話題:好きすぎて苦しい



一年程前の話…



ほたると付き合い出した頃… 

ほたるには他に好きな人がいた

その男には彼女がいたけれど、

ほたるとの仲は良い感じだった


趣味のある打ち上げの時の事…

俺は打ち上げ会場へと足を運び

ほたるは体調崩し、迎えを待つ

男は迎えを待つほたるに近づき

2人きりで一緒に迎えを待った

遅れて男は打ち上げ会場に到着

運悪く俺の隣の席が空いていた

しばらく他愛もない話をした後

男が切り出した話は、恋愛の話

俺とほたるの関係を知っててか

俺に話を振って来たんだ…  


◎彼女とは喧嘩が多いんですよ

◎もう一人の彼女は今のところ
連絡が来なくなってはいますが

彼女は必ず、俺に連絡してくる
確実に彼女には俺が必要だから


俺は平静を装いながら一言だけ

●そうなんだ…       


怒り?悔しさ?悲しさ?辛さ?

なんとも言えない感情が襲う…

正体不明の感情が鼓動となって
激しく俺の胸に打ちつけて来る


俺はこの感情を怒りとして  
ほたるに向けざるを得なかった

●未だに関係が続いてたのか?

●2人になる為の嘘だったのか


俺自身、感じた事の無い感情に
戸惑い、もがき苦しんだ…  



      そして一年後……