったんだろう。
生きることさえ億劫になってくる。
いっそもう、女でいることをやめてしまいたいとさえ思う。
全てをそれとは言わないけれど、求められる立場が当たり前だった自分のちっぽけなプライドが、自分を孤独にして、たまらなく寂しさを突きつけてくる。
また今度ね。
または、ないんだよ。
思いを伝えても、俺が悪いの?
それを言われたら、何も言えなくなる。
声が五月蝿い。
声が出なくなった。
果てなくなった。
そんな私を見て、困った顔をした。
え?なんで?それって俺のせいなの?
単純に、愛し合いたいだけ。
ただ、それだけのこと。
たった、それだけのこと。
愛していると言うけれど、妻にしたいと言うけれど。
先が見えない。
曇天。
私の心も、ずっと曇天。
きっと、貴方といる限り曇天。
けど、離れる勇気もないし、他に愛を求める元気もない。
このまま枯れていくのかもしれない。
半年で下着に費やした金額は、私の焦り。
どんなに美しいものを見せても、困ったように笑うだけ。
空回り。ただひたすらの空回り。
若さが取り柄の女では、もう居られないことくらいわかっている。
恋の仕方を忘れた。
セックスの始め方も忘れた。
ただひたすら、人形みたいに、体を固くして待っているだけ。
ときめきなんて、そんなものどこかに飛んで行っちまったよ。
このブログを卒業して、何年も経っていたけれど、心の毒を吐くことを許されない現実に潰れそうな自分を立て直すためにも、自分だけの掃き溜めを作ろうと思いました。
同棲生活。
夢にまで見たそれは本当に、夢のようにはいきませんでした。
。