尊敬している開業医の先生がおられます
全国からそこで学びたいと医師が集まってきます
医師不足の中、無給という条件でも学びに来るのです
その先生の人柄が大きいと思いました
その人柄とはまったく自分の損得勘定で動いていない先生なのでした
開業医でも収入を求めたりせず、書籍を書いても印税は一切受け取りません
ひたすら子どもたち・青年たちの心の問題に取り組んでおられるのです
でも治療については一切妥協しません
人は、自分の損得を考えず、何かに熱く取り組んでいる人のところに集まるんだなと実感しました
損得を考えずに動くこと、たぶん、そんな姿を見ると、人は安心するのでしょう・・
それでその人に惹きつけられるのでしょう・・
「私は養護助教諭をしているので、こどもの精神科や発達障害などに興味があります。どのような内容の書籍か、もしよければ教えてください!」
一冊は学校の先生向けの本です これまでにない違った切り口をしています^^;
もう一冊は身体能力を向上させるための本です^^
精神科医だったはずが最近は学校教育に関することばかりやっていますね(・・;
タイトルは無理です・・ 素性がばれますので(・・;
昨日、原稿をやっと出版社に送れました。4月から取りかかっていた企画です
来年3月には出版予定です
また他に4年かかりで取り組んでいた書籍も先週DVD撮影が終わり、来年5月出版予定です
さっそく今日から新しい書籍の原稿作成中・・ 病院の当直室で一人寂しくコツコツと・・・
現在3社と契約中です・・
出版社との関係作りってとっても大切だと感じるこの頃です・・
あ・・ 何か素晴らしい企画案があれば教えてください(・・;
「自律神経失調症なのですが引っ越し先で病院を探すため、保健所で聞いたところ、神経科を勧められました。精神科でずっと受けてきたのですが、神経科もアリなんでしょうか?」
2つポイントがあります。自律神経失調症という病気は何の病気かもう少し詳しく聞かれた方がいいでしょう・・
あと、神経科=精神科です。 精神科は行きにくいので、名前を変えていたりします。
メンタルクリニックとか・・
ややこしいのに、神経内科とか心療内科というものがあり、どちらも内科がベースです。
神経内科は脳梗塞、脳出血、脳炎など、心療内科は主に精神面からくる身体面の治療です
心療内科は精神科医がやっている場合と内科医がやってる場合があります。内科医の場合は精神科治療はあまり期待できませんので要注意です
昔に書いてた記事をもう一度・・・
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何故、自らの命を絶って死んだら駄目なのか? この答えは誰にも分かりません。だけどある先生の話を聞いて、考えさせられました。
太平洋戦争末期、日本本土は米軍からの空襲を受けていました。沖縄は米軍に上陸され多くの民間人が巻き添えとなりました。
避難壕に逃げ込んだ民間人に対して米軍は容赦なく火炎放射や機銃掃射したり手榴弾を投げ込んできたのです。
中には赤ちゃんや子供、お年寄りが大勢いました。
避難壕の中で、皆自分の役割を分かっていました。自分より弱い人間を守ること。手榴弾が投げ込まれると大人たちは体を張って子供たちを守り死んでいきました。
大人たちが次々に死ぬと今度は子供たちが自らの体を盾にして、自分たちよりも小さな幼児たちや赤ちゃんを守ったといいます。
最後には赤ちゃんしか生き残っていなかったといいます。つまり小さな幼児までが自分の命をかけて赤ちゃんを守ろうとしたのです。
命は尊いものです。これまで長い歴史の中で、そうやって命が引き継がれていったのでしょう。
自らの命を捨てて赤ちゃんを守ろうとした小さな子供たち・・
その存在を知るだけで何故、私たちが自分の命を粗末にしてはいけないのか分かる気がします・・