読み終わった。
死生観がちょっと変わった。
死後の世界って本当にこーゆー感じなのかもしれない。
わたしも走りたくなった。
生きる為に。
森絵都さんの本は、
本当に好きだな。
カラフルとちょっと似ている感じがしたけど、こっちの方がなんとゆーかもっと深い感じがした。
久しぶりに、小説読みました。
11編からなる短編集。
銀座か、あるいは新宿かとか、ドバイ@建設中とか、二人姉妹とかどれもよかったけど、一番印象的だったのは太陽のうたかな。
神は時として善よりも悪を施しになる
人間が竹を裂くように人間の絆を裂き
人間が布を裁つように人間の愛を断ち
人間が作物を刈るように人間の幸福を刈りとり
人間が井戸を掘るように憎しみの歴史を掘りおこす
だからってそれがなんだろう
明日にはまた東から太陽が昇り
この荒れ果てた大地を照らすよ
この罪深き世界をとこしえに照らすよ
この冒頭の文で一気に引き込まれた。
途中にも、
神は時として生よりも死を施しになる
人間が草をむしるように人間の良心をむしり
人間が大地を踏むように人間の尊厳を踏みつけ
人間が砂をさらうように人間の命をさらい
人間が羊の腸をえぐるように人間のはらわたをえぐる
だからってそれがなんだろう
明日にはまた東から太陽が昇り
この荒れ果てた大地を照らすよ
この罪深き世界をとこしえに照らすよ
といううたが出てくる。
強いな。
うん。
人生色々です。