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月夜の言語(BM)



深夜のワルツ

王子しか使えない言葉

きっと誰にもわからない


ドアの外で小さな影が覗いてる

『     !』

わざと怒鳴るように言った。

だけど、


「"こっちへおいで"をどうして怒鳴って言うんだい?」

とアイツは僕は騙されないよと言わんばかりに嫌味な笑顔で言った。

ダメ押しでもう一度

『     ?』

「そのラテン語、聞き取りにくいから普通にはなしてくれないかな?」


なんだ こいつ

王子だけのこの言語を知ってるとか



アルコバレーノなんてただの赤ん坊かと思ってたけどこの藍色は違う

















『決ーめたっ!明日からお前も王子のお茶会に招待してやるぜ』

「その変なダンスの見物料と茶菓子代は払わないから」

『変なってなんだクソチビ まぁ金はいらねーよ だって王子様がゴ招待したオ客サマだぜ?』

「そう なら僕もそれなりの期待をしておくよ…     。」



アイツは最後に王子とアイツしか知らない言葉を残して部屋に戻っていった















『ワルツの踊り方教えてあげるよ。』



スゲーけどやっぱり生意気でうぜークソチビ。

だから、君は笑って




なぁ、なんで泣くんだよ

泣きたいのは俺の方だよ。













「話がある」

蓮は随分とシリアスな雰囲気で俺に告げた

なんとなく別れ話かと気付いていた。

二人の学校、バイトが終わった23時頃 居間にて始まったその話。


「結婚しろとオヤジに言われた」

「ふーん」

結婚しろ、ねぇ…
なんつーか本当お前のオヤジって唐突だよな

止めるなんて未練がましい事はしねぇよ

だって蓮はそんなこと望んでねぇんだろ?


「別にいいんじゃねぇの?止めねぇよ。蓮がしたいようにして俺はそれに合わせるぜ」

最後に 俺ってつくづくいい彼氏 と付け加えた。

蓮は少しの沈黙の後

「お前はどうしたいのだと聞いているんだ」

と震える声で呟いた。


なんだよ 蓮。

俺はお前の望む通りにしたいのに。




















「…そんなのお前が考えろよ」












俺は自分で思った以上に低く冷たい声で呟いた。















続く。

バレンタイン/XSの場合1


「日本では今年は逆チョコが流行ってるみたいですよ」

明らかにマフィアのボスが振るような話ではないが、いつものことなので今更だ。

この男にボスらしさを求めても仕方ないとザンザスは返事をした

「…逆チョコ?」

「ええ 普通ならバレンタインには女性から男性へ渡すんだけど、男性から女性へ贈るから逆チョコ」


「はっ 俺達マフィアにバレンタインなんて関係あるかよ」


ザンザスは馬鹿にしたように笑った


「去年あれ程お返しを悩んでたのが懐かしいね」

「………う゛」

「はは 冗談冗談 俺はただ日本でそういうのが流行ってるって伝えたかっただけだよ。じゃあまた」
















そこからイタリアへ戻るまで"逆チョコ"と"バレンタイン"の事で頭がいっぱいだった














続く…

あぁ、懺悔の時は近い



俺は嘘つきで弱い。

自分を大きく見せる事に必死でそうしていなきゃ不安で仕方無い。

だが、お前の事は守り通せる、否守り通すべきだと思ったんだ…

















認めたく無いがカスに会って俺は変わった
(世界に色が着いた)

誰(た)を思う事、
(独りから解放され)

誰が為に何かをする事を知った。
(二人になった)


明日に迫ったあの計画
自身の自尊心の為にも守りたい者の為にも失敗は許されねぇ。
(憎しみの因を断ち切る為に)


だが、超直感か何なのかはわからねぇが
(血も流れてないのに)

どうやらカスと俺は離れ離れになるようだ
(捻曲げたい)

カスが消えるのか
(独りに戻るのか)

俺が消えるのか
(その時は、)




















.








お題SS
配布元→空をとぶ5つの方法

拝啓。


拝啓 恋人様


僕のこの声は届いているのでしょうか

僕のこの叫びは届いているのでしょうか

君を愛でても褒めても

君は僕の愛を信じてはくれませんでした。

君が僕を愛してくれているのかもわかりませんでした。


あの秋、

『君は僕を愛していますか?』

と尋ねたら

君は世界の終わりを見ているような瞳(かお)で

『どうして?』

と疑問符を返しました。

あの秋、

僕はまだ世界の始まりしか知らなくて

あの秋、

君はもう世界の終わりを知ってしまって


あの秋、

僕のかかる言葉は

鋭利な刃物のように

君に突き刺さったのでした。

あの秋、

僕等の世界は

始まりと終わりを

同時に告げて

壊れてしまいました。



この秋、

始まりと終わりの

図書館へ訪れました。

















あの秋、

君の隣は

空席で

この秋、

君の隣は

変わらずで




















『君は僕を愛してくれていましたね』




























『さぁ どうでしょう』

と君が微笑う(わらう)と


世界に再創の鐘が鳴り響いた







































....*







ツンデレ彼女

蓮ちゃんでもマモでも宍戸先輩でも

特に誰というのは無くかきました…

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