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君想う。故に、(マイクル/切甘)



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少し、僕の話を聞いてくれませんか?

長くはかかりません、何故なら僕には時間がないからです。この季節が過ぎてしまう前に、僕は誰かにこの想いを伝えなくてはいけないのです。少しだけ、本当に少しだけ、この雪の塊の話を聞いてください。

僕は、桜の花に恋をしました。

何時だったかその姿を見た時、もう一度、どうしても会いたくて堪りませんでした。だけども彼女はそれっきり僕の前に姿を見せる事はなかったのです。僕がひととせ巡って生まれる頃彼女は散っており、また彼女が生まれる頃に僕は溶けて行きます。もう二度とあの奇跡は起きないと、もう二度と彼女に会えないのだと知った時は、絶望に押し潰されそうになりました。だけど、彼女を好きなこの想いだけはどうしてか消えても溶けてもくれないのです。僕はとても苦しい、届かない想いを僕のこの小さく儚い胸に留めておくのはとてもじゃないけれど残酷な死よりも惨い。ああ、お願いです。どうかこの想いを、あの桜の花に伝えてはくれませんか?僕の代わりに彼女に好きだと伝えてはくれませんか?この想いを吐き出す事が出来たなら、僕は二度とこの世に生まれなくても悔いる事はないと思うのです。だから、どうか、









「…貴方は贅沢だよ。」

マフラーに埋もれた口元を動かし少女は言葉を紡いだ。

「貴方の様な境遇の子はいーっぱい居るよ?気持ちを吐き出せないからって悲観するなんて間違ってる。」

すく、と少女は立ち上がりゆっくりと右足を上げる。

「少なくとも私は、そんな風に思った事なんてない。」

ぐしゃり。

少女の華奢な足によって、小さな小さな雪の塊はその生涯に幕を閉じた。
ふと、後ろに視線。
少女が振り返ると、そこには愛しい愛しい片割れ。彼女は嬉しさの余りその片割れに抱き付いた。

「クル姉!もうっ遅いよクル姉!待ちくたびれた上に手なんてカチンコチンだよー!」
「謝。……何?(ごめん……何してたの?)」

「ん?ちょっと雪だるまとおしゃべりしてた!でももう終わったから、帰ろクル姉!」
「頷。(うん。)」

姉が頷くと、少女は一層嬉しそうに笑みを浮かべ姉の頬に軽く口付けた。



君想う。故に、
(この心は引き裂かれんばかりに宙を舞う。)

(春が来たら、今度は桜の枝でも折ってやろうか)



****----
41作目はちょっと切なめマイクルで!\(^o^)/
つかまいるたんがちょっと病んでるwでも書くの意外と楽しかった(^q^)笑
この双子は狂愛どんとこいだと思うんだ!そしてそんな双子がエルは好きだ!←
これを読んでくれた方は感想と言う名のコメをください!
では\(^o^)/

暴力的少年と狂気的少年(臨静/年齢操作)



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「この世界、腐り切ってるとは思わないか?」
「は?」

唐突に語りだした俺に何時もの間抜け面をもっと間抜けにして気の抜けた返事をしてくる。本当に彼は何処まで馬鹿で単細胞なんだろうか、笑えてくる。

なんて言ったら、せっかく今日は大人しく俺の隣に居る彼が教卓を持ち上げかねないので心の内に仕舞っておく。そう、俺はとても聡明なんだ、とてもね。

「だから、この世界はどうしようもなく腐ってるって言ってるんだ…あぁ、言っておくけど、別に新羅みたいに電波になったわけじゃないからね?ただこの世界は何処までも広く、何処までも自由だ。法律?そんなもの、あってない様なものじゃないか。現に俺は、あんな危ない仕事をしているのに警察に捕まった事なんてないだろ?あれは俺が上手にかわしているのもあるけど、法律に隙があるのも大きな要因だと思うんだ。あぁ、つまり俺が言いたいのはね、この世界はアダムとイヴみたいに単純に行かないって事さ。カインとアベルは兄弟だったけど本当はお互いに恋をしていたかもしれない。その禁断で秘密利な関係に嫌気がさしてどうせならずっと自分のものにしようとカインがアベルを殺したのかもしれない。まったく狂気の沙汰だ、たかが同性を好きになってしまっただけなのにさ。」
「……。」

「所詮男性が男性を好きになるなんて可笑しいのさ、でもそんな狂気を許しているのはこの世界、腐敗しきったこの世界であって、っ…!」

バキッ

我ながら油断したと思う、今のは歯の一本は折れたのではないだろうか。

「っ…痛いよシズちゃん…」
「いい加減長ったらしい御託にイライラしてきた。要するにお前は認めたくないんだろ?」

「認めたくない?何を?」
「俺を好きになった事をだ。」

そう言って彼はますますその眉間に皺を寄せる。ああ、本当にもうなんて愛らしい表情なんだろう!その表情一つでぞくぞくと背筋に快感が走るのを止められない。

「…ククッ…」
「……何がおかしい。」

「いや、なんでも……うん、やっぱり俺はシズちゃんが好きだ。どれだけ狂っていようがどれだけ腐っていようが、俺はシズちゃんだけを愛してる。」
「……そうか。」

ああ、ねえねえ、その可愛らしい横顔に口付けを一つくれてやっても良いかい?もうそろそろ我慢が効かなくなりそうだ。



暴力的少年と
狂気的少年

(俺の説がもし事実であったなら俺はさしずめ我慢の効かなくなったカイン)
(何時の日か彼を殺してしまうのも悪くないかもしれない)
(狂ってる?あははっ正しく誉め言葉だよ。)


****----
35作目は学生時代の臨静です。
しかしこれ年齢操作しなくてもいけた気がする…つか臨也さん喋りすぎwしかも内容迷子すぎて何これ泣きそうww/(^q^)\←
これを読んでくださった方は感想と言う名のコメをください!
では\(^o^)/

これは全部夏のせい(折原臨也/年齢操作)



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所詮恋なんてものは、気の迷いなんだってどっかのアニメキャラが言っていたけれど、まったくもってその通りだと思う。実質俺はオタクでもなんでもないからそれぐらいの知識しかないけれど激しく同意できる。…言っておくけど、俺は嘘なんかついてないよ?まぁ、見ようによってはオタクに見えるかもしれないけれど。

おっと、話が逸れたね、早速戻ろう…とにかく恋なんていうのは真剣にやるものなんかじゃない。色恋沙汰は俺の許容範囲外だ。俺のファンだって言ってくる女子は腐るほど居るけど…いや、腐るほどは居ないか、取り敢えず居るけど、一人だって本命に見えた事はない。きっとこれからも見える事はない。

『あっ折原くんだ!』

見える事はない…

『あれ、折原くんって部活してたっけ?』
「……別にしてないけど?」

見える事は、

『じゃあなんか用事?学校に用でもあるの?』
「用がなくちゃ学校に来ちゃいけないの?」

『いやいやそういうわけじゃなくて…』

見える事はない。……はず。

「会いに来たんだよ。」
『え?』

「君に、会いに来た。」



これは全部夏のせい
(暑さで頭がイカれてしまったのさ)
(まさか俺が誰かを好きになるなんて!)


◆◇◆◇++
はい、記念すべき30作目は夢風臨也です\(^O^)/
しかし久しぶりなのにこの感じ…なんだろう、エル柄にもなく泣きそうw←
しかも最初ただ長いだけw見にくいわ畜生ww/(^q^)\
えっと、これを見てくれた方はコメという名の感想をください!
では\(^O^)/

LOVE!Love!love!(遊狩/甘)



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「はいゆまっちーあーんってしてあーんって♪」
「あーん♪」
ぱくっ

「やだもうゆまっちったら口にクリーム付いちゃってるよー!」
「狩沢さんが取ってくださいよーあ、もちろん口で♪」

「ちょっとゆまっち照れるから!さすがに私でも照れるから!」
「照れてる狩沢さんも可愛いっすよ萌えっすよー♪」


「……悪夢かこれは。」
「いやいや言い過ぎっすから門田さん。つか何時から二人はこんな関係になったんすか?」

「知らん、今朝からずっとこんな調子だ。」
「うわぁ、そりゃキツいっすね」

「ねぇねぇ狩沢さん!『おはようゆまっち!早く起きないとお仕置きだぞ☆』って言ってくれないっすか?」
「良いけど、なんで?」

「だって大好きな狩沢さんの声で目覚めたいじゃないっすか♪」
「ゆまっち…!私もゆまっちの事大好きだよ!ゆまっちラブ!だよ!」

「おー!自分達のアニメのネタをぶっこんでくる辺りも素敵っすよー♪」
「えへー♪」

「…なぁ、紀田。」
「なんすか、門田さん。」

「良い医者紹介してくれねぇか」
「いやたぶん医者に診せても手遅れだと思います。」

「ねぇね、ゆまっち!」
「なんすか狩り沢さん?」

「この際だから、ちゅーしちゃおっか!」

「「!!?」」

「あっ良いっすね!いちゃいちゃアピールしちゃいましょう!」

「なっお前らちょっと待て…!」

「んー♪」
「んちゅー♪」

「ストォォォォォップゥゥゥゥ!!!!」



「…なーんちゃって♪大成功っすね狩沢さん♪」
「ほんとだねゆまっちー♪もードタチンってほんと騙されやすいねおばかさぁん♪」

「あ、今のもしかして水銀燈っすかぁ?」
「そうそう!やっぱゆまっちなら分かってくれると思ったぁ!」

「……てめぇら…」



LOVE!Love!love!
(いい加減にしろゴラアァア!)
(きゃーっドタチン怒ったー♪)
(え、ちょっ狩沢さん!なんか門田さんヤバいっすよ!マジでキレてるっすよ!ぎゃー!)
(……阿保か。)


◆◇◆◇++
21作目はどっきり的な遊狩です\(^O^)/
そしてターゲットはドタチンと紀田くん、いや主にドタチンw\(^q^)/←
彼らはたぶんこんな風にドタチンで遊んでるんすよ、んでたまにガチで説教されるんすよドンマイ☆笑
これを読んでくれた方は感想という名のコメをください\(^O^)/
では!

何も知らなくて良い。(正帝/切甘)



苦手な方はブラウザバック!



















きしり、きしり。
俺の心はまた音を立てて軋み始める。

「はぁ…園原さん、今日は用事があるからって先に帰っちゃってさ…」
「まぁまぁ、そう落ち込むなって帝人!このスイートデンジャラスな俺が居るじゃないか。」

「夢は寝ながら見てね、というかデンジャラスの時点でもう傍に居たくないよ」
「あは、何時もながら帝人くん厳しー!」

仮面を被って隠し通す度、俺の心はひび割れて行く。

この気持ちを伝えられたならば、どんなに楽だっただろうか。何時もの俺なら、きっと簡単に伝えられただろう。だけどこれまでの『女』とは違う。こいつは…こいつは昔からの親友で、俺の大切な人で、普通に恋をしていて。それを俺が打ち壊すわけには行かない、俺なんかの気持ちで汚してはいけない。こいつは俺とは違う、俺と違って、俺と、違って…。

「…なぁ、帝人。」
「ん?何、正臣?」

「……お前は、俺の事どう思ってんだ?」
「え?」

それが、精一杯の問い掛けだった

「どうって…正臣は大切な存在に決まってるじゃないか!」
「!」

「たまに寒いギャグ言ったり、ナンパしまくったり、本当に手が焼けるけど……僕はそんな正臣が大切だし好きだよ?」
「!!」
ギュッ

堪らなかった。堪らなく嬉しかった。こいつの言う『好き』が俺の想う『好き』じゃなくても良かった。ただ、言葉にしてくれるだけで、良かった。

「うわっ正臣?なに、なにいきなり!」
「俺は感動した!まったくどうしてお前はそんなに良い奴なんだ!俺も好きだぞ帝人、いや愛してる!」

「分かった!分かったから正臣!…正臣?」

震える、震える。
喜びとはまた違う、震え。
おかしいな、俺は確かに嬉しいはずなのに、どうしてこの震えは喜びとは違うのだろう。

「っ…」

ああ、そうか。

おれはないているのか。


何も知らなくて良い。
(俺の歪んだ気持ちになんか、)
(お前は気付かなくていい)

(正臣?)
(…ハハッ悪い悪い!風に乗ったゴミが俺にアタックしてきたみたいでさ、痛くて涙が止まんねぇんだ。)


◆◇◆◇++
記念すべき20作目はちょっと切なめの正帝です\(^O^)/
彼はまだ高校生ですから、甘酸っぱくしてみました…紀田くんがなんだか可哀想になっちゃいましたが^^;
取り敢えずさきちゃんよりも帝人くんの事を好きにさせてみた…が、やはり不完全燃焼w誰かエルに文才をくれ/(^q^)\
これを見てくれた方は感想という名のコメをください^^
では!
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