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鈴木ちゃんのやつ



いつかのGWに元就せんせーと遊ぶお約束をした鈴木ちゃんのやつ。数年後。またお電話。



「ハーイ☆鈴木ちゃんだよ☆」

「………」

「せーんーせーあーそーぼー」

「………」

「もう切るの無しね。今私にマホステかかってるからせんせーの特技は一切ききませーん」

「それは特技には効かぬ。呪文から身を守るものぞ」

「せんせードラクエやるんだ…意外…」

「……」

「うわぁ切られた!やっぱりマホステじゃダメだったか…」



テイク2

「それでもちゃんと出てくれるせんせーが私は好きだよ」

「幾度と掛け直す貴様が我は好かぬ」

「ねーねーGWだよ!ゴールデンウィークだよ!あそぼー!」

「我にとってはゴールデンワークだ。貴様と戯れている暇などない」

「せんせーそんな冗談言うようになったんだ…意外…」

「……」

「切るのなーし!!」

「切るに切れぬ」

「あー、やっぱり私のことが気になるんだねせんせー。ふふ」

「…幾度と掛け直す貴様が好かぬと言うたはずよ」

「わかってるわかってるー。これ以上掛け直させて嫌いになりたくないんだよね?今はまだ好きなんだよね?」

「そうか、着信拒否という手もあったな」

「調子に乗ってすみませんでした先生それだけは勘弁してください」

「…戯言よ。そのようなことを今更する程好かぬなら、貴様との縁はとうの昔に切れておる」

「そうだよね!だってもうせんせーの生徒じゃないもんね!」

「貴様…卒業まで見届けてやった我への恩を仇で返すつもりか。貴様はいつまでも我の生徒に他ならん」

「うう…せんせーそんなこと言ってくれるんだね、なんか今泣きそう。せんせーの生徒でよかったです」

「ふん、今頃感謝しておるのか」

「いや感謝はずっとしてるけどねせんせー、そうじゃなくてね…今は先生と生徒じゃなくてね…その……」

「ああ、そうか。もう学校に通わぬ貴様は我と他人であったな」

「うう…せんせーなにその急に冷たい感じ。さっきと違う意味で今泣きそう」

「違うのか?」

「せんせー相変わらずドSだね。私泣かすの好きすぎでしょ」

「貴様が直ぐ泣きすぎるだけのことよ…虐め甲斐もないわ」

「今虐め甲斐って言った!やっぱり虐めてたんだ!」

「不服か?」

「一生ついていきます」

「当然。貴様は我に虐げられ続ける生涯を送るがいい」

「なにその新しいプロポーズすっごいどきどきするんですけど」

「誰が貴様など嫁にするか。我の犬として生涯を送れと言うたのだ」

「飼ってくれるの?可愛がってくれるならそれでもいいよ!」

「……」

「ちょっと!せんせーから言い出したことでしょ!なに引いてるの!」

「…いや、我も危うく賛同するところであった」

「え……私を飼う話?…」

「それこそ貴様が言うたことぞ」

「ひ、引いてないよ!…あのね、それならせんせーがゴールデンワークでもお家では一緒ですよね」

「…」

「…と、思って」

「……来るか」

「え?」

「その気があるなら我は構わぬ」

「…え、ええ!?ほんと!?どっどうしたのせんせー仕事のしすぎでおかしくなったの?」

「…そうやもしれん。貴様に癒しを求めるなぞ愚行の極みよ…」

「そこまで言うことないじゃん」

「但しGW中のみと約束出来るならばの話だ。それ以上の面倒は見切れん」

「んー、それも私から言わせて貰うけど、先生が寂しくなってGW終わっても居て欲しくなるかもしれないよ?」

「……」

「あっごめんなさい調子乗った!気にしないで!」

「存外有り得る話かもしれぬ。…と、思ってな」

「え」

「…覚悟は、あるのか。我の家で暮らすかどうか」

「あ…あるに決まってるじゃん」

「そうか。ならば仕方ない」

「う…うん、えっ仕方ないって…住むかもしれないってこと?ちょっ、ちょっと待って住む準備まではまだ」

「そのようなものは後から間に合わせれば良い。案ずるな」

「……先生、男前。行くね。おうち」

「惚れ直したか」

「もー!そんなこと言う人じゃなかったでしょ!惚れ直したよ!……GWからは覚悟してて」

「なんの覚悟だ。…まぁいい。段取りは貴様に任せる」

「もー、先生ったらー…」



___

もー、先生ったらぐだぐた。
口調も忘れた。
助けて。

☆ちゃんのやつ


伊達軍みんなのアイドル兼ペット(兼いちおうくノ一)な☆ちゃんがみんな(政宗と小十郎しか出てこないけど)にかわいいかわいいされる感じのやつ。
でも☆ちゃんは小十郎さんと結婚したいの。でも相手にされてないの。


___

☆ちゃんが政宗様の趣味でおねだりさせられるやつ




「あーーー政宗様ばっかりお菓子食べてズルいんだぁーーー」

「なんだ☆、このsweetsが欲しいのか?だったらcuteなcatでおねだりしてみろよ」

「政宗様ぁお菓子くださいにゃー。にゃーにゃー。すりすり…政宗様、あったかいにゃ」

「…………ふ」

「政宗様。今すぐその緩み切ったお顔を引き締めぬとあらばこの小十郎、☆を奥州から追放致します故」

「小十郎、日増しに冷てぇな。昨日は城から追放っつってたのによ。明日は国外追放か?」

「政宗様のお顔が急にきりってしたにゃー。………お菓子…」

「Ah-,sorry.ほら、ご褒美のsweetsだ。あーん」

「やったにゃ!あーん、………ふにゃー。甘いにゃー。おいしいにゃぁ…幸せにゃー」

「…………fu」

「☆。国外追放か政宗様に平手打ちをするのかどちらかだ。早急に選べ」

「小十郎、後者おかしいから。許して」




___

☆ちゃんが畑で小十郎さんを見つめてるやつ




「はぁ……小十郎さんに耕されてる土さんが羨ましいなぁ。蒔かれた種さんも羨ましいなぁ。小十郎さんに耕されて蒔かれたいなぁ」

「…」

「ねぇ政宗様、小十郎さんいつになったら私をお嫁さんにしてくれるんだろぉ」

「…土と種のくだりにはツッこまねぇぞ俺は。恋煩いか?小十郎に?やめとけ、きっと一生煩うことになるぜ」

「ぶー。そんなことないもん。いつかは小十郎さんのお嫁さんになって毎日ぎゅーしてもらうんだもん」

「hugなら嫁がねぇでも出来るじゃねぇか」

「怒られちゃうよぉ」

「どうせ毎日怒られてんだろ?今更ビビってどうすんだよ。ほら、行ってこい」

「わ!押さないでっ……あ」

「あ。畑へ盛大にdiveさせちまった。……帰ろ」


(政宗様はトンズラしました)


「……☆。分かってやってんのか。そこは今蒔いたばかりの種があるところだって…な?」

「うー…違うの小十郎さぁん、私ね…私ね………種さんを抱き締めてたの!!」

「………ほう」

「こうやってむぎゅーってしてたらね、この種さんを蒔いてくれた小十郎さんにも私の愛情が伝わる気がしたの」

「……で?」

「作物さんは愛情で育つんでしょぉ?小十郎さん言ってたもんね!」

「…間違ってはいねぇな」

「でしょぉ。でね、小十郎さんが一生懸命耕した土さんにもね、種さんを通じて今それを伝えようとね」

「☆。秀逸な言い訳が出来るように練習しとけ。長い。それとおまえ、夕餉抜きな」

「嘘じゃないのに!政宗様に聞いてみてよぉ私さっき似たようなこと言ってたから!あと私が転けたのも政宗様が背中押したからなんだよぉ!」

「……。政宗様が何処に居るって?てめぇこの後に及んで政宗様の所為にするなんざ…明日の朝餉も抜きにされてぇのか?」

「えぇっうっそだぁー!あーほんとだぁ居ないねぇ……なんで政宗様居ないのぉほんとにあの人のせいなのにぃ……うぅ」




___

☆ちゃんが泣き寝入りした次の日のやつ



「…………」

「………。それが主人に向ける目か?petならpetらしい忠誠心溢れる目で見てほしいもんだな」

「………」

「………。…悪かったよ、今のはjokeだ」

「…お預けができないように甘やかした責任」

「はいはい取る取る。朝餉は小十郎に頼み込んで食わせてやるよ」

「…!政宗様、好き!ぎゅー」

「…………ふ」
「と顔を緩めようとした俺の目の前にはいつの間にか強面の家臣が居た為に再び引き締めることとなった、ただそれだけのことだ。気にすんな小十郎」

「気にするなと言う方が難儀にございますぞ」

「…小十郎さん」

「昨日の言い分だが…政宗様が畑へ向かっておまえを押したってのが本当なら、政宗様はおまえの夕餉を取り上げた張本人であられるのだぞ」

「!!!」

「小十郎、おまえの言い方が悪い所為で警戒心MAXになっちまったじゃねぇか。…つーか☆も☆だ、普通わかるだろ」

「……政宗様嫌い」

「こら☆、失礼だろうが。……。朝餉は食わせてやるから、政宗様に謝罪しろ」

「えっいいのぉ!?うわぁいやったぁー!小十郎さん大好きー!政宗様ごめんなさい」

「謝罪のtensionな。まぁいい…それより小十郎。……もっと分かりやすく妬けねぇのか?」

「……さて、なんのことやら。☆、張り切ってるみてぇだが朝餉の準備は手伝うな。大人しくしてろ」

「あーこないだお櫃(ひつ)ひっくり返したのまだ根に持ってるんだぁ。大丈夫、もうあんなことしないから!」

「手伝ったら朝餉抜きな」

「なんで!普通逆だよぉ小十郎さん!」


「……最終的に攫ってくんなら最初から攫っといてほしいんだがな。小十郎こそ俺に失礼だろ…」



___

小十郎さんも☆ちゃんのこと大好き。
でも言わない。

私の中の政宗って別にcoolとかそんなんじゃないんだけどまぁどこの政宗もこんなもんだろ。って言ったら失礼だね。fu。



ていうかなにこれ長っ

質の良い雪!白く輝いている!さらさら!そんな銀世界ひゃっほー!



(北の方へ出向いて戦です)


「…え」

「…変な物を見るような目を向けるのはやめなさい」

「え…だって可笑しいじゃんどう見ても」

「何が可笑しいと?」

「周り銀世界ですよ。しかも昨日からずっと雪降ってますよ」

「ええ、ここまでの銀世界となるとなかなか見られない景色ですね。心が踊りますよ」

「私光秀様を見て身も心も冷え固まりそうです」

「?何故ですか」

「何故ですかじゃないよなにその格好いつも通りかよ冬服ないのかよおまえ馬鹿なの?ねぇ馬鹿なの?なに普通に腕全開なの馬鹿なの?」

「ククッ…部下に馬鹿と言われるとは」

「いや今更か…光秀様には期待してませんので…はい」

「厚着をしては動き難いですからね」

「え、寒い方が動き難いよね?体固まるよね?…ってこの人鳥肌すら立ってないよははっ体も馬鹿ですね」

「寒くなくはないですよ。…では、あなたが温めてください」

「は?なに言ってんの?」

「もっと此方へ寄りなさい」

「うわちょっと引き寄せんな馬鹿と変態が移る」

「あなたは温かいですね…」

「うわ冷たっなにこの人なんで生きてんの?体温何処いったの?」

「…少し、抱き締めてもいいですか」

「死ぬの?此処戦場なんですけど知ってます?」

「温かい…やはり、あなたが居れば薄着でも問題ありませんね」

「問題なら今ここに迷惑を被っている部下が居ます」

「……口吻けても」

「死ねよ」

「…相変わらずつれない態度ですね。堪りませんよ」

「おいやめろよまじでなに顔近付けて」

「……。…フフ、口唇まで温かい…そして甘美ですね」

「光秀様は口唇まで冷たいんですね。死んでますね」

「…あなたの体温も先程より上がったようですね。頬も…昂揚したのかうっすら紅く」

「うるさい黙れ愛してます」

「…ククッ…やはりあなたは何よりも可愛らしく、愛しい」

「満足したなら早く戦に集中してください周りの敵がそろそろ向かってくることも忘れてドン引きしてます」

「おや、…気付きませんでした。もう少し見せつけたかったのですがね」

「光秀様私に触れながら片手に持った鎌で応戦してましたよね気付いてますよね」

「フフ、流石…見ていたのですね」

「いや見たくなくても見えるし。接吻してる後ろで断末魔聞こえてるし」

「そう言うあなたこそ。片手に刀を持って応戦していたではありませんか」

「光秀様偶に本気で興奮して鎌空振ってましたよね。その所為です」

「あなたが魅力的過ぎるのがいけないのですよ。あなたが傍に居る…それだけで私はあなたの色香に惑わされるのです」

「じゃあ離れますね」

「いけません。あなたが居なければ私は…全力を出せない」

「鎌空振ってた奴がなに言ってるんですか死にたいんですか」

「それもそうですね…この続きは戦が終わってからにしましょうか」

「最初からそうしてください」

「さて、では早速周りの……おや、周りに敵が居ませんね」

「先程士気を無くしたように歩いて去って行きました」

「成程、私とあなたの愛に嫉妬したのですね」

「もうほんとやだこの人恥ずかしい…殺したい」

「殺したい程愛してくれているのですか?奇遇ですね、私もですよ」

「は?なに言ってんですか殺していいですか?」

「ああ、そうでした。私とあなたは奇遇や偶然などという言葉では繋げません…運命、ですよね」

「最初からそう言ってください」

「フフ…さっさと戦を終わらせましょうか」

「はい、寒いので」

「私は温かいですよ?」

「黙れ死神」

「手厳しいですね…欲情してしまいますよ」

「黙れ変態」

「愛しています」

「黙れ私もです」


__

駄目だ収集つかない辛い

いつきちゃんのところでもノースリーブではしゃいでた光秀様が元ネタ…で何故こうなった

書いてる内にヒロインたんが毒舌ツンデレになってしまった。
最初はツンだけで光秀様のことなんて嫌いだけどまぁなんか愛されてるし好きにさせとこうみたいなビッチ設定だったんだけどな…可笑しいな

そしてヒロインたんまで変態になってしまった。
蘭丸がよく言う変態が移るってこういうことですかね。

因みに周りに居た敵はなんか馬鹿みたいにイチャついてるけどチャンスじゃね?と思っていましたが一見隙だらけと見せかけて実は一切隙の無い二人にバッサバッサやられてまずそれに仲間がドン引き。
自分たちにお構い無くキスまでしてるし更にドン引き。
どうにかすれば隙をつけそうだけど向かって行ってイチャつくついでに殺されるのやだな…とヤル気無くして退却。
こんな感じです。

これ見せつけに次は慶次のところに行きたいw
喧嘩祭でもいいけど普通にデートで祭に行くのもいいな…迷うわー


あ、あとタイトルは北海道で銀世界を見た時の私の感想です。
あんな綺麗な雪は見たことない!心踊るわー!
多分これの光秀様も内心あんな感じ。


_

へたっぴ告白



へたっぴ二重人格の続きです。

因みに本当に二重人格な訳ではないのでへたっぴです。
まゆゆだってPVの最後にはウインクしてるので。

本当に出来るかどうかはこの際関係ない。まゆゆが可愛ければそれでいい。ごめん注意書きでもなんでもない話してw





(鍛練中)


「…」

「…」

「…ゆ、幸村」

「お、おう」

「そのように緊張していては、…思うように体が動かぬぞ?」

「そ、それは、そなたもだろう」

「うう、う、五月蝿い!」

「…ここ最近のそなたは、なんというか…以前と比べて覇気が感じられぬ」

「そんなことはっ…、…。……ある、な」

「やはり佐助の話したことは…本当のようだな」

「…。幸村、少しいいか」

「…」



(鍛練場から少々離れた人気の無い所)


「…話して、くれるのか?」

「いや…まだ、もう少し待ってくれ」

「!…待ってくれ、とは…。原因に思い当たることが見つかったような次元では、無いのだな?」

「そうだ。思い当たるどころか、…私自身はとうの昔に知っていたよ。全ての原因や動機を」

「もしやそなた、佐助の言っていたことには反して本当は己の…二つの人格に」

「気付いている!」

「!」

「…私の本当の性格は、何故か幸村の前でだけは出て来てくれない。気持ちを抑えて出さない訳では決して無い…自然とこうなってしまう」

「そうか…。…やはり俺の所為でそうさせているのだな」

「幸村は何も悪くない!悪いのは…私なんだ」

「俺の前でだけそうなるのだろう?ならば、俺の存在こそが事の原因であることは避けられぬ…」

「確かにそうだ。だが、幸村は何も悪くない。…本当だ」

「理由はなんなのだ。…それを、待てと言うのか」

「…。まだ、気持ちの整理がつかない。…そこで、だな…幸村」

「?」

「整理がついたら、いつか必ず話す。だから、それまで…これまで通りの私で居させてほしい」

「…」

「だ、駄目か…?」

「…何を言う。駄目な訳が無いだろう!」

「!」

「俺は、普段のそなたも、俺の前でだけ見せるそなたも、どちらも本当のそなただと思っている!」

「…っ、本当か?」

「そなたには本当のことしか言わぬ。普段のそなたがどのようであろうと、受け入れる覚悟は…佐助から話を聞いた時から既に出来ている」

「…」

「いつでもいい。寧ろ、よくぞ申した。…いつか見せてくれるのならば、俺は幾らでも待つ」

「…。…ありがとう、幸村」





「で?また言えなかったの?」

「言えない言えない言えないよぉっ!そんな簡単に言わないでよう…」

「でも本当は言いたいんでしょ?」

「勿論っ!…だから今日、いつか言うって約束したの」

「そうだね、ごめんごめん」

「うぅ、だから頭撫でないでよぉ…」

「嬉しいクセに」

「えへへ…。…でもね、本当はね…」

「旦那に撫でて貰いたいんでしょ?」

「うん……えぇっ!?」

「最初から分かってるよ。あんたが…旦那を好きだってことくらい。ね?」

「え…えぇ…。…へへ、バレバレだよねぇ」

「あれ、あんたも気付いてたの?」

「うんっ、ずっと気付いてた!…だから言えないんだよねぇ…」

「本当の自分を出したら、全部言っちゃいそうだから?」

「…絶対言っちゃう。だから、まだ言えないの。心の準備がね…出来てないからね……ふぅ」

「…。言っちゃえば?」

「う、うえぇ!?いっ…言えないよぉ」

「大丈夫、あんたが傷つくようなことはないから」

「へ…?」

「あ、旦那」

「!?…居ないじゃん」

「……。あれー?おっかしいな、俺様としたことが見間違えちゃったかも?」

「もうっ!ビックリさせないでよねぇ!」

「いやー悪いね。…ま、それより早いとこ素直になりなって。楽になるよ?」

「むー…楽になるかどうかは分かんないよぅ…」





「……。…俺は…今、あれを見てしまってもよかったのだろうか…」


__


へたっぴ告白

告白は幸村への気持ちの告白のこともあるし、本当の性格の告白を幸村に…おっとこの続きは次回へ


_

へたっぴ二重人格



※分かり難いかもしれませんがヒロインは本当に1人です。2人居る訳ではありません。





「うおおおお!!!」

「うううおおおお!!!」

「はぁっ!」

「はぁぁぁっ!!」

「くぅっ…やるな、そなた!」

「油断するな幸村ぁぁ!!」

「!」

「とぉぉっ!!!」

「ぐっ、」

「…フ、どうした。おまえの実力はそんなものか?…そりゃぁぁぁ!!!!」




「…あんたもよくやるよね。あの旦那相手に同じかそれ以上の気迫で迫るなんてさ」

「疲れたぁー!マジで疲れたーっ!私普段あんな熱い人じゃないんだけどぉ…」

「知ってる。…だからこそ思うんだけど、あそこまでしなくても良くない?」

「えへへー、私も思う」

「じゃあなんで?あんな全力で頑張っちゃってるワケ?」

「いや、なんかねぇ…幸村が私信者すぎて実は困っててねぇ」

「は?…信者?」

「前にさ、そなたと戦っているとお館様と重なることが多々ある!とか言われちゃってさぁ…」

「…あー」

「確かに幸村と出会った時からお館様の計らいもあって熱く幸村に合わせてはいたよ?」

「異性が極度に苦手な旦那の為にね?」

「うんー。でも当時は今程熱くなかったハズなんだけどなー、いやぁ可笑しいなーははは……はぁ」

「それで?合わせてあげてるってこと?」

「うん。実際ああやって別の人格作ってる方が戦い易いんだぁ、普段はこーんなのほほーんとした感じだからねぇ…」

「まぁ人格なんて作らなくてもあんたは強いけど…確かに旦那とやり合ってる時の方が生き生きと戦ってはいるよね」

「それでもいいんだけどねー、もう引き際が分かんなくなってからは暴走しちゃってね…幸村の前だと鍛練以外でもああだし。流石に疲れたよぉ」

「成程ねぇ…あんたも大変だ。そんじゃま、俺様も手助け致しましょうか!」

「ほんとにー!?…え、なにを?」

「まぁ楽しみにしてなさいって」

「…。なんかちょっと不安なんだけど」




(翌朝、幸村との鍛練中)


「どうした幸村ぁ!!動きが鈍いぞ!!」

「…っ、…す、すまない」

「いつも通り全力で来い!…それとも、手加減しているのか?この私では不服だとでも言うのかぁぁ!!」

「違う!断じてそのようなことは…」

「女だとて加減せぬことは約束しておるだろう!?…フン、もしや今更意識したか幸村!!ははは!!」

「……、…」

「…?…どうした?幸村。…まさか本当に私を意識して…」

「すまなかった!!!」

「!?…なんだ突然…、男が易々と土下座などするでない!」

「…すまなかった…っ」

「…おい、どうした。頭を上げろ。私は土下座されるようなことなど何も…」

「そなた、……そなたの、普段通りの話し方を聞かせてはくれぬか?」

「!?…普段通り?……何を言う、これが普段通りだ」

「佐助から聞いた。…そなたは俺の前だと無意識に緊張してしまい、本当の自分を出せないでいる、と」

「は……はぁぁぁ!?」

「なっ、なんだ!?違うのか!?」

「ちっ、違っ…あ、いや違わなくはないが…」

「どちらなのだ!!」

「!」

「…俺はそなたと、鍛練以外でも親しく出来ていると心底思っていた」

「親しくしているだろう?なんの不満があるのだ」

「そのっ…言い難くはあるが、佐助から聞いた話によると…、俺のせいでそなたにはもう一人の人格を作らせている、と…」

「…。そんな訳…ないだろう。佐助と私、どちらを信じるのだ?」

「そなたを信じたい。だが、信じたいからこそ気になる…というのもある」

「…残念ながら人格はコレ一つだよ。悪かったな、期待に添えなくて」

「そうか…やはりそうなのだな」

「?」

「そなたは己のもう一つの人格…俺の前でのみ出現している人格に気付いていないとも聞いた」

「……っはぁぁぁ!?」

「驚くのも無理はない、佐助も俺ならなんとか出来るかもしれないと切羽詰まった様子で泣きついてきたのだからな」

「泣……っはぁぁぁ!!?」

「悪いのは俺だ。責任を持ってそなたの人格を必ず唯一つの物と致す。…今は意味が分からぬかと思うが、勝手に協力させて貰う」

「ちょっと…待て。…本当にちょっと待ってろ佐助ぇぇぇ居るんだろぉぉぉ!!!」

「!!何処へ行くのだ、早まるな!」

「違う!違うから本当に大人しくしていろ分かったな!!」



(幸村と鍛練している場所から少し離れた所)

「…ねぇ佐助。あんた何してくれてんの」

「何って?…まぁ普通にあんたが旦那の前でだけ人格違うんだよねっていうことを言っても面白くないっしょ?」

「面白くない!?…、…やっぱり嫌な予感はしてたんだよねぇ…。幸村が可哀想だよぉ…」

「え?…旦那が?」

「佐助の話を鵜呑みにしちゃってるからさー、凄く責任を感じてるみたい…悪いことしたなぁ」

「ああ、やっぱり鵜呑みにしてるんだ。じゃぁあんたの偽二重人格が治るのも時間の問題だね」

「え!?…どーゆうこと?」

「旦那はあんたの二重人格が本物で、しかも自分のせいだと思っちゃってる」

「うんー」

「あの人は本気であんたを治しにかかるよ?」

「うんー…」

「根負けして本当のことを自ら言うのも時間の問題…っていうか、もう言いたいでしょ?」

「うんー……ん?」

「ね?あんたが自分から言う切っ掛けを俺様は作ってあげたの」

「…お、…おお。本当だぁ」

「まぁ何日もつかは分からないけど。…でもさ、あの本当に熱い旦那にさ?…あんたの偽物の熱さ、敵うと思う?」

「……思わない」

「だよね。ま、あの人格のあんたは意地っ張りだし?今だって俺様を呼び出すのに取り乱したように見せ掛けて…旦那の前での口調は全く変わってないし」

「そうだねぇ、自分でもビックリしたよー」

「もう殆どホントの二重人格っぽいよねー、今日改めて俺様もビックリしちゃった」

「むー…そんなつもりは全くないんだけどねぇ」

「だからこそ、俺様がそのまま本当のあんたを旦那に話しても意味無いと思ったの。分かる?」

「…分かる」

「ん、良い子良い子」

「はにゃぁ、頭撫でないでよぅ…」

「今みたいなあんた、旦那の前で見せられる?」

「無理」

「あはー、手強いねぇ。ま、いいや。何れ旦那はあんたの本性に気付くだろうし、今の内に自分から曝け出しといた方がいいと思うよ」

「…頑張る」


__


朝考えたネタって夜考えたネタよりよく分かんない。

朝起きて直ぐくらいにね、突然光秀様意外のキャラも考えないとなぁとか思ってね、…テキトーに書いたネタだったんだよね。

冒頭辺りの翌日になる直前である
「ほんとにー!?…え、なにを?」
までが朝起きて直ぐ書いた部分。
寝起きでよく書けたな…笑


しかし意外と広がった(^-^)逆にびっくりした

若干無理矢理な気はするけど気にしてはいけません。
へたっぴウインク意識しましたがそんな可愛い話ではないということも気にしてはいけません。



続きます。流石に(笑


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