腐ってますので注意…

ヒビト×紫です。
愛故の二次創作なので許してください(笑)





















【ルール】






紫さんはコーヒーに角砂糖を二つ入れる。
甘党というわけではないらしいが、コーヒーは苦いから砂糖を入れないと飲めないらしい。
だったら飲まなきゃいいのに、なんて言ったら彼はきっとこう答えるだろう。
「ミルクよりコーヒーを飲んでた方がカッコイイだろ?」
俺はコーヒーはブラック派だ。けれどどちらかといったらミルクの方が好きだ。
ハンバーグもカレーライスも、菓子についてくるおまけカードも好きだって言ったら、紫さんにお子様扱いされた。どうせ俺は紫さんから見たらお子様だよ。

紫さんには他にもいくつかの自分ルールがあるらしい。
たとえばファッション、ジャンプスーツの裾は必ず2回折るのが決まり。
くしゃみをしたあとは鼻の頭を人差し指でこする。
車から降りたら太陽に向かって背伸びする。

そして、土曜の夜には俺の好物を作ってくれる。もちろんハンバーグかカレーライスだ。俺はソファに座り、キッチンに立つ紫さんを眺める。テレビを見るフリをしながら、こっそりとだ。これが俺のルール。
長い指が玉ねぎを切ったりジャガイモの皮をむいたり、まるで魔法でも使っているかのように器用に動く。小一時間も経つとあっという間に料理は完成だ。
「いただきます」
俺は両の手のひらを合わせ、食べる前に深々とお辞儀。紫さんは必ず俺が先に一口食べるのを見てから、自分もいただきますと手を合わせる。
「そんなの毒見させるために決まってるだろ」って紫さんは笑ってたけど、ホントは知ってるんだ。俺が一口食べて美味しいって言うと、耳が赤くなること。
俺の反応が気になるんでしょ?

パジャマは紫さんのTシャツを借りちゃったりする。
シンプルな無地だったり、何故かアン●ンマンだったり、Tシャツに限って言えば無秩序。このセンスだけはよくわからない。
まあこのミステリアスなところがまた魅力的だったりするんだけど。
紫さんは「おやすみー」なんてさっさと隣の部屋に入って行った。髪の毛を解いた姿も男前だななんて、本人に言ったら絶対調子付くから絶対に言わない。
俺は明りを消して、定位置のソファにごろりと横になる。
微かに香る、紫さんのコロン。また明日、と心の中で小さくつぶやいて眠りに就いた。

おやすみなさい。




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THE☆言い訳
・ヒビトが告白して何となく紫さんも受け入れちゃって、でもデキてるわけじゃない、同僚以上恋人未満な関係。
・毎週末ヒビトは紫さんの家に押しかけ合宿。笑
・コーヒー飲むカフェテリアは紫さんとムッちゃんがお話ししてたあの場所。超記憶があいまい…








あああ何してるんだろ、早く寝なきゃ!笑
しかし萌える!勝手に捏造しまくって萌える!