スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

卒業ライブと禁断の果実(前編)



卒業ライブについて、瑞希からメールが来た。


3月20日にバックビートで開催されるライブに誘われたそうだ。


バックビートは私が最初にライブをした、トラウマと淡い青春の混じった場所である。


あんま気乗りしないな〜と思いながら、ベースサポートの西本にメールした。





ブルーシーツには未だにちゃんとしたベーシストがいない。


だから1回目と2回目のライブは瑞希と水戸くんの中学の同級生であり、私と瑞希の高校の同級生でもある 山下という男にサポートを頼んでいたんだが、


ソイツは影でブルーシーツの悪口を言ったりMCで悪口を言ったりするような、嫌な奴であった。


それに私以外のメンバーとは昔からの付き合いだし、広島県軽音連盟の総括をするくらいのテクニックと統率力があるので、私はバンド内で居場所がなくなり


半ば個人的な理由から、こんな輩に二度とサポートをやらせてたまるか!と思い、


前々回のライブの1週間前にベース歴3日という超初心者の西本を


着ぐるみショーの現場へと向かうバスの中で強引にサポートメンバーとして加入させたのである。





あらすじはさて置き、西本からメールが返ってきた。


「ゴメン、もうやりたくない」


…そうか


…そうだよね


…ライブのとき全然ベース弾いてなかったしね


…本業はギターだしね





しかし、これは困った。


このままじゃ最後のライブだというのに、また山下のヤロウにブルーシーツを乗っ取られてしまうぞ。


なんとかしなければ。





ふと、頭をよぎった。


たしか、国王がベース弾けたはず。


ダメ元で頼んでみた。


「かくかくしかじかでベース弾いてくれませんかねぇ〜」


「全然いいよ☆下手でよければ(笑)」


マジで!!!!!


やったー!!!!!


ベース問題一件落着。


だが、彼はもともとはビジュアル系バンドのボーカリストで、ステージに立つときは必ずメイクをし薔薇をくわえる人である。


そんな国王と、甲本ヒロトに扮した瑞希が、共演。


駄目だ…


絵的におもしろすぎる。


絶対にジモでやったら盛り上がる。


翌日、そのことをジモのマスターのリクさんと 国王のバンドメンバーのエンジェルさんに言ってみたら、案の定爆笑。


エンジェルさんが「俺もベース弾きたい」と言ってくれたので、国王と分担してやってもらうことにした。


あー、メンバーになんて紹介しよう。


2人のいいトシした男を前にして


「えー、こちらが今回ベースを弾いて下さる、国王とエンジェルさんです」


絶対みんなキョトンとするよ!


少なくとも私だったらキョトンとするよ!


「卒業ライブ」という趣旨にそぐわないよ!


私、留年だし!

どうでもよい毎日



最近更新してないから、久々に近況報告するよ。





・この間、国王(ヴィジアル系バンドのボーカルをやっている、38歳、ロン毛)のDJイベントがあったので、参加した。


国王から薔薇の花を借りて口にくわえながらヘドバンしたら、薔薇が唾でべとべとになったよ☆





・高校時代はクラスメートから「細原さん」もしくは「なんか不登校の人」と呼ばれていた私だが、


最近ジモで「千夏クレイジー」というあだ名が定着しつつあるよ☆





・ジモのマスターが「千夏クレイジーのギターを俺に弾かせてくれ!」と言ったのでギターを持って行ったら、酔っ払った客から「一曲歌え!」と言われて弾き語りをした。


グダグダだったから軽く2日くらい凹んだよ☆


私のメンタルの弱さなめんな!





・ロッキンジャムというカフェの新年会に呼ばれたので参加した。


でも、ぶっちゃけそこ2、3回しか行ったことないから誰も知った人がおらんくて、ずっと誰にも見えんくらい小さな動きでドラムの練習をしていたよ☆


私の人見知りなめんな!





・人見知りが功を奏して、アサラトが上達した。





・アサラトって何かって?
自分で考えろ!





・暇すぎて、ギャグマンガ日和ばかり読んでいるよ☆





・恋人ができました。


(ラブプラスで)





・劣等感という魔物に心を蝕まれているよ☆





・人と比べることで得たり失ったりする自信って、本当の自信と言えるのだろうか…





・玄関からもうすでに変なにおいがするよ☆





・もっといえば玄関入る前から変なにおいがするよ☆




以上!





深夜だというのにお腹黒ペコ。

スーパー衝動買い



今日、バイト先の先輩に食事に誘われた。


すき家だけに男も肉食系なのか!?と思ったが、


俺はうまい店を知ってるぞオーラが全身から漂っていたので、先輩オススメのカフェに連れていってもらった。


そこで、先輩も楽器をやっているというのがわかって意気投合。


さっそく本通りの楽器屋へ行くことになった。


「BIG BOSS」で楽器を見ていると、あるギターに目が止まった。


それは私が以前から欲しかったが、あまりの高さに諦めたギターだった。


それがなんと40%OFFで売られているではないか!


定価9万が約6万!


店員さんに聞いてみると、これは今セール品で最後の一つ(売れてしまった場合取り寄せもできるけど、そのときはもとの値段)なんだそうだ。


試しに弾いてみると、やっぱ最高!


欲しい。


どうしても欲しい。


だが、貯金はわずか2000円しかなかった。


給料日まで待っていたら売れてしまう可能性もあるし、そうしたらもう2度と手に入れることはできないのだから、借金する価値は十分にあるだろう。


というわけで、先輩6万貸してください。


先輩「いや…さすがにまだ出会って2週間だし…」


…ですよね〜。


流石の私も他人に万単位の借金をしてちゃんと返せる自信がなかったし、●●さんみたいにそれをダシに迫られたら最悪なので、


ま、親に借りるか、っていういつものパターンだよね。


私は「…もしもし?母さん?わたしわたし。あのさぁ、急で悪いんだけどさぁ、私の口座に6万振り込んでくれない?」


と、振り込め詐欺の要領で電話をした。


母「え!なんで?」


いや、ちょっと事故って…


…じゃなくてギターが欲しくて…。


母ブチキレ。


それもそのはず、以前母に借りたギター代7万をまだ一銭も返していなかったのだ。


ちなみに以前父に借りたアンプ代3万もまだ返していない。


母「アンタまたギターかよ!」


スミマセン…。


6万プリーズミー。


結局、仕送りから毎月2万づつ引く、ということで話はまとまとまった。


母が私の口座に振り込むまでの間、先輩に6万払ってもらって、ギターを購入。


口座に振り込まれたらソッコーで返した。


やっぱに他人に大金を借りてると不安でしょうがない。


これからはちゃんと貯金しよう。





そして、そこまでして欲しかったギターがコレだ!





オールナイト近所迷惑



怖い夢を見るのが怖いから、夜寝たくない。


睡眠欲がなくなったかわりかどうかはしらんが食欲が異常にあるから、夜中にの2時に1人でマックに行った。


寂しすぎる!


だか、決死の夜マックのかいもなく、腹が膨れても眠たくならない。


ここはいっそ酒の力でもかりるか、とも思ったが


部屋で1人で缶ビールを飲む姿を想像しただけで泣きたくなったのでやめた。


よし、もうここは潔く寝るのを諦めギターでも弾いてやれ。


ついでにレコード(爆音)もかけて、私はギター(騒音)を掻き鳴らした。


今夜このマンションの中で、一番ファンキーな部屋だっただろう。




いまおもえば



中間試験や期末試験って、案外楽しかったよな。





朝、バスの中から見える自転車の大群。





その中から黄緑のカバンと白いマフラーを見つけるのがひそかな楽しみだったよな。





もう一度、時間がとまるくらい目があってみたい。





もう一度、彼がクラスの女子と話しているのを見てもやもやしてみたいよ。





教室で弁当を食べたくないから、あえて1人で学食に行ってよく親子丼を食べていた。





今、1人でファミレスに行って食べるより、ずっと切なくて寂しかったのに、また学食の匂いを嗅ぎたいのはなんでだろう。





休み時間にフライドポテトをひとり占めしてたべるとあんなにおいしかったのはなんでだろう。





体育の時間、どうしても二人組をつくるときあぶれてしまうことがコンプレックスだったよ。





だから隣のクラスの友達が、「次の授業コール室だから一緒に座ろう」と言ったとき、ものすごくうれしかったんだ。





だけど、そしたら私より地味な奴があぶれてしまうんだ。





私はその子のことを心のなかでいつも見下してて、「私とお前は違うんだよバカ」と思っていたけど、その時はふたりがけの席しかないコール室をいつかぶっこわしてやろうと思った。





その子は私を慕っていた。





私は見下していたのに。





だから、その子が嫌いだった。





だけど、私よりも良い奴だったから、嫌いだけど嫌えんかった。












悲しい気持ちだから、虚しくなるんじゃない。





喜びも悲しみもないから、虚しくなるんだと思う。





西高はそういう場所だ。





私はたまに、観音が恋しい。



前の記事へ 次の記事へ