話題:将棋
米長邦雄永世棋聖が亡くなりました。ご冥福をお祈り致します。
いきなりの死亡記事になってしまいましたが、今日私が紹介したい方も故人であり、そして棋士だったからです。
タイトルを見て将棋に詳しい方はもう誰の事かは承知していることでしょう。
故村山聖(むらやまさとし)。享年29歳。
怪童丸と言われ、「東の羽生、西の村山」と言われた天才棋士です。
例によって詳しく知りたい方は、簡単に調べられます。
先ず、彼がどれだけ凄かったのか!あの羽生善治との対戦成績はなんと6勝7敗。一時は7冠を保持した当代きっての天才を相手にです。
次に現役A級棋士のまま他界しています。これは故人を含めても3人しかいません。
そして、幼少期はネフローゼと言う難病と闘い、棋士としてタイトルがもう少しの地位まで登り詰めます。そこで膀胱癌の発病。癌と闘い、盤上では相手と将棋。そして、自分と闘うのです。
私はそれ程、将棋に詳しいわけではないのです。子供の頃から知っていた訳ではなく、駒の動かし方を知ったのも30を過ぎてからです。
ですから私は彼の将棋より、その生き様に惹かれているのです。それに彼とは生まれた年も同じ。誕生日も数日しか違いません。(プロフィールの誕生日は特定されない為にずらしてあります)
わずか81マスの世界に一体何を見ていたのでしょう。我々には決して解らない世界がそこにあったはずです。
最期の言葉は「2七銀」。完全に意識のない中、彼が描いた棋譜は一体どんなものだったのだろう。
何時もコメントありがとうございます。
「聖の青春」!読まれてたんですね。さすが読書家でいらっしゃいます。
軽々に言ってはならないセリフではありますが、彼の生涯を知ると、人生は長さではなく中身であると言うことを実感します。
余り非科学的な事は信じない私ですが、もし村山聖に次の人生があるのなら、健康体で存分に将棋を指す人生であって欲しいですね。
こんにちは。
私も、彼の生き様に心から尊敬しいる一人です。
正直『聖の青春』を読むまではあまり深く存じ上げなかったのですが、この本から言い尽くせないくらいの大切な事を教わりました。
こうして思い出すだけでも、心がじんじんと熱くなります…。
こちらの記事を見て、久しぶりに読み返してみたくなりました。