話題:好き。

お泊まりデートをした。ご飯を作れば、美味しいと完食。あの子が欲しいと言っていたから時計をあげた。安かったから、日頃のお礼になんて思ったのに、彼は、そんな安物にすごく喜び、終始、眺めては、えへへとにやけて、「今は、○時だよ」と聞いてもいないのに教えてくれた。とても可愛かった。

その夜は、たくさん求められ、交わった。こんな可愛い子だったんだなと喧嘩ばかりで見えなくなっていた彼の良さを再認識した。

テレビを見ていたら、「もう、いいもん」と拗ねてしまった。かまってくれないんだもん、とそっぽ向くのもまた、可愛らしかった。

会える時間は限られているから、くっついていたい。彼の中でなにかが変わっていってるなと思った。あたしの価値観や理想に近づき、依存している。

もっと、あたしを好きになって、求めて、あたしなしじゃ生きれなくなって 。





時計を予想以上に喜ぶので、安物で申し訳なくなった。可愛い、すきをばかみたいに言う彼。愛されているんだなと感じた。その大きな愛は、凍っていたこころを溶かしてくれるようなそれくらいに温かく、いとおしいもの。涙が流れて、すきだなと素直に思った。